早速、どうぞ!
「フミヤをわたしのものに・・・?」
訳が分からないわ。散々フミヤはわたしのものって言っていたこいつが何でいきなりわたしを手伝おうとするの?
「そうよ、2人でフミヤを取り合うより2人のものにした方が良いんじゃないかって思ってね、悪い話じゃないでしょう?」
「確かに・・・そうだけど。」
「大丈夫よ!何も難しい話じゃない、意識があるから貴女が怖がってしまうのよ、こう思われるじゃないかとか考えてしまうのよ。それなら、私たちが操ればいいと思わない?」
「フミヤを・・・操る?一体どうやって?」
わたしはいつの間にかこいつの話を聞き始めていた。もうわたしがフミヤと一緒にいる方法がこれしかないと思い始めていたからだ。
「フミヤの意識を奪うのよ、いや、一度殺してくれればわたしが生き返らせるからそれでいいわ。」
「!?何言っているの?フミヤを殺せっていうの!?そんなの・・・そんなの無理よ・・・」
「フミヤを刺した人がよく言えるものね。」
「・・・・っ!それはあんたが・・」
「言っておくけどあれは軽い催眠で抵抗できたのよ、それを貴女はしなかった。それも無意識で、もう気付いていたんじゃない?自分のものにする方法はこれしかないって。」
「うそ・・・・?そんなの・・・そんなのうそよ・・・」
何を信用したらいいの?本当にあれが自分でやってしまったとしたらもうフミヤと一緒になんか居られないよ、嫌われなかったとしても怖いよ・・・するといきなり抱き寄せられて
「大丈夫よ・・・怖がらなくていい、殺してしまえば一瞬のこと、そのあとは何にも恐れることなく生きることが出来るわ。」
「でも・・・わたしにはフミヤは殺せない・・・」
「それなら・・・わたしが力を貸してあげてもいいわよ。わたしが直接手を下すのは出来ないけど。」
「どうやって・・・?」
「貴女にわたしの力を注いで別の人格を貴女の中に作るわ、だから貴女は意識の中で待っているだけ、眠っていても終わるわ。でもこれは体への負担が大きいの、だから出来れば使わない方がいいと思うのだけれど。」
わたしは・・・一体どうしたら・・・
「少し・・・考えさせて?」
「えぇ、待っているわ」
どうしたらいいの・・・?わたしはフミヤの事が好き、それは確かなこと。だから嫌われたくない、嫌な雰囲気になりたくない。愛されたいよ・・・、でもきっとこのままだとわたしはフミヤを殺しかけたという罪を着たまま皆といなきゃいけなくなる・・・。そんなの・・嫌。そう考えていると涙が自然と流れていた、止まらない
「1人は・・・嫌よ・・・」
考えが一向に纏まらない、考えても考えても涙が溢れ出てしまう。
「貴女も意識に苦しまさせれているのね。考えが纏まらないならわたしに任せてくれた方が楽だと思うわよ?気が付けばフミヤはあなたの隣にいるわけだし、あなたの思い通りなフミヤが居るわよ。」
・・・・わたしじゃないわたしがやってくれるのね・・辛い思いをしなくて済むのかしら・・・それなら、いっそ。
「・・・・わ。」
「?どうしたの?」
「お願い力を分けて、体が壊れても構わないわ。わたしはフミヤと・・一緒に居たい。」
「・・・そう、分かったわ。じゃぁ準備をするわね。」
そういうとその女はわたしにキスをする。
「ちょっ!?んっ・・・!・・・・・・!」
だんだんと自分に力が流れ込んでくるのが分かる、そしてわたしの体を支配していくような感覚に包まれる、それと同時に別の何かが体を動かし始めた。
「ふふ、じゃぁ頑張りましょうね?アリスさん。」
すると自分の体が勝手に動き出した。本当にわたしが何もしなくても動けるのね・・・でもこのままだと殺すのを見ることになるんじゃないの・・?そんな思いとは裏腹に体は自然と動いていく。ゆっくりと、確実に来た道を戻っていく。その時確信した。
わたしは、はめられたのね。
どうだったでしょうか?
それでは、