東方傀儡録   作:マレッド・シエラ

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どうも、
早速、どうぞ!


痛み

 

3人に対して弾幕を放つ。それと同時に霊夢が萃香を弾き飛ばし距離を作る。3人は上手くこっちを向いてくれる、どうやらこっちの相手をする気になったらしい。

 

「フミヤ、3人も同時に相手にするつもりなの?わたしたちも強いよ?」

 

「それでも、やらなきゃならないんだ。止めるために。」

 

俺は目を閉じた。力を全て上手く扱えるわけではない。でもここで出し惜しみしたらそれこそ命がない。例え壊れてもやるしかないのだ。俺は臨戦態勢に入り、相手も構える。どう考えても俺が劣勢なのは分かる

 

「それでも、俺は守らなきゃいけないんだ。」

 

俺は一気にギアをあげる。持てる全ての力をぶつけるしかないんだ!俺は弾幕を張り同時にレーザーでなぎ払っていく。相手に余裕を生ませた時点で俺は負ける。そんな状況だ

 

「お兄さんこっちだよ♪」

 

後ろから声が聞こえる。相手は裏をついたつもりだろうが、

 

「あぁ、そうだな。」

 

気づかないわけがない。認識魔法を既に展開している、どこからこようが完治できる。そのまま彼女を掴み一気に魔力を流し込むと

 

「えっ・・・・」

 

目はグルンと白眼になり気絶する。魔力のキャパオーバーを引き起こすだけだが止めるには都合がいい。これで1人減った。

 

「フミヤすごいわ・・・強くなってる・・・ふふ・・・あはははは!」

 

フランは狂ったように笑い出すと燃えた剣のようなものを持ち弾幕を薙ぎ払いながら接近してきた。それに対抗するように俺も魔力で刀のようなものを作りそれに対抗する。バチバチと激しい音と光を立てながら刃を交えて行く、その中で気がかりなのはもう1人、全くと言っていいほど動かず不気味だ。

 

「よそ見しないでっ!」

 

フランが思いっきり振り下ろしてくる。それが来る前に横っ腹にぶつけて遠くへ吹き飛ばした。これで一対一だ。ここまでくればいける

 

「なんで加勢しなかったんだ?正々堂々が趣味だったか?」

 

「・・・・」

 

目玉のついた帽子を被ったその少女はだまったままだ。その後ろから少しずつ得体の知れないものが集まり形作っていく。それは手足の異様に長い怪物が出来上がる。そして彼女からは神力が漏れ出している。神様ということか?

その怪物はその図体からは考えられない速度でパンチを繰り出される。魔法壁を展開するとヒビが入りながらも止めることが出来た。次の攻撃が来る前に近づかないとまずいな。しかし攻撃をやめないそれになかなか近付くのは難しい。しかしパターンが読めてきてタイミングを計り、腕を振ってきた瞬間に思いっきり力をぶつけた。

 

パァン!

 

弾けるような音とともに相手が仰け反った。その隙に一気に近付きゼロ距離でたまを爆発させると少女はぐったりとし怪物も溶けるように消えていった。なんとかなったか。相手がばらけて来てくれて良かった、とりあえずまだ向こうがどうなったか分からないから気は抜けない。アリスと霊夢の力を感じる方へ飛ばした。するとアリスと霊夢の方も終わっていたようで霊夢が結界を応用して拘束していた。

 

「良かった、無事だったか。」

 

「それはこっちの台詞よ、フミヤが無事で良かった・・・」

 

なんとか被害は少なくて済んだか。今回はリベも出てくる気配もないし大丈夫そうだ。

 

「相手がばらけてかかってきてくれたからそこまでじゃなかったさ。俺もきっと強くなってる。」

 

「そうね、フミヤの成長は凄いしリベにも追いつけるんじゃー・・・」

 

アリスが話している背後に映ったのは剣を振り上げるフランの姿だった。しまったまだ止めきれてなかったか!?

 

「っ!」

 

アリスを弾き飛ばし剣を弾く暇はなく受け止めるしかない。魔力を手に込めて受け止めた。

 

「ぐぅぅぅ・・!!!」

 

ジュゥゥという焼ける嫌な音が聞こえる。剣を横に受け流すと同時にアリスがフランを気絶させた。

 

「フミヤっ!大丈夫!?」

 

「あぁ、大丈夫だ。これくらいすぐ治る。」

 

握った右手は表皮が焦げ剥がれ真皮も痛々しく腫れている。ズキンズキンと痛みが襲うが顔に出すのだけは堪えた。

 

「こんなの大丈夫なわけないじゃない!手当てするから早く家に・・・」

 

「大丈夫だ・・・それよりこいつらをこのままにして置くわけにもいかないだろ、運ぼう。」

 

アリスの制止を聞かずに俺は行動しだした。フランを担ぎながら2人に、

 

「俺はフランしか場所が分からないから他の2人を頼む。」

 

それだけ言って急いで紅魔館へ向かった。これ以上表情を誤魔化すのは限界だった、それに全力の負荷が一気にかかってきて身体中が悲鳴をあげだした。呻き声が漏れ出そうになるのを抑える。なんとか紅魔館にたどり着き咲夜にフランを引き渡す、その時に

 

「フミヤ貴方顔が引きつっているわよ、大丈夫?」

 

「あぁ・・・大丈夫だ・・」

 

大丈夫で誤魔化すのが限界と感じながらも自己暗示のように言い続けた。誰にも言えない痛みとの戦いがこの時から始まった。




どうだったでしょうか?
それでは、
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