東方傀儡録   作:マレッド・シエラ

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どうも。
再び日常回です。戦いが短かったかもしれませんがきっと演出がヘッタクソな私のせいです。すみません。
ほのぼのとした日常も楽しんでくれると嬉しいです。
それでは、どうぞ!


日頃の感謝を

 

宴会があった次の日、少し仮眠をとり昼頃に目を覚ました。アリスは大丈夫だろうかと覗いてみると上半身起き上がって顔を手で覆っていた。二日酔いだろうか?

 

「なぁアリス?大丈夫か?どうしたんだ?」

 

「う、うん・・・大丈夫なんだけどね?その・・私酒飲んだ後の一部始終を覚えていちゃう人でね?その・・・」

 

・・言わんとしてることが分かった。まぁ確かにノリでやったとはいえいざ考え直してみると、恥ずかしいわな。

 

「気にすんなって、別に俺はいやじゃなかったし。酒のノリなんだからそれくらいあるだろ?」

 

「そうなんだけどぉ・・・うぅ〜。」

 

そう言いながらベッドに横になる。どう考えても二日酔いだろうし、具合は良いはずないな。取りあえず寝かせてあげたほうがいいかな?

 

「ほらアリス、あんだけ飲んだんだから、どうせ本当は結構気持ち悪かったりするんだろ?無理せずに寝ておけよ?

 

「・・・・ありがと。」

 

そう言ってアリスは布団を被った。さて、起きた俺だがやることはもう決まっている。プレゼントを探しに行こうと考えたのだ。いつも迷惑掛けっぱなしのアリスに何かしてあげられないかといったらプレゼントに辿り着いた、さて出向く場所も決まっている。霖之助さんの店だ、魔法の森の入り口でやってるみたいだし行けるだろう。

早速家を飛び出し魔法の森を抜けると、すぐにそれは見つかった。「香霖堂」と書いてあるし、恐らくそうなんだろう。ドアを開けるとカランコロンと音がした。店の中は色々生活雑貨のようなものもあれば見たこともないようなものも置いてある。どこからこんなものを仕入れてくるのか。すると店の奥から、

 

「いらっしゃい・・・おや、フミヤじゃないか。ようこそ香霖堂へ、何かお求めかい?」

 

「霖之助さんは宴会の次の日でも商売はするんだな。」

 

「まぁね、客がいるなら店はいつでも開けるさ。それで?ひょっとしてアリスに何か頼まれたのかな?」

 

「いや、逆だよ。アリスに何か買ってあげたくてな。」

 

「そうかい。君のプレゼントなら彼女もとても喜ぶだろうね。」

 

「?どういうことだ?」

 

まぁ気にしないでくれと言われたので気にしないことにしよう。さて・・・何かいいものはないかな。しばらく店内を探してみる、色々あるから目移りしてしまうな・・・普段身に付けるものがいいかな。そんな風に思っていると一対のネックレスが目に留まった。1つの鉱石のようなものが2つに分かれている。そのひとつひとつが素晴らしい輝きを放っているのだが2つが合わさると、形容しがたい美しい明かりが辺りを包む。綺麗だな・・・まぁもう片方もアリスに渡して渡したい人に渡してもらえばいいからこれでいいかな。

 

「霖之助さん、これはいくらだい?」

 

「え?これペアネックレスだけど・・・これがプレゼントかい?君はアリスと付き合っているのかい?」

 

「いいえ違いますよ?ただのプレゼント。」

 

不思議そうな霖之助さんをみて俺も不思議になった、やがて

 

「・・・そうか。全く、あなたも中々なお人で、良いよ、異変解決してくれたお礼に今回は特別にタダで。」

 

「本当か?ありがとう。感謝するよ。」

 

そう言って香霖堂を出た。あれ、思ったよりここに居たのか、既に日が沈みかけてるな・・・夜になる前に急いで帰ろうっと。

家に着くと、まだアリスは起きてないようだった。そっと部屋に入ってみるとぐっすりと眠っていた。すー、すーと静かな寝息が聞こえる・・・こんな風にアリスの顔をしっかりと見るのはいつぶりだろうな。まつ毛が長く健康的で綺麗な肌、艶やかな髪の毛にすらっとした顎のライン、やっぱり綺麗な顔立ちだな、もてそうなのに、なんでなんだろう。そう思っているとアリスが目を覚ましたようで

 

「ん・・・?あぁ、フミヤ、おはよ。」

 

「おはよ、二日酔いは幾分か良くなったかな?」

 

「おかげさまでね。フミヤは大丈夫だったの?寝不足だったりしてない?」

 

「あぁ、問題ないよ。ところで、アリスにこれ買ってきたんだ。まぁ、日頃の感謝ってことで探してきたんだ。良かったら貰ってくれ。」

 

そういってそのネックレスをアリスに渡した。

 

「えっ!?これ・・・わたしにくれるの?すごい綺麗・・、ありがと・・でもこれペアネックレスよね?」

 

「ん?あぁ、2つともアリスがつけてもいいし片方アリスが渡したい人に渡せばいいさ。」

 

そういうとアリスは少し考え出した。やはり悩んでるのだろう。やがて少し照れたようにして俺に片方を差し出した。

 

「あれ、俺でいいのか?別に魔理沙とか霊夢とかでも良かったんだぞ?」

 

「ううん、フミヤでいいの。わたしだってフミヤには色々感謝してるのよ?あなたが来てから生活は退屈しないし、とても優しいんだもの。」

 

「そうか?なら喜んで大切にするよ、ありがと。」

 

その後アリスが下を向いて何かをボソッと言った気がしたが、直ぐにこちらを向いてニコリと笑った。その笑顔が眩しくて聞くに聞けなかった。なんて言ってたんだろ?

 

その次の日からアリスと俺の首にはそのネックレスがかかっている。




いかがだったでしょうか?
はい、なんでしょうこのラブコメ回。
計画してる時にはここまでやる予定はなかったのですが、・・妄想の産物ですかね。ヒロインタグ付けてあるのでご了承ください。
それでは。
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