艦これ~提督は魔導師~   作:ピーナ

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週が明けたら夏イベですね。提督業をされている読者の皆さんはいかがお過ごしでしょうか? 僕の近況は番外編風に後書きで紹介します。


第六話 運び込まれた物資と面倒事

俺がこの鎮守府に着任して大体一カ月が経ち、日々の仕事に慣れてきて鎮守府の皆と親しくなって来たある日の事、俺は普段通り執務室で書類と向き合っていた。ちなみに今ここには秘書艦の金剛は居ない。というのも、今日は本土から物資が送られて来る日で金剛は羽黒、神通、天龍と共にその物資の受け取りをしに行っているからだ。(駆逐の皆は連日の訓練の疲れを抜くために今日は休日になっている)

物資搬入は週に一回、火曜日に行われる。こっち側には本土からの食料や戦略物資が輸送され、こっち側からは報告書が提出される。

 

「テートク、物資搬入が終わったヨー」

「報告ご苦労さん、金剛。皆は?」

「先に休んでもらったヨ。明日からもお仕事だからネ。それで、提督への電文が来てるヨ」

「俺へ?」

 

この世界に俺の知り合いがいる訳はない。(俺の戸籍などは適当にでっち上げられているらしい。経緯も深海棲艦に襲われて運よく流れ着いたものの記憶喪失になっているという事にした)という事は必然的にこの鎮守府の直接の上役に当たる所からの物と想像が付く。そしてそんなものは十中八九面倒事に決まっている。

とりあえず、中身を確認……

 

「うわっ、やっぱ面倒事だよ」

 

予想はしていたけど、ホントに来ると口の一つや二つは出るもんだ。

 

「一体、何が書いてあるんデスカ?」

「ここの近くの鎮守府と演習だってよ。それで、より練度の高い方がこの前壊滅した鎮守府の後釜になるんだとさ」

 

今、この辺一帯は点在するウチと同規模の鎮守府が各自の判断で行動している。上の方としては早い内に指揮系統を立て直したい所なんだろう。

 

「しかし、なんでウチなのかねえ?」

 

確かに金剛達の練度はかなりの物だと思う。水雷戦隊編成での一糸乱れぬ艦隊機動、砲撃戦、雷撃戦の訓練成績など、駆逐艦の皆は全員優秀だし、それの指揮をとる軽巡の二人も指揮能力、判断力共に一級品だ。

火力担当の金剛、羽黒も普通命中率が下がる射程ギリギリからの攻撃すら高い命中力を誇り、どんな距離でも自分の能力をしっかり発揮できる。

しかし、いくら艦娘達の性能が高くとも、その指揮をしている俺が着任して日が浅く、経験も少ない。そんな人間に大役を任せる意味が分からない。

 

「単純に報告書を見てじゃないデスカ?」

「どういう事だ?」

「一応、ずっと秘書官で居ますカラ、この辺の鎮守府事情には詳しいと自負していマス。この辺を纏めていた鎮守府のテートクが比較的火力重視な方ダッタカラ、それに追従するようにこの辺の鎮守府は火力に偏った部隊が多いんデス」

「いや、纏めていた鎮守府は分かるぜ。海域攻略も仕事だし、規模も大きいから活かせるだろうよ。他の鎮守府は違うだろ」

 

しかし、これで一つ解決した。この規模に不相応な火力を持つ金剛が居る理由はそんな裏があったんだな。

この鎮守府の任務から言うと求められるのは燃料消費の少ない駆逐艦や軽巡たちのはず。どれだけ大きくても重巡クラスあれば任務は遂行できると考えていた。

 

「テートクの言う通りデース。だから、しっかり仕事をこなしているこの鎮守府が選ばれるのは必然デスヨ。前のテートクを含め、この辺の提督の報告書は半ば物資を要請する物になってましたカラ」

 

なんだそりゃ、ちゃんと仕事しろよ。

 

「なるほどねえ。そこで勝てれば、そのやられた鎮守府の艦娘が来るらしいんだよ」

 

実はその鎮守府、遠征や出撃で大半の艦娘が出払っているところを急襲されて残っていたメンバーで撃退したものの提督が戦死、鎮守府の機能が破壊されただけで、鎮守府の艦娘に戦死者は居なかった。

 

「ホントデスカ!」

 

何故か金剛がやたら食いついた。つーか、顔が近い!

 

「お、おう。仲間は増えて楽にはなるけど、そこまでか?」

「あそこには私の妹達が居るんデス! 羽黒、神通、天龍の姉妹も!」

「そりゃ是が非でも勝ちに行かねえとな」

「それはいつやるんデスカ?」

「2週間後だな」

 

それまでに俺が出来る事をしっかりやっとかないとな。

 

「よし、金剛。俺は明日から2、3日出かけてくる」

「どこにデスカ?」

「対戦相手の鎮守府。魔導師としての俺ならバレずに偵察できるからな」

 

ある程度近くに居ればそこからセンサーを飛ばして偵察できる。普通ならともかく、俺は単独行動が多いのでそれで情報を集める事が重要だから、慣れている事だ。普通の演習ならここまでする必要ないけど、皆の姉妹が来るチャンスがあるんだ、俺も全力を出さないと。演習に出てきそうなメンバーと練度が把握できれば対応策も練れるってもんだ。

 

「なるほどネ。ならその間は私がメインで運営しておきマスヨ」

「頼むわ。さて、今日の分はおしまい! 俺は明日の為に早いが休むわ」

「了解デース」

 

その日は食糧やら野宿の為の装備を用意して休んだ。明日からの仕事上手く進めねえとな。




「夏イベがいよいよ後二日になったけど、最近の進み具合はどうだ?」

資材はたっぷり用意したよ。燃料22万、弾薬23万、鋼材25万、ボーキ15万、バケツ2370個。
イベまでに燃料、弾薬は+1万位とバケツ2400越えは行くかな。

「春よりも万全ネー。今月のEOはどうしたノ?」

1日と2日で2-5、3-5、4-5はクリアした。1-5はのんびりやって、5-5はそもそもいけない。1-6は手つかずだから週末にやろうかなって思ってる。

「EOやっても、そんなに減らないんだな」

初挑戦の先月は4-5だけでボーキ以外2万は消費したけどね。今月は6回で抜けれたから1万掛からずだし。3-5は今まで上ルートだったけど、今月は節約の為に阿武隈と駆逐5で行ったよ。2-5は基本上ルートでの攻略だけど今月は夜戦運が良かった。
だから、このノリで5-3にも行ってきたよ。

「event前なのにデスカ⁉」

潜水艦6隻でだけどね。攻略できなかったら。90以上の水上部隊で抜けたる! って思ってたけど、ろーちゃんが倒してくれました。なので5-4に行ってきます。5-3に比べると楽らしいので。

「まあ、少々資材を使っても問題は無い……のか?」

まあ、最低限のデイリーだけに留める予定だから、そこまで資材は減らんでしょ。

「気を付けてクダサイネー。それで、今回はどこまで行きますカ?」

もちろん、オール甲クリアです! やあってやるぜ!
という訳で資材を貯めてくるから後はよろしく! 後、これも読んでおいて。

「行っちゃいましたネ」
「だな。で何が書かれているんだ? えーっと、『今後の意見を聞くために活動報告にアンケートを用意します。答えてくれる優しい方は寄っていってください』らしいぜ」
「なんでしょうネ?」
「ま、それは各自で確認してくれ。それじゃ、また次回で会おうぜ」
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