東方傀儡録   作:マレッド・シエラ

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どうも
アリス編2話目です。
他のキャラ視点になるとまた描写が少し変わってきますね。
それもまた楽しみになりますかね。
それでは、どうぞ!


人形との邂逅

フミヤの目が覚めた次の日、わたしは人里へ出向いていた。もちろん彼を知る人が居ないかを探しに来たのだ。どう考えても人間だから人里に知ってる人がいると思うのだけれど、まぁまずは霖之助さんのところにいってみよう。

霖之助さんの店は魔法の森の入り口にある。いろいろな変なものが売っている、まぁ普通なものも売っているのだけれど

 

「こんにちは、霖之助さん?いるかしら?」

 

「あぁ、ここにいるよ。どうしたんだい?縫い針か何かをお買い求めかい?」

 

「いいえ、情報探しと言えばいいかしら。フミヤっていう名前に聞き覚えはないかしら?」

 

「・・・すまないが聞き覚えがないな、うちに来る客の会話でも聞いたことがないような気がするね。力になれず申し訳ないね。」

 

「いいえ、構わないわ。今日はそれだけ。じゃぁ、また何か買うときは来させてもらうわね。」

 

そう言って店を出た。まぁ、そうそう情報が見つかるわけもないしゆっくりと歩いて話を聞きながら散歩することにしようっと。そうしてしばらく歩いていたのだけれど一向に彼を知っている人物に会わない。最終的には慧音のところも行ったのだけれど、

 

「フミヤという名前はいるがその人たちは皆人里で暮らしているし行方不明になってもいないんだ。」

 

と、こんな調子。丸3日使ったのだけれど結局見つからなかった。人里に暮らしていたわけではないのかしら。うーん困ったわね、こうなったら彼自身が思い出すまで待つしかないわね、彼の知人が心配してなければいいのだけど。

このことを伝えたところすこし驚いた後

 

「そうか。悪いな、わざわざそんなに苦労かけて。」

 

「別にいいわよ、特にすることもないし。」

 

・・・あれ、不安そうな顔になっちゃった。どうしよう・・・何か話題変えなくちゃ・・あ、そうだ。彼が自分のこと説明した時閃いたように言っていたわね。どうしてなのか聞いてみよう。

 

「ところで、あなた名前はフミヤって言っていたけどそれ本当の名前なの?聞かれたときドキッとしてたわよね?」

 

「う・・・それは・・・・」

 

彼はバツが悪そうに説明しだした。どうやら名前自体も忘れていたけど頭の中に浮かんだ名前を口にしたってことだったみたいね。それじゃ人里で探してもわからないか。そう考えていると上海が紅茶を持ってきてくれた。実はフミヤと話してみないかって上海に聞いたら喜んで受けたものだから来させたのだ。

 

「あら、ご苦労様上海♪。」

 

その様子を見てたフミヤはびっくりした表情で上海を見つめていた、まぁ勝手に動く人形は初めてだろうからしかたないわね。

 

「・・なんで人形が動いているんだ・・?」

 

やっぱりね、まぁ分からないのもしょうがないわね。

 

「?わたしが操っているのよ。」

 

・・・あれ!?傾げていた首が更に傾げている・・・伝わらなかったのかしら。・・もしかしてわたしが魔法使いだってことを知らないのかしら。

 

「わたし、魔法使いなのよ。」

 

へぇ〜、みたいな顔をされた。どうやらそこから説明するべきだったらしい。なかなか難しいわ。そんなことを話しながらフミヤに上海のことを教えてあげる、何も考えなくても自然と上海のことは口から出てしまう。それが楽しくってどんどん話してしまう。本当はもうここら辺でひかれてしまうのだけれどフミヤはそれを楽しそうに聞いてくれる、こんなこと初めて。上海も彼のこと気になってるみたいだから行かせてあげた。すると頭を撫でられ嬉しそうにしている。正直ここまで上海が警戒を解くとは思ってもみなかった、ふふ、本当に面白い人。

と、笑っているわたしをを見てフミヤは

 

「なぁ、アリス・・・・・いや、何でもない。」

 

と言った。何か不思議に思ったことが自己解決したのかしら?まぁ、いいわ。しばらく3人でその時間を楽しんでいた。

 

その日の夜、上海が私の元に何かを伝えに来た。

なになに・・・?ふふっ、やっぱりフミヤのこと気に入ったみたいね。確かに上海にあんなに自然に接してくれる人は今までほとんど見たことなかったわね。ん・・?あの人とも一緒に暮らしたいって?大丈夫よ、まだどこの人なのかもわかっていないから、しばらくはわたしの家に居候してもらうことになるわ。家事は大変になるかも知れないけれど、任せたわよ。上海はこくりと頷いた。人形とこうして意思疎通出来るとやっぱり便利なものだ。すると、コンコンとドアをノックする音がした。こんな夜中に誰かしら?ドアをあけると魔理沙がいた・・・どうしよう、面倒臭い。

 

「ようアリス、明日お前の家にお茶しにいくからよろしく頼むぜ。」

 

「ちょ、ちょっと待ちなさいよ。今客人がいるのよ、流石に明日は勘弁s」

 

「客人!?また面白いネタ持ってんじゃんよアリス〜。なぁなぁ、名前は?名前はなんていうだぜ?」

 

「フ、フミヤよ。(あぁ、地雷踏んだわね、わたし。)」

 

「了解!また明日来るからフミヤにわたしのことでも伝えといてくれだぜ!じゃぁなっ。」

 

そう言って颯爽と飛び去っていった。

・・・明日は疲れそうね・・・。




いかがでしょうか?
2話入れるっていったのに1話になっちゃった。前後の話があったからですかね?
まぁ、いいとします。
なかなかこっちの話も書くのが面白いですね。
それでは
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