早速、どうぞ!
「アリスー、フミヤとデートでもして来たら?」
いきなりニルがそんな事を口にしたものだから飲んでいた紅茶をふく。
「ぶっ!?ニ、ニルいきなり何を言っているの!?」
「アリスだってしたいんでしょ?誘えばいいじゃん。」
「いやあの・・・ね?ほら、恥ずかしいのよ・・・」
なんでニル相手にたじたじになっているのかしらわたし。たしかにフミヤと出かけたいんだけど誘うのは恥ずかしくて・・・
「フミヤ〜?暇だしアリスと観光でもして来たらー?」
「俺はいいけどアリスは忙しくないのか?」
「えっ!?あ、う・・・大丈夫よ?」
実際幻想郷を2人でまわることは何回かした事あるのだが想いを伝えてからまだ行っていなくて行きたかったところなんだけど・・・ニルがニコニコしながら見送っている。なんかすごい腹がたつのは何故?
「今日はどこに行くんだ?」
「え、えーと何処にしようかしら・・・まぁ話しながら行きましょ?」
どうしよう何も考えてないから困るなぁ・・・幽花の花畑は危険だからまずいし、まぁ何処でも危険はあるのだけれど。そんな風に考えていると
「なぁアリス、あの黒いの見に行かないか?」
黒いの?その方向を見ると黒い物体がチルノと一緒に動いている、あぁルーミアね。丁度いいし妖精観光といきましょうか。
「誰?あたいに何か用?」
「こんにちは、俺の名前はフミヤ、名前を教えてくれないか?」
「あたいはチルノ!こっちはえーと・・・・ルーミア!」
半分忘れかけてたわね・・・本当に頭が悪いわね、妖精って基本こうだから子供っぽいのかしら。
「チルノにルーミアか、よろしくな?」
「フミヤはなんでアリスと居るのかー?」
「幻想郷のことあまり分からないか案内して貰っているんだ。よければチルノとルーミアの事教えてくれないか?」
「あたいは氷のよーせーなんだ!さいきょーなんだよ!」
「ルーミアは闇を操るんだー。」
ルーミアはともかくとして酷い自己紹介ね、フミヤは笑って返答しているけど。そんな風に2人のことをフミヤが聞いていると
「あ、大ちゃんだー!おーい!」
チルノが手を振る先に大妖精が見える。
「こんにちは、大妖精っていいます。よろしくお願いします。」
「あはは、そんなにかたくならなくても。」
「そーだよ大ちゃん!この人面白いんだよ!」
なんかすっかりチルノが懐いている、フミヤって人付き合いが上手なのね。だから打ち解けられたんだけど、
「なぁアリス、妖精ってのはそこら中にいるものなのか?」
「そうねぇ、妖精自体はは沢山いるけどある程度力を持っている妖精はなわばりをつくっていることもあるわね。チルノとかは湖の近くでよく見るわよ。」
「あぁ確かに紅魔館行く時に見たような気がするな。」
そんな風に話していると大妖精がそわそわしだす。
「どうしたの?そわそわしてるけど何か用事があるのかしら?」
「いえ、その・・・誰かに見られている気がして・・・」
「視認出来ないってことか?少し待ってな。」
そう言うとフミヤは魔法陣を発動し周りを見渡す。するとある方向を見て歩き出す。
「そこに3人組がいるな、なぁアリス、視認出来なくなる3人組は幻想郷にいるのか?」
「いるわね、出てきたら?三妖精さん?」
そういうと諦めたのか姿を現す。それにしても能力を使われても気付けるのね、魔法も使いようなのね。
「隠れていないで一緒に遊ばないか?」
「いや多分隠れていたんじゃなくて多分悪戯を・・・」
「何して遊ぶのー!?あたいかくれんぼがいい!」
「ルーミアはお昼寝がいーのかー。」
妖精が一斉に反応した。わたしもそのまま巻き込まれ日が暮れるまで遊ぶことになった。妖精と一緒になって楽しそうに遊ぶフミヤを見るとやめるにやめられなかった。
「フミヤー!また遊ぼうねー!!」
そう言って妖精達と別れたのは月が昇り始めてからだった。
「さて、俺たちも帰るか?」
なんだかんだでフミヤと2人の時間はあまり取れなかったなぁ、でもフミヤも疲れただろうし帰った方がいいかしら。
「そうね、まぁ帰りましょうか?」
「・・・・アリス。」
「何かしら?」
「正直な事言ったほうがいいぞ。」
「え・・・?」
「顔が暗いよ。行こう。」
そう言うとわたしの手を引っ張って空へ上がっていく。
雲を抜けるとそこにはとても綺麗な星空が広がっている。
「・・・綺麗ね。」
「多分ニルがこの機会をつくったんだろ?」
「うん・・・」
「あれ以来2人きりなんて、そうそうなかったもんな。俺もなりたいなって思っていたんだ。まぁ今日は遊んじゃったけどな。」
フミヤも同じ気持ちだったことに少し安心する。それと同時に気持ちに気付いてくれたことに喜びが込み上げてきた。
「フミヤ・・・」
フミヤに静かに抱きつく、それが1番幸せなことで心が温まっていく。離れないようにぎゅっと力を強める。
「アリス、こっちを向いて?」
「?・・・・んっ・・」
周りに誰かがいるかもなんて考えもせず、2人きりの空間で、再び想いを強めた。
どうだったでしょうか?
最近書くのが日課になりました。
それでは。