艦これ~提督は魔導師~   作:ピーナ

7 / 16
お久しぶりです。演習そのものを書くつもりが、会話回になりました。


あとがきにてイベントの報告をしようと思うので良ければそこまでお付き合いください。


第七話 演習当日の朝

「ンー、今日も良い天気ネー」

 

朝起きて執務室に向かう廊下でふと海の方を見ると朝焼けが綺麗だった。……本当なら今日は私や羽黒、神通、天龍の姉妹たちが来るかどうかのかかった演習なんだけど、不思議と緊張は無い。

ちなみにメンバーは旗艦の私を始め、以下羽黒、神通、天龍、時雨、響。昨日の夜テートクが決めて発表した。

 

「あっ、おはようございます金剛さん」

 

私が綺麗な海に見惚れていたら、後ろから羽黒がやって来た。

 

「good morning羽黒。いよいよ今日ダネ」

「はい。……緊張していますけど頑張ります!」

 

胸の前で握り拳を作ってそう言う羽黒。……こういう小さな行動一つ一つがcuteネ。見た雰囲気も軽巡の二人とあんまり変わらないし。

だけど、戦いの時は指揮にも意識を割かないといけない私の代わりに艦隊の主戦力として大活躍してくれるとっても頼りになる仲間。

 

「今日も羽黒の活躍期待してるネー!」

「あ、あんまりプレッシャーかけないでください……」

「はは、相変わらずだな羽黒は」

 

そう言いながら天龍が羽黒の後ろからやって来た。一緒に神通もいる。

 

「二人ともgood morning。それにしても、天龍は珍しく早いネ」

「たまには、そういう日もあるぜ?」

「ふふ、緊張で眠りが浅かったのでしょう? それで、私が起きた物音で目が覚めたのでしょう?」

「ぐっ……」

 

隣の部屋に居る神通にそう言われて天龍は少し頬を赤くする。強気な感じも良いと思うケド、裏表のない感じも良いと思うネ。

 

「なるほど。天龍が早起きなのも、神通が既にやる気なのも全て緊張ナンダネ~」

「そんなに私やる気ですか?」

「普段はもう少し羽黒っぽいネ」

 

二人ともしっかり者なんだけど、少し気弱って感じ。ただ、神通は戦いになるとそれが180度変わる。強気かつ大胆不敵。私達の切り込み役として大活躍する芯の強さを持っている。

 

「そういう金剛さんは変わりませんね」

「確かに。普段通りって感じがするな」

「そうでもないネ。私だって皆と同じ変わらないカラ緊張だってスルヨ。だけど、それを見せちゃ皆を不安にさせちゃうカラネ。必要以上に見せないダケダヨ」

 

私が出撃するイコール私が旗艦を務めるという事。それは、私の状態が艦隊の皆に影響を及ぼすという事。だから、私は普段通りに振る舞う。私の仲間達は普段の訓練の力を発揮できればどんな状況も打破できると信じているから。

 

「金剛さんが頼りになるのは分かってますけど、無理しないでくださいね」

「No problem! 昔ならともかく、今のテートクは頼りになるカラネ。余計な心配しなくてもイイヨ」

 

艦隊運営から皆の普段の生活まで気を配らないといけなかったあの時とは違う。皆にも余裕が出て来たし、テートクの能力も信頼できる。負担が減っているからこそ、今日の私は旗艦としての事だけを考えられている。

 

「まあ、昨日の夜ちゃんと事前の作戦会議があったしな」

「会議室を使ったのって初めてでしたね」

 

この建物の中には一応会議室がある。と言っても昨日まではただの広い空き部屋だった。だけど、今回の演習のためにその部屋は初めて使われた。……今更なんだけど、ようやく艦隊っぽくなってきたと思う。

 

「私とシテハ、頭脳労働よりも肉体労働が得意そうなテートクが普通に作戦を立てれた事に驚きダッタヨ」

「確かに体を動かしているのは結構見ますけど……」

「こう言っちゃなんだけどさ、脳筋なのか?」

「そこまで極端じゃないケド、考えるより動くタイプではあると思うネ」

「なるほど、どちらかというと、戦闘職向けな感じですね。しかし、作戦はしっかり作られてたと思いますよ」

 

テートクの前職(本職?)の管理局という所の武装隊員というのは話を聞く限り軍人と警察官を足した存在だと感じた。現場上がりのテートクらしさが表れていた言葉が昨日の会議の最後に付け加えられていた。

 

「最後に『立てた作戦をその場の指揮を執る金剛の判断で自由に変更しても構わない』って言ってましたからね。戦いの場を理解されていますよ、司令官は」

 

戦場でその前に建てた机上の作戦通りにいくなんて滅多にない。その時に分かる事なんてたかが知れているから。相手の状態、調子、戦場の天候など不確定要素は沢山ある。それを乗り越えるのは現場指揮官の対応力だと私は考える。

だけど、現場を分かっていない司令官というのは自分の立てた作戦に固執し、戦いの最中でも細かく指示したがるし、現場の判断を軽視、時には無視をする。

有能な怠け者は指揮官に向いているというけれど、それは指揮官の職分が分かっているからこそ、任せるところは任せる物だと理解していると思う。

まあ、テートクの場合、前線上がりだから何が必要か理解しているのが大きいのだと思うけど。

 

「提督の場合、自分が海戦の指揮に不慣れだから金剛に任せたのかもな」

「天龍、それは少し違うヨ」

「何がだ?」

「天龍、提督は自身の説明をしていた時、二等空尉、つまりは中尉と言ってたんです」

「なるほど、小隊規模の前線指揮しか経験が無いんだな」

「Yes.だから、私に任せるって言ったんだと思うヨ」

 

それ以外に今回の演習に参加するメンバーの中で一番みんなに信頼されているからというのもあると思う。

皆それなりにテートクの事を信頼してきているとは思うけど、やっぱり時間が足りなかった。だから、私の判断に任せると言ったと思う。

 

「そろそろ、朝ご飯の時間ですね。行きましょう、皆さん」

 

ちらっと時計を見て時間を確認した羽黒が私達にそう言った。どうやら、結構な時間話していたらしい。……これは、かなり心に余裕があるわねえ。

 

「breakfastを食べて英気を養うヨ」

「だな、腹が減ってたら戦はできねえ」

 

四人で行くと他の皆はもう席に着いていた。テートクのいただきますの挨拶で始まる朝食。

運命の演習まであと8時間。




年長組による会話回になりました。書いてて、羽黒と神通の書き分けに苦戦。大和の呼び方「司令官(羽黒)」と「提督(神通)」が書き分けのポイントになりそう。……呼び方、あってますよね?



「さて、2016年冬イベント『出撃! 礼号作戦』が始まって二週間が経とうとしているんだけど」
「作者さんはどうなんデスカ?」

今回がそれを紹介しようと思うよ。まず、イベント前後でパソコンの調子が悪くなったのでイベントを始めたのは12日の金曜日からだったんだ。その時はパソコンを借りてのプレイだったよ。ちなみに資材は燃料25万、弾薬24万、鋼材26万、ボーキ17万、バケツ2200から。

「秋イベから結構回復したな」

まあ、回復に努めればね。

「デハ、早速行ってみまショー! まずはE-1。対潜mapデスネ」

ここは霞、伊勢、飛鷹、大淀、五十鈴、ベールヌイで行ったよ。

「選出の理由は?」

まあ、特にないよ。対潜できるメンバーから適当にって感じだし。強いて言うなら改二が来た霞を旗艦にした事くらいだね。かなりスムーズにクリアできて印象に残ってないし。

「まあ、E-1ですしネ」
「ちなみにレアドロップとして結構いい艦が出るらしいから堀するのもありだな」

僕は全員持ってますけどね。

「二人目もアリデスヨ」
「次行くか。E-2はスタート地点が二つある初めてのマップだ」

上はこのイベント名にもなっている礼号作戦参加艦の霞、清霜、朝霜、大淀、足柄を推奨されてて、下は比較的自由な感じだよ。

「で、どっちで行ったんデスカ?」

下ルートで 霞、秋月、加賀、扶桑、妙高、羽黒だよ。上ルートは朝霜が育ってなかったからねえ。

「ちなみにいくつだ?」

たしか18だったかな。時間が無かったんだよね。
で、このマップなんだけど、大破撤退はあんまりなかった。だけど、ボス戦で思ったより苦戦したね。だけどスムーズにいったんじゃないかな。

「このマップもドロップでの子はレアな子が多いデスネ」

去年の冬から一年越しの実装の天城と新しい艦娘の沖波だね。もちろんドロップはしてません。

「まあ、まだラストステージがあるからな」

E-3はスタート地点が三つに分かれてて、最初は輸送ゲージを削って、そのあと戦力ゲージを削るって形だよ。ステージを二つに分ければ良いじゃんって思っちゃだめだよ。

「でも、そう思うテートクは何人もいたと思いマース」

僕もそうだからねえ。
話を進めるよ。編成は輸送護衛部隊の第一艦隊が霞、浦風、満潮、陽炎、鈴谷、熊野。第二艦隊が阿武隈、羽黒、妙高、雪風、秋月、綾波。
戦力ゲージの時は水上打撃部隊で、第一艦隊が大和、武蔵、長門、陸奥、飛鷹、隼鷹。第二艦隊が阿武隈、雪風、時雨、大井、北上、ビスマルクだよ。

「最初は前回からの輸送護衛部隊での出撃だったけど、どうだった?」

前よりは被害は少なかったかな。マップの難易度の差もあるだろうけどさ。

「次は水上打撃部隊。こっちはどうデシタカ?」

初戦大破怖い。そこさえ抜ければって感じだったね。ただ一度だけボス前の駆逐艦の攻撃で無傷の隼鷹が大破したのは泣きたくなったね。

「そんな事、あるんだな」

まあ、事故と割り切った。
後はやっぱりボスだね。なんなの、姫4隻とか。

「確かにそうデスネ」

S勝利は三回くらいだし、ラストダンスも二人残りだったし。

「でも、それを言ったって事は……」

はい、攻略しました! ちなみに、攻略中に沖波も来たのでイベント完全勝利です!

「オメデトウゴザイマース!」

いやー今回のイベントは駆け足だったよ。実質プレイしたのって12、13、20の3日だけだったし。
資材消費もスタートとほとんど変わってないし

「なるほど、それじゃ総括を頼むぜ」

比較的攻略しやすい本作戦と去年のトリプルダイソンを彷彿とさせるラストエリアですが、規模が小規模と銘打たれているので攻略し終えた方も多くいるでしょう。
色々調べているとかなり濃いドロップなので次のイベントは大きいのかなと勘ぐってしまいますね。
戦いも様々あって色々な艦種を使った楽しいイベントになりました。

「以上、2016年冬イベント『出撃! 礼号作戦』のレポートだ。最後まで付き合ってくれてありがとな」
「イベントはあと1週間残ってマース。攻略も堀もあきらめるにはまだ早いネ! テートクの頑張りを遠くの鎮守府から祈っているヨ!」
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。