いやー、学校嫌ですねー。
それでは、どうぞ!
体はどんどん動いていく。それはもう既に見覚えのあるところまで来ていて、何処に向かっているかやっと理解する。私の家に行こうとしている。そこにフミヤがいるのかどうかは分からない、でもきっとそこにフミヤがいるから向かってるのよね・・・するとあの女が止まり
「フミヤ、待っている人が帰ってきたわよ?」
そう話した。どうやら着いてしまったみたいね・・・
「おい、アリスは何処だ。」
「そこ見てよ♪」
フミヤの姿が見える。その表情は驚きを隠せないような表情をしていた。
「アリ・・ス?お前・・一体何をしたんだよ!」
「教えてあげただけよ?大切なものは殺してでも奪い取れってね♪」
自分の意思とは関係なしに体は動く、限りなく限界に近い速さで近付きフミヤを弾き飛ばした。わたしだったら絶対に出来なかった、それに今もこうして見ているだけで心がズキズキしてくる。なんでわたしはあんな口車に乗せられてしまったのかしら・・
「ぐ・・・アリス!目を覚ませ!」
わたしの体はその言葉を聞かず止まろうとしなかった。心の中で必死に抵抗するのだがそれが体に一切反映される様子はない。こんなに無力な自分を怒るに怒れなかった。フミヤに向かって容赦なく魔法を放ちそれを防ぎきれずフミヤにかする、そんな中でもフミヤは家を気にしながら場所を移動している。あんなに頑張っているのにわたしは・・・
「フミヤは攻撃しないのー?アリスに殺されちゃうよー?」
余裕を持って女はそう言い放つ、近くから戦いを観戦しているただの野次馬だ。そう、でも本当にわたしがフミヤを殺しかねないから・・・
「くらえ!」
フミヤはそれでもまだ足止め程度の魔法しか放たない、傷を付けようとはしないのだ。どれだけ攻撃されてもわたしには絶対に怪我させないようにしてくれている、なのになのに・・・
「フミヤ、何を躊躇ってるの?貴方は殺されようとしている。それなら貴方も殺す気でかからないと負けるわよ、それとも死にたいのかしら?」
「黙れ・・・攻撃できるわけないだろうが・・・」
なんでこんなフミヤを1度でも殺してでも手に入れようと思ったの・・・?弾幕を必死にいなしながら様子を伺っているフミヤに突っ込んだわたしの体はカウンターで本を弾かれた後、自由を奪われた。やっとこれでフミヤを攻撃せずにすむ・・・
「フミヤ・・・?なんで・・・?」
わたしの体が、そう発した。わたしの声と全く同じ声でそう発したのだ。その瞬間フミヤの動きが止まった、最も効果的な行動なのかもしれない。フミヤの拘束が緩んだ瞬間に脱出した、そして急にナイフを持ちフミヤに向けて振り回し始めた。避けるだけで反撃しないフミヤに一撃頬に深い切り傷を負わせた。その瞬間、自分の心に何かヒビが入ってしまった気がした。わたしがフミヤの側にいてはいけない気がして、これ以上フミヤに迷惑をかけないように今すぐにでも消えてしまいたい。
「アリス・・・・・・」
「あははは!フミヤ殺されちゃうよ?いいの!?殺されていいの!?あははは!」
ごめんね、ごめんね・・・フミヤ、わたしがこんなに愚かじゃ無かったらこんな事にはならなかったよね。きっと一緒にこの女に立ち向かっていたわよね。
「なぁ・・・アリス、お前をそんなにしたのはあいつか?それとも俺か?」
「・・・・」
「まぁわからないか。でもなアリス、俺は自分勝手にあいつが悪いと思うことにするよ。」
ごめんね、ごめんね、フミヤ・・・わたしが・・悪いの。
どうだったでしょうか?
キリがいいので今回はこれで
それでは。