日常回です。
それでは、どうぞ!
家に帰ってくるとフミヤは椅子に座ったまま死んだように眠ってしまった。相当疲れていたのね、一体どうやって倒したのかは分からないけどこうなるのも仕方ないんでしょうね。眠っているフミヤの頭を撫でて少しでも労いの気持ちを込める。そんなことをしているとニルがやってきて
「アリスー、霊夢が酒飲むから今日の夜来るよって。」
「はぁ?何言ってるの?それに夜って・・・」
「もう夜なので来たわよ。」
ドアから霊夢が顔を出す、それと一緒に魔理沙も姿を見せる。もうフミヤ寝てるんだから勘弁して欲しいんだけどなぁ・・・
「・・・フミヤ寝てるんだけど。」
「少し飲むだけよ、いいじゃない別に。」
「多分フミヤは疲れてるから起きないと思うぜ?だから大丈夫大丈夫!」
そう言いながら流されてしまう。とりあえずさっさと飲ませて帰らせなきゃ。そうして飲んでいくとだんだん酔いが回ってきて話が弾んでいく。
「ねぇアリス〜?あんた何時になったらフミヤとくっ付くのよー、早くしなさいよー!」
「なんで霊夢に言われなきゃいけないのよ。別に時間はいくらでもあるでしょ。」
「思い立ったが吉日って言うじゃんかアリス〜!なぁニルもそう思うだろ?」
「・・・案外もうくっついてたり。」
「んなわけないだろー?なぁアリス?」
・・・ニルが1番冷静ね。ていうか図星なんだけどなんでわかるの?分かり易すぎるの?はぁ・・・
「・・・アリス、あんたさっきから飲んだフリしかしてないわね?減ってないわよ。」
「気のせいよ。」
「隙ありだぜー!」
いきなり魔理沙に一升瓶ごと突っ込まれる。取ろうとするが霊夢に抑えられる、本当にダメだって、本当に・・・ダメ・・・
あー・・・頭がふわふわするんだけど・・・もう嫌だ本当に帰ってくれないかしら・・フミヤの隣に居たいんだけど。
「アリス〜、お酒ないわよー?早くー。」
「酒はあんたが持ってきたじゃないの、なに頭ぼけてんのよ。」
「お酒ー!」
そう叫んで机をバンッと叩いたとき丁度手の位置にいたニルに直撃する。
「痛っ!?」
「あぁ、ニルごめん。」
「痛い・・・いたいよぉぉぉぉぉ!!!!」
突然ニルが大声で泣き出した。もううるさすぎて他の音が聞こえない。あぁー・・・イライラする・・・・本当に何なのよこいつら・・・もう無視して寝よう、フミヤの膝で寝ちゃおう、酔った勢いなら仕方ないわよね。そうよね。そう言ってフミヤの膝を枕にするとあっという間にねむってしまった。
頭が痛くて目を覚ます、そういえば飲んでいたのよね・・・本当に何だったのかしら、あれ魔理沙も居たのかしら
「うぅ・・・あったま痛い・・・おはようフミヤ、あら・・魔理沙も居たのね。」
「なぁアリス、なんでこんな状態になってるんだ?」
「うぅん・・・説明すると長いんだけど、簡単に言うとフミヤが寝てる時に色々してたらこうなったのよ、痛い・・」
そう言いながら紅茶を淹れる、目を覚まさないと・・・
「フミヤと魔理沙も飲むわよ・・ねっ!?」
あっ、何かに引っかかった!?と、とりあえず紅茶は人形に救ってもらって・・・
「きゃぁ!?」
そのままフミヤに突っ込んでしまった。
「・・・・あっ・・・・ごめ・・」
目の前にフミヤが・・・キスが出来てしまうくらい近くにいる。もうどうしていいか分からなくてただ顔を赤らめることしかできなかった。頭が爆発しちゃいそう・・・
「どうしたんだぜ?ついに実ったのか?・・・あれ、冗談のつもりだったんだが。」
魔理沙は少しぽりぽりと頭をかく。顔を見られないようにしながらそそくさと台所へ行く。多分顔がにやけちゃってるわよね・・・もっと近くにいられないかな・・・とりあえずフミヤと魔理沙の手伝いでもしようかしら。そうしているといつの間にか夜になる、昨日ロクに寝ていないし眠くなってきたわね・・・
「ねぇフミヤァ、眠い・・・」
「別にアリスは寝てもいいんだぞ?」
「・・・やだ」
決めた、絶対にフミヤと一緒に寝る、でも何となくで受け流されて拒否されてしまいそうだなぁ・・・どうにか受けて貰えないかな・・・。そんな風に思ってる横でフミヤは必死に悩んでいる。そんなに難しくないと思うんだけど考えすぎなのかしら。
「・・・ここはこうじゃダメなの?」
するとフミヤは驚いたように確認する。しばらくすると弾かれたように
「全然気がつかなかった・・・、これで出来るよ。ありがとうなアリス!」
「うん!」
良かった!フミヤの助けになった!
「なんだフミヤも終わったのか?丁度いいな、わたしも終わったから帰らせてもらうぜ。アリスも眠いんだろうし早く寝ろよ?」
そういうとさっさと飛んでいく、これでやっと眠れるわね・・・
「ね、ねぇフミヤ、手伝ったから少しだけお願い聞いて欲しいな・・・・」
「いいけど、何だ?」
「・・・一緒に寝たい」
「いいよ?」
あら?意外とあっさり。
「へ?て、てっきり断られるかと思ってたわ・・・」
「言ったろ?俺はアリスのこと好きなんだし、ほら、早く行こうぜ?」
す、好きって言われた・・・どうしよう凄い嬉しい・・。そのままフミヤと同じベッドに入る。2人は余裕で入るのだが思いっきり抱きついてみる、フミヤは抵抗せずにすっと抱き寄せてくれる。
「温かいね・・」
「あぁ、そうだな。1人で寝るよりずっとな。」
「実はね、わたし冥界にいってあの黒い女に会って先越されたくないなって思ってたの。」
「・・そうだったんだ、俺もあいつが未来は決まってるってずっと言ってて不安だったんだ。だからあいつの予想を超えて未来を変えてやろうって思ってた。」
「もう多分変わってるわよね、きっと。」
「そうだな。」
そうお互いの気持ちを交換する。わたしはフミヤの未来を変える鍵になれるのかしら。ううん、絶対にならなくちゃ。
どうだったでしょうか。
UA3000超えました!みなさんありがとうございます。これからもよろしくお願いします!
それでは。