東方傀儡録   作:マレッド・シエラ

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どうも、
最近睡魔に負けるのが悩みです。どうしたものか・・・
それでは、どうそ!


我儘な七色少女

 

ふと意識が戻る、体が動かせるみたい・・・。目を開けるとそこは自分の家。自分のベッド。夢だったかのように何事もない平和な朝のように感じられる、だがやはりあの事が夢なわけがない。実際に今わたしが人形の操作をしていない事がそれを物語っている、いつもなら無意識のうちに操っているから止まることなどまず無いのに・・・

 

「フミヤ、もう起きてるかな・・・」

 

フミヤの部屋に向かうとまだ眠っていた。フミヤの顔が見たいな・・・そう思って顔を覗く、そこには塞がってはいるが深い傷跡が残っていた。それを見た瞬間、自分が負わせたその瞬間がフラッシュバックし心に突き刺さった。やっぱりわたし・・・フミヤを傷付けたのね。そう思いながらフラフラと部屋に戻った。この後フミヤが起きてきたとしてわたしはフミヤに何時ものように話しかけられる気がしない。わたしがフミヤの側にいたとしてもまた迷惑をかけるだけ。それにフミヤにどう思われているか分からなくて怖いよ・・・。わたしが好きでもフミヤがそうじゃなかったら一緒に居るなんて申し訳ないわ。そう、わたしが我慢すればフミヤが安全に暮らせるなら・・・

 

「アリス?どうしたんだ?どこか痛むのか?」

 

フミヤが起きたようで部屋に入ってきたようね。今は我慢して・・・フミヤのために・・

 

「・・・痛むのはフミヤの体じゃない・・」

 

「そんなこと無いさ、俺は元気・・・」

 

「嘘はやめてよ!フミヤに傷を負わせたのはわたしだもん・・・」

 

「全然大丈夫だって!別にアリスのせいじゃないって。」

 

「・・・・ごめん、今は1人にして貰ってもいい?どうしても自分が許せないの・・家で1人にさせて・・・」

 

そこまで言うとフミヤは何も言わずに家を出た。これで・・・良かったのよね。今のわたしには・・何も出来ないから。

 

また前のように1人、静かな家がやたら広く感じる。フラフラと台所へ行くと、鏡で自分の姿が映る。その瞬間、自分に対する激しい憎悪が湧いた、口車に乗せられて体を操られた挙句にフミヤを傷付けてしまうなんて、それでフミヤのこと好きなんて言えるわけないじゃない。側にいる価値ないわ・・・。もしわたしが罪滅ぼしできるとしたら・・・フミヤの痛みを分かってあげることよね。フミヤの傷に比べればわたしが負う傷なんて全然軽いから・・・。わたしは無意識のうちにナイフを手に持っていた。操られていないのに自然と体が動いていく。ナイフを振り上げて手にナイフ突き刺した、その瞬間想像を絶する痛みを受ける。

 

「うぅっ・・・ぐぅぅぅ・・・・」

 

あまりの痛さに引き抜けずに刺さったままになる。治ることなく身体中に広がっていく。言葉にならない声が出ていく。でも・・・きっとこんなのフミヤの痛みに比べれば・・・

 

「うぅ・・・・ああぁぁ!!」

 

思いっきりナイフを引き抜いた。大きな穴が開いていて、止めどなく血が溢れてきた。どんどん痛みは増していく一方。まだ・・・フミヤの痛みはきっとこんなものじゃない・・・。もう一度大きくナイフを振り上げて突き刺しした。ぐちゃりと音を立てて血が跳ねる、同じように痛みが押し寄せてきてうめき声が漏れた。ぽたりぽたりと机から血液が滴り落ちる、これで少しでも罪を償えるなら・・。しかしあまりの痛みに痙攣が起き始めたので、1度やめることにした。血を綺麗に拭き取りナイフを片付け、穴の空いた手は包帯をして隠した。誰かが来た時が少し怖いから。そうして血の付いた布巾を洗っているときに、

 

「アリス、いるでしょ?入るわよ。」

 

霊夢が入ってきた。フミヤに話を聞いたのかしらね。

 

「霊夢?・・・何か用かしら?」

 

「何か用かしら?じゃないわよ、なにフミヤ追い出してんのよ。別にフミヤはあんたのこと嫌いになってないし寧ろ心配してるのよ。また自分勝手な考えしてるんでしょ?」

 

「・・・何が分かるのよ。霊夢に何が分かるのよ!わたしはフミヤを傷付けてしまった。それもきっかけはわたしの自分勝手な思い込みのせいで、そんな人がフミヤの隣にいていい訳ない・・・。」

 

「あんた本当に頭固いわね?いつまでも気にしてるのあんただけよ?さっさと忘れて仲直りしなさいよ。」

 

自分が我儘なのはうすうす分かり始めていた。でも、それを間違いと肯定する勇気はわたしにはない。だから・・・

 

「・・・っ!何するのよ。」

 

放った魔法弾を霊夢に軽々と弾かれた。霊夢は少し戦う体制に入った。

 

「霊夢に何が分かるのよ!好きな人を傷付けた悲しみが貴女に分かるの!?わたしだってこんなに嫌になったの初めてなのよ・・・」

 

そう言うと霊夢は戦うかまえを解いて呆れたようにドアへ向かう。

 

「・・・ダメね、わたしの話は聞いてくれそうにないわね。王子様に任せるしかないかしら?それじゃぁね。」

 

そう言って出て行った。霊夢に全てのことを分かられたのかもしれない。・・・ごめんね、霊夢。うずくまりながらそう呟いた。




どうだったでしょうか?
同時進行状態になってますが気にしないでください。
それでは、
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