「デリオラを倒す? それがそのリオンって奴の目的なのか!?」
ツバサ達はデリオラの復活を止める為遺跡に向かって走っていた
「リオンは昔からウルを越える事だけを目標にしてきた、だからそのウルがいなくなった今、ウルが倒せなかったデリオラを倒す事でウルを越えようとしている。」
「そっか…… 死んだ人を追い越すにはその方法しかないもんね……」
「いや… あいつは知らないんだ。」
「え?」
「ウルはまだ生きている。」
「どういう事だ? 一体過去に何があった。」
「10年前だ、俺が住んでいた街がデリオラに襲われた、壊滅するの一日とかからなかったよ……」
「俺は偶然通りかかったウル達に助けられた、それが全ての始まりだった…」
そしてグレイは自身の過去について語りだした……
しばらく走っていると遺跡が見えてきたが遺跡は何故か傾いていた
「遺跡が… 傾いてる?」
「どうなってんだー!!!?」
「ナツだな。」
「あぁ、こんな芸当ナツにしかできない。」
「だがこれで月の光はデリオラにあたらねぇ。」
そのとき突如回りに複数の気配が現れた
「待て!! 誰かいる。」
「見つけたぞ
「零帝の手下って所か… グレイ!! 先に行け!!」
「ここは私達にまかせろ。」
「エルザ… ツバサ…」
エルザは呆然としているグレイに激を飛ばした
「リオンとの決着をつけてこい。」
グレイは黙って頷き遺跡に向かって走り去った
「さて… お前といっしょに戦うのは初めてだなツバサ。」
「それもそうだな。」
そう言うとエルザは天輪の鎧に換装し剣を回りに出現させる
「
「俺は無視か!?」
そしてツバサは窪みが三つあるバックルを腰につけ伸びたベルト、オーズドライバーの横にあるメダルホルダーから赤、黄色、緑のメダルを取りだし左から順番に装填し、ベルトの左側にあるスキャナーでスキャンする
「変身!!」
《タカ!! トラ!!バッタ!!》
《タ・ト・バ!! タトバ!! タ・ト・バ!!》
そしてツバサは嘗て欲望の王と言われた『仮面ライダーオーズ タトバコンボ』に変身した
「なに!? その歌!?」
『歌は気にしないで。』
そう言うとツバサは敵に向かって突進した
『はぁあぁあぁあぁあぁ!!』
トラクローを展開しすれ違いざまに切り裂いていく
「あぁ!! 俺の服がぁ!」
「これじゃお婿にいけなーい!!」
「きゃー!! ツバサ!! なんでわざわざ全裸にするのよ!!」
『いや、俺のはまだやさしい方だって、エルザの方見てみな。』
そう言われルーシィはエルザの方をみると…
「終わったぞツバサ。」
ツバサと同じく服を破壊され尚且つぼろぼろにされた敵の姿があった…
『なっ?』
「うん… そうね…」
しばらくしてツバサ達も遺跡に向かい中程まで来たとき異変は起こった
オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!
突如、地の底から響くような雄叫びが聞こえた
「何だ!? この音は!?」
『やかましい!!』
「何!? 今の声!? てか本当に声だった!?」
「ルーシィの腹の音かも!!」
「本気で言ってるとは思えないけどムカツク!!」
『二人とも落ち着いて。』
「落ち着けるか!?」
「デリオラとかいう魔物か?」
「そんな… まさか… 復活しちゃったのー!!」
『いや、まだそう言う訳じゃないみたい、ほら見て。』
ツバサが遺跡の穴に指を指す、すると天井から紫色の光が射し込んでいた
「あの光!!
すると再びデリオラの声が響く
オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!
「また……」
「ルーシィ何か食べたら?」
「あんたこそネズミに食べられちゃえば。」
『まだ儀式は続行されている…… エルザ、上に行って儀式を止めてきてくれ。』
「お前はどうするんだ?」
『万が一に備えて下に行く、ナツ達だけじゃさすがにきついだろうから。』
「分かった、頼んだぞツバサ!!」
「頑張ってね!!」
そう言うとエルザ達は上に行き、ツバサは下へ向かった
ツバサが下に降りると既にデリオラは復活していた
『エルザ達は間に合わなかったか!! グレイ!! ナツ!!』
「お前、もしかしてツバサか? なんで居るんだ!?」
「ツバサ!! 無事だったか!!」
『あぁ、こうなったら戦うしかない…「お前…ら…には…無理だ…」!?』
すると瀕死のリオンがデリオラに向けて歩きだした
「ウルを越える為に…… 俺が…」
「リオン!!」
「俺は… アンタを…… 越え…る…」
しかしグレイがリオンを気絶させた
「もういいよリオン。」
「あとは俺にまかせろ。」
グレイは両腕をクロスさせ魔力を解放する
「デリオラは俺が封じる!!!!」
しかしナツとツバサがグレイの前にたちはだかった
「ナツ!! ツバサ!!」
「俺たちはアイツと戦う。」
『うん、グレイはもう十分やったよ。』
「どけっ!! 邪魔だよ!!」
しかしはそれでもナツとツバサは退かない
「死んでほしくねぇからあの時止めたのに俺の声は届かなかたのか。」
『やりたければやりなよ、その魔法。』
「ナツ… ツバサ…」
するとデリオラは腕を振り上げ攻撃の体制に入る
「よけろォォォォー!!」
「俺たちは最後まであきらめねぇぞ!!」
そして腕は降り下ろされた
ドォォォォォォォォォォォォォォォン!!!!
「ナツー!! ツバサー!!」
しかしその時
《サイ!! ゴリラ!! ゾウ!!》
《サゴーゾ サゴーゾ!!》
と重厚な音声が鳴り響き煙が晴れるとそこには
『ぐっ、ぐうぅぅぅぅぅぅぅ!!!!』
デリオラの腕を受けとめている『仮面ライダーオーズ サゴーゾコンボ』がいた
「ツバサ!! 大丈夫か!?」
『だ、大丈夫って言いたい所だけど正直きついかな…(不味い!! 攻撃が重すぎる!! サゴーゾコンボでも受けきれないなんて… ぐっ!! しかたないけど…紫のコンボを使うしかない!!)』
オーズの目が紫色に輝いたその時
ボォコォン!!
いきなりデリオラの腕が崩れ全身にひび割れが走った
『!! 今だ!! ナツ、いっしょにやるぞ!!』
「おう!! “火竜の煌炎”!!」
そしてツバサはスキャナーでもう一度メダルをスキャンした
《スキャニングチャージ!!》
『はぁあぁあぁあぁあぁあぁ、セイヤァァァァァ!!』
デリオラに突進し頭の角と両腕のガントレットで敵を粉砕するサゴーゾインパクトが炸裂しデリオラはくだけ散った
『はぁ… はぁ… あ、危なかった… 。』
「ツバサがデリオラを倒しちまったのか?」
ツバサは変身を解きながら説明する
「いや違う… デリオラは… 既に死んでいた。」
「どういう事だ…」
「お前達のお師匠様のおかげだ。」
「! そう言う事か… 10年間ウルの氷の中で徐々に命を奪われて…」
「かなわん… 俺にはウルを越えられない。」
「す… すげーなお前の師匠!!」
「あぁ、本当に凄い魔導士だったんだな。」
そしてグレイはゆっくり顔をおおい涙を流した
―――――――― お前の闇は私が封じよう
「ありがとうございます… 師匠…」