東方傀儡録   作:マレッド・シエラ

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どうも、
宴会です。酒が入ります。
キャラ崩壊注意です。お気をつけて
それでは、どうぞ!


宴会にて

宴会がはじまると皆が一斉に酒を飲みだす。中には見たこともないような人もいる。だが俺に全く興味はなく酒を呑みあさりに来たようだ。2本の大きな角を生やした小さな少女やパジャマ服みたいなのを着た少女、あと紅魔館に行くときに見た氷の妖精のようなのもいた。まぁ、観察するのに飽きたら話しかけてみようかな。

 

「おぉーい!フミヤも一緒に飲もうぜー!」

 

と神社の社の近くに陣取っている魔理沙が声をかける。そこには霊夢とアリスとレミリアと咲夜と男性が1人いた。

 

「ん、レミリアも来てたのか。」

 

「えぇ、まぁ異変の後の宴会なんて皆そんなもんよ。異変の時は迷惑をかけたようね。」

 

「いやいや、構わないさ。怪我は俺の不注意だから気にしないでくれ。」

 

そんなことを言ってる間にも霊夢や魔理沙はガンガン酒瓶を空にしていく。もう十数本瓶が転がっている。すぐに酔い潰れるんじゃ・・・。あれ、アリスはあんまり飲んでないな。

 

「アリスは飲まないのか?酒に弱いのか?」

 

「え?あ、あぁ、あんまり酒は強くなくてね。飲みすぎるとすぐに酔い潰れちゃぶっ!?」

 

「なぁ〜に言ってんのよアリス〜。わたしの酒が飲めないなんて言わせないわよぉ!」

 

霊夢がアリスの口に一升瓶を突っ込んだ。普通の人間でも完全にぶっつぶれるだろう、なんというか、どんまいだな。そんな光景を見ていた時、男性が話しかけてきた。

 

「君がフミヤ君かい?あぁ、僕は森近霖之助、まぁ彼女らの知人で魔法の森の入り口で店を開いてる。よろしく。」

 

「あの・・・霖之助さんは何で俺の名前を知ってるんですか?」

 

「ん?あぁ、前にアリスが君のことを知らないかって尋ねてきてね。それで宴会の始まりを言った君がそれっぽかったから声をかけてみたんだ。」

 

あぁ、アリスが探してきてくれた時か。本当に聞いてまわってたんだな。いや疑ってたわけじゃないんだが。

 

「どうだい?アリスは別として魔理沙や霊夢は中々は中々な事をするだろう?無茶もするし、振り回されてはないかい?」

 

「あはは、俺も無茶をするからとんとんだよ。でも皆面白いさ、一緒に過ごしてて飽きないよ。それになんだかんだいっても2人とも仲間思いだと思うよ、俺はね。」

 

それを聞くと霖之助さんは笑いながらこう答えた。

 

「ははは、彼女らと事件を解決してそう答える人は初めてかもな。」

 

そうなのか、2人とも結構分かりやすいと思ったけど、たまたま珍しかっただけなのかな。そんな風に思いながら飲んでいると、

 

「フーミヤァ〜・・」

 

急に後ろからアリスがもたれかかるように抱きついてきた。頭を肩に乗せてすりすりと寄ってくる、なんていうかは分からないが良い匂いと酒の匂いが混じった匂いか。

 

「おい、アリス?大丈夫か?」

 

「大丈夫よぉ?フミヤももっと飲もぉよぉ・・・」

 

やばいやばいやばい、完全に酔っ払ってるよアリス、耳元でそんなに甘ったるく囁かないでくれって

 

「い、いや、ほらアリス、俺も飲んでるからな?大丈夫だから、な?」

 

「う〜・・・もっと飲めばいいじゃん・・・飲めないならわたしが口移ししよっかぁ?」

 

そういうと口に酒を含んで俺の正面にまわってきた。目は虚ろでフラフラしながら顔を近づけてくる。待て待て待て!酒が入ってるとはいえまずくないか?じりじりと後ずさりしていると、アリスは酒を飲み込んで

 

「ええへ〜、うそだよぉ♪そんな焦らなくて大丈ー夫。」

 

そういうとアリスはすって近づいて俺の頬に唇をくっ付けた。・・・って言ってる場合じゃないよ!え、これ大丈夫なの?酔いが覚めたら死刑とかないよな?怖いぞ?するだけしたらアリスはぐっすりと眠ってしまった。酔うとあんな感じになるのか・・いつもより可愛らしいな。顔立ちとか綺麗だからあれくらいなら結構モテると思うんだけどなぁ。そう思う俺の鼻にはアリスの甘い香りが離れなかった。

 

皆だいぶ飲んで潰れた人が多くなってきた中、相変わらず俺は人の観察をしている。よく飽きないものだと自分でも驚く。ぼーっと見ていると近くの木の後ろに人の姿を見つけた。離せずともこちらに来る気配は一向にない。緊張しているのかな。近付いて声をかけた、

 

「あんた、飲まないのか?」

 

「ふふ、やっぱりあなたしか私に気付けないのね、フミヤ。」

 

「?誰だあんた。なんで俺を知っている?」

 

「声で気付いてくれると嬉しいのだけれど?」

 

声?この声・・・なんだ、確かに聞き覚えはあるな。どこで聞いたんだ?どこ・・・あ、エルの声じゃねぇか!

俺が木の後ろへ回ろうとしたのをエルは制した。

 

「ダメですよ、わたしはあなたと話をしに来たのであって顔を見せに来たわけではないのです。」

 

「そうかい、じゃぁ俺から1つ、エルは神なんだよな?何で俺に神力を渡したんだ?」

 

「そうですよ、確かにわたしは神です。あなたに神力を使える素質があるから渡したまでですよ、確かな助けにはなりましたか?」

 

「あぁ、お陰さまでこうやって生きているよ。俺からはそんなところだ、エルが話したい事をはなしてくれ。」

 

「はい。レミリアさん、異変の時の記憶を覚えていなかったですよね?つまり操られていた、そしてその操っている人物はかなりの強者かもしれません。これからも異変が起きるようなら裏の者に気を配りなさい。わたしはあなたに生きて欲しいので、忠告です。」

 

「それはどうも。あんたも神だからって寝首を掻かれないようにな。それにしても本当にいろんな事知ってるんだなエルは、どこからわかるんだ?」

 

「わたしはこの幻想郷が大好きです。そういう理由ですよ。」

 

と、微笑みながらエルは語る。そして語り終わったと思ったら姿形はどこにもなかった、本当に不思議なものだ。

 

 

うっすらと朝日が見えてきた。皆すっかり寝てしまっているな、数も減ってるから帰った人もいるのだろう。とりあえず俺は帰るとするか、アリスを背負って家へ向かう。

 

「フミヤァ・・・・ふふっ」

 

と途中寝言に俺の名前が出てきた。なんだか一緒に過ごしてきたんだなと少し嬉しくなった。そうだ、霖之助さんの店でプレゼントでも買おうかな。

眼前に広がる景色はとても眩しく、紛れもなく自らの手で取り戻した太陽が俺らを出迎えてくれた。




どうだったでしょうか。
酔ったアリスは暴走させすぎた感が否めません。
でもいいじゃない、乙女だもの。
それでは。
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