平日でも見てくれる人がいて本当に嬉しいです。
それでは、どうぞ!
最近フミヤが何か悩んでいる。紅魔館を訪れてからか1人でいる時にはいつもブツブツ言いながら外を眺めている、今日もそんな調子。1人で悩んでないでわたしに相談してくれればいいのに・・・
「どうしたの?すごい悩んでるけど。」
「いやさ、俺もしかしたら記憶失う前は悪い奴らの仲間だったから抜けようとして記憶を消されたのかなって・・・」
何かと思ったら過去のことに考えていたのね・・・。確かに分からなかったら不安にもなるわよね、それでも自分が悪者だったなんて思わなくても・・・
「そんな事ないわよ。だって貴方、そんな事をする人じゃないわよ?とっても優しいもの・・」
そう言うとフミヤは少し嬉しそうに微笑んだ、少しは悩みを解決してあげることは出来たかしら?待つだけじゃなくてわたしからも聞いてあげないと、フミヤを支えられるように・・・
「ねぇフミヤ、最近結構寒くない?」
「そうだな、なんかずっと寒いな。冬みたいだ。」
わたし自体は寒さとか暑さとか信じにくいんだけどやっぱり雪が降っていると普通の人間は寒いわよね。暖房もう少し火力を上げた方がいいかしら?そう思っているとフミヤが毛布を持って来た。
「アリスも入るか?1人より2人の方が温かいし。」
「え!?・・・・う、うん。」
き、聞いてみるものね。こんなチャンスが来るなんて思っても見なかったわね、やった♪喜んで毛布にくるまり、そのままフミヤに寄り添うように近付く。
「あったかいわ・・・」
なんだか心の芯が温まるような感覚。もしかしなくてもフミヤとこんなに近くに居られるからよね。意外に冬も悪くないかも?ふふふ♪そんな風に思いながら寄り掛かっていたらいつの間にか眠ってしまっていたのか、誰かにペチッと叩かれてふと気が付く。フミヤかしら・・・?しかし目を開けるとニヤニヤしている霊夢がいた。
「んっ・・・・なに・・・え、霊夢え?」
「おはようアリスさんフミヤさんの肩で寝てたご機嫌は如何ですか♪」
一気に顔が熱くなる。うそうそまさかこの状況を見られてたの!?いやいやいや、うそぉ・・・。恥ずかしさでどうにかなりそうなのを隠すように毛布に顔ごとくるまる。
「まぁ起きたからいいわ、話を続けるわよ。でこんな事になるって事はまたどっかの誰かがなんかしてる訳よ。んでどうせ戦うことになるから実践してみましょうってことで誘いに来たんだけど、まぁレミリアの時のこともあるし来ても来なくても構わないわよ?」
「いや、行かせてもらうよ、実際俺はあの件とこの変化は繋がっている気がしてならないんだ。」
「そう、まぁ場所の検討はついてるから行きましょうか。アリスも来るわよね?」
フミヤを誘っておいてわたしに聞くのね、本当に性格悪いわね霊夢は。
「・・・そりゃ行くわよ。」
「でも結構外寒くないか?結構体温の低下は深刻な問題になると思うんだが。」
「そうかしら、わたしなんとも無かったんだけど。」
「それは霊夢だから、大丈夫よ、ここら辺に・・・・あったあった。はい、手袋とマフラー。」
念のために既に用意しておいてよかった。フミヤ用に色も少しシックにしてみたり色々工夫した力作よ。
「準備いいな、ありがと。」
それにわたしのも柄を似せてバレない程度のペアルックー♪やったやった!そんなこんなで外に出ると一面はすっかり銀世界、春雪異変の時もこんな感じだったわねぇ。あの時はわたしはついていかなかったけど、
「ていうか何処に行くんだ?」
「冥界」
フミヤが少し困惑した表情に変わる、あら、わたし説明していなかったっけ。うーん・・・した気がするんだけど。
「なぁ霊夢?冥界ってどうやって行くんだ?もしかして1回死ぬとかないよな?」
「んなわけないでしょ。アリス、こいつに春雪異変のこと話していないの?」
「話したはずだけど・・・フミヤは西行妖の話覚えてるかしら?」
そう言うとピンと来たようで納得したように大きく頷く。思い出してくれたみたいね、良かった良かった。すると目の前に結界が広がる、でもこれ結構強固な結界ね、前はなんですんなり入れたのかしら?
「何よこれ、結界強化されているじゃない。あいつら何を考えてるのよ、これこじ開けるの面倒くさいわねっと。」
どうやら強まってたみたいね、幽々子が強化し直したのかしら。まぁそう出入りされてもたまったものじゃないものね。・・・まぁ霊夢には意味を成さなかったみたいだけど。そう言いながら足を踏み入れると、とても桜が美しいが目の前に広がるがこれが異変のせいだと考えると風情を感じない。すると前方に妖夢の姿が見える。
「一体何のようですか。強化した結界を破ってくるなんてただごとじゃありませんが。」
「まーた春雪異変みたいに春を集めていると思ったからここに来たのよ。どうなのよ。」
「いえ、わたしたちはそんなことしていません。」
「嘘つくんじゃないわよ通り魔が。」
完全に煽る霊夢に少し呆れる。妖夢も完全に乗ってしまっているわね、すると
「わたしたち2人で先行くからあいつ倒してもらってもいいかしら。大丈夫よ、あいつ近接型だから。」
そう言うとわたしの手を引っ張って先へと進んでいく。え、ちょっと!フミヤ1人で戦わせるのはダメだって!
「ちょ、霊夢!」
「いつまでも保護者してんじゃないわよ。」
そういってフミヤとどんどん離れていく。わたしも諦めて幽々子のところに向かうことにした。どんどん前へ進んでいく、西行妖を目指して。
しかし、しばらく進んで霊夢がわたしを止める。
「どうしたの?」
「・・・・閉じ込められたわね。」
どうだったでしょうか?
この後はフミヤと別行動時の話の話になります。
それでは。