今回の話ですが、前話か数日たっています。本文にも書いておきますが
前書きでも伝えさせていただきます。
それでは、どうぞ!
あれから数日が経った。
体も大分ましになり体は起こせるようになった。まだ歩くのはつらいものがある。
あれからアリスが探してくれたがいまだに俺の手がかりはつかめないらしい。
「あらかた人里は回ったのだけれど、あなたを知る人はいなかったわ。それに誰かがいなくなったって報告もないらしいわ。おかしなものね。」
そういってアリスは首を振った。
・・・行動が親切ってレベルじゃないんだけどそれについて聞くのは些か失礼か。
「そうか。悪いな、わざわざそんなに苦労かけて。」
「別にいいわよ、特にすることもないし。」
おう・・・やっぱりストレートな言葉だな。ということは時間なかったら放置されてたのか・・・?
少々不安な気持ちになった俺に対してアリスはこう続けた。
「ところで、あなた名前はフミヤって言っていたけどそれ本当の名前なの?聞かれたときドキッとしてたわよね?」
「う・・・それは・・・・」
―― 少年説明中 ――
「なるほどね・・まあそれなら確かにそう思うのもしかたないわね。じゃあフミヤで呼ぶから、私のことはアリスでいいわ。」
「そうか。じゃあよろしく、アリス。」
「今更改まらなくていいわよ、別に。」
・・アリスは親切なのか冷たいのかわからないな・・・・
そんなやり取りをしていると、1体の人形が空中に浮きながらお盆に紅茶を載せ
ふよふよと部屋へやってきた。
「あら、ご苦労様上海♪。」
それを受け取ったアリスになでられてとてもうれしそうだ。
「・・なぜ人形が動いてるんだ・・?」
困惑している俺にアリスはさも当たり前のように答えた。
「?わたしが操っているのよ。」
疑問が深まり首がフクロウより傾いてしまいそうな俺を見てアリスは付け加えた。
「わたし、魔法使いなのよ。」
マホウツカイ・・そんなものが実在するのか、いや今目の前にいるのだけれど。
「この子は上海っていうの。この子のほかにもいて、皆家事や手伝いをしてくれるの。ここ人がほとんどこないのだけれどこの子がいるからさびしくないわ。なにより、かわいいの。」
そう話すアリスの目はとても優しい、母親が持つ愛情に似た感情なのだろう。上海もアリスになついているのかすりすりと寄り添っている。
その光景を見ている俺に上海が近づいてきた。
困惑しながらもアリスがしていたようにゆっくりと頭をなでてみると、ニコッとこちらに微笑んだ。どうやらお気に召したらしい。そのままなでなでしているとアリスは驚いた様子で、
「上海がわたし以外の人になつくことなんてあるのね・・・。その子警戒心が強くていつもなら客人には近づこうとしないの。フミヤは優しい人だって感じ取ったのかしらね?ふふふ。」
と微笑んだ。アリスはあまり笑ったりしなかったのでその姿は新鮮だった。
「なぁ、アリス・・・・。」
「なに?」
「・・・・・・いや、なんでもない。」
「あらそう。」
アリスは人形と暮らしてて幸せか?なんて聞いたら怒られちまうな。
それに、答えは今目の前に広がっているしな。
あれですね、わくわくする展開がないですかね。
これから少しずつ他のキャラも登場させていく予定なのでもうしばらく
1話はできるだけ長くならないようにしていますので
これからも暇があれば書いていくので、暇なときにちょろっとお読みください。
それでは