東方傀儡録   作:マレッド・シエラ

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どうも、
時間がかつかつだぁ
どうぞ!


2人離れず

 

次の日の朝、アリスが既に起きていて台所で朝食を作っていた。

 

「あ、フミヤ。おはよっ!」

 

「随分早いな。朝食でも作っているのか?」

 

「そうよ?フミヤと一緒に食べたいの♪」

 

凄い上機嫌だなぁ。アリスがニコニコ笑っているのを見ると凄い平和を実感することが出来る。

 

「ねぇフミヤ、今日何か予定ある?」

 

「ん?別に何もないぞ?」

 

「じゃぁ・・・一緒に居て?」

 

「そりゃ一緒にいるさ。」

 

「〜♪」

 

なんか上機嫌過ぎて変じゃないか?なんていうかこう、何でもないことに凄い喜んでる?まぁ何事もないのが一番幸せなんだろうけどな。ご飯を食べ終わると、アリスは俺の隣に座りもたれかかってきた。

 

「・・・このままでもいい?」

 

「あぁ、いいよ。」

 

アリスは目を閉じたまま話し始める。

 

「わたしね、今回のことで思ったの。貴方の隣にいることがとっても嬉しいの、だから時間があるときはこうやって近くにいたいなぁって。」

 

「あぁ、俺もアリスの近くに出来るだけいられるようにするさ。」

 

そういってアリスを撫でてあげるとアリスはとてもうれしそうにする。どうしようかな、このままでもいいんだけどどうせなら一緒に出掛けたいな。

 

「なぁアリス、幻想郷で綺麗な場所ってどこがある?」

 

「うーんそうだなぁ・・・花畑とかもあるのだけれどそこはちょっとね・・」

 

そう口籠った。なにやら行きたくない理由があるらしいしそこはいいや、うーんそうだなぁ。

 

「なぁアリス、じゃぁ夜になったら出掛けないか?行ってみたいところがあるんだ。もちろん2人きりでさ。」

 

2人きりという言葉にアリスは反応した。

 

「うん!行こっ!」

 

アリスは喜びながら今度は膝の上に頭をのせて膝枕になった。頭を撫でていると寝息が聞こえてきた、本当に心を許してくれたような安らかな寝顔をしている。ずっとこのままでもいいんじゃないかって思う。

 

夕方頃になりアリスが目を覚ました。

 

「んう・・・・おはよぉ、もうこんな時間なんだね・・ふぁぁ・・・」

 

ゆっくりと起き上がると髪の毛や服装を整え出した。2人きりといってもやっぱり見栄って大事なんだろうな。夕ご飯もさっさと済ませて俺たちは家を出た。

 

「ところで何処にいくの?」

 

「空さ。」

 

上を指してそう言った。どんどん上に上がり雲を突き抜けた。そこには障害物も何もない特等席のような空間が広がっている。

 

「早めに来たから夕日も見れるな。」

 

「そうね、フミヤが見たいのは夜空なのね?」

 

「あぁ、前に一緒に見た事あったろ?それをまたしたいなぁって思ったんだ。星が綺麗だったしな?」

 

そう言うとアリスは顔を赤らめながら微笑み、俺たちは手を握った。2人だけの空間は何もなくても時間がどんどんと進んでいく、あっという間に月は登り始める。

 

「あ、今日って満月だったのね、とっても明るいわ。フミヤの顔もよく見えるわね。」

 

「あぁ、アリスの顔もな。」

 

こんな近くにいて見えないわけないが、何だかそう言ってみたかった。お互いを確認し合うように。

 

「ほら、星が見えてきたな。」

 

「本当だ・・・綺麗。」

 

空は夜の姿へと変わっていき、太陽に負けじと月や星たちが光で照らしている。強い光と弱い光が瞬きを強調させ、星と星を繋げて出来る形はずっと昔から人々を魅了してきたのだろう。

 

「なぁアリス。」

 

「なぁに?」

 

「いつもありがとうな、俺も無茶したり出来るのはアリスが居てくれるからだって改めて実感したんだ。だから俺はアリスを守れるようにもっと強くなる、どんな相手にも負けることがないように。」

 

そこまでいって俺は魔法陣を描いて遠くに飛ばした。そして星のような小さな点になるところまで行ったときに、最大出力で力を放出した。それは一筋の光となり想像していた流れ星を完全に再現した。

 

「流れ星に願い事をするよ、アリスを守れる力を掴みとれますようにって。」

 

そう言うとアリスは目に涙を浮かべながら、

 

「じゃぁわたしも、何処までもフミヤを支えてあげられる強い心を持てるように願うわ。」

 

そういった。最後に顔を向き合わせて唇を交わして2人の間で願い事をした。

 

いつまでも一緒に楽しく暮らせますように、と。




どうだったでしょうか?
なんでしょうこの最終話感w続きますからね?w
それでは、
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