早速、どうぞ!
最近は平和でいいわね。まだ完全に収束したわけじゃないから安心しきるには早いのだけれど。
「なぁアリス、暇か?」
「別に用事はないけれど、どうしたの?」
「久しぶりに酒でも飲もうかと思ってさ、どうだ?」
お酒ね・・・そういえばあんまり飲んでいないかもしれないわね。忙しかったしこうやって息抜き出来る時に飲んでおかないと次いつ飲めるか分からないし、いいかもね。
「喜んで付き合わせて貰うわ♪でも度数低めで頼むわよ?」
「アリスがお酒弱いのは分かってるよ、大丈夫大丈夫。」
そういいながらフミヤはお酒を取り出した。どうやら事前に買っていたらしく結構な量がある。まぁ足りなくなるよりいいわよね。まだ朝にも関わらずわたしたちはお酒を飲み始めた。飲みながらフミヤと魔法のことを話す。
「そういえばアリスって人形操って戦うこと多いけど魔力凄いあるし魔法で戦ったりしないのか?」
「うーんそうねぇ、魔法使ってもいいんだけど私は魔法より人形のほうが好きだから私は魔法よりそっちを使っているわ、それに本気をだして負けると後がないから嫌じゃない?」
「いつもギリギリで戦ってる俺とは大違いだな。」
苦笑いしながらフミヤはそう言った。きっとフミヤは私みたいな考えはしないと思う。いつも全力で物事に向かっているもの、そんなひたむきなところが素敵なんだろうけれど、
「じゃぁ今度は私から質問ね?フミヤって魔法とかいつの間にか使えるっていっているけどどんな感覚なの、やってみたら出来たって感じ?それとも頭の中は必死に考えている感じなの?」
前々から少し気になっていたのだ、あれだけ魔法を器用に扱うのは相当な技術が必要。にも関わらずフミヤは一度見たら大体簡単に出来てしまう。私でもそんなこと出来ないからどうやってるのか少し掴みたい、魔法使いの性なのかしらね?
「うーん、そう聞かれると難しいんだよなぁ。頭では考えているんだけど今魔法陣の仕組みを説明しろと言われて出来るかと聞かれれば多分無理。でも魔法陣を作れと言われれば多分出来る気がするんだ。感覚的には頭の中の自分が俺の代わりにやってくれているような、そんな感覚なんだよね。」
やっぱり魔法自体は難しいから理解はあまり出来ていないみたいね。それでも扱えるのはフミヤが特別な存在だからってことなのかしら、そうでなきゃあんな変な奴に付きまとわれないものね。
「そういえば結構飲んでるけどアリスもまだまだ大丈夫そうだな。」
「宴会のお酒が度数が高すぎるだけよ、あんなの飲んでいたらすぐに潰れるに決まってるじゃない。周りが強すぎるだけ。」
もうすぐお昼くらいになるが話は尽きそうにない、魔法の話を出せばずっと話し合えそうなくらいだもの。
「そういえばフミヤはニルがどんな存在とかは知っているの?」
「え?どういうことだ?」
「あの子、契約とか言っていたでしょう?召喚獣の類ってことよ。それに名前凄い難しかった気がするけどあれも何処かで聞いたことあったような気がするのよね・・・」
うーん・・・伝説上にあんな感じの名前絶対にあったはず、でもあんなに幼いはずがないから末裔とかそんな感じなのかしら。
「アリスってそういうこととかも含めて色々知っているよなぁ、どこで学んだりするんだ?」
「本よ、私は1人の時間が多いから本をゆっくり読めるの。だから沢山読んでたらいつの間にかいろんなことが頭に入っていたわ。」
「やっぱり自分で知識を吸収していくことが大切なんだよなぁ。俺もまだまだ知らないこと多いし、頑張らないとな。」
そう言いながらフミヤはぐいっと酒を飲んだ。そろそろ酔いも少しずつ回ってきたわね・・・まぁ2人だけの場だしフミヤに好みとか聞いてみようかな?
「ねぇねぇフミヤ?フミヤってどんな感じの人が1番好み?性格とか見た目とか。」
「ん?気にしてるのか?俺はアリスはアリスのままでいいと思うよ。前も言ったかもしれないけど素のままが1番可愛いと思うんだ、それに優しいしな。」
期待してた答えが返ってきてなんだか満足してしまった。あー・・・一気に酔いが回ってきたわ・・どうしよ。
「アリス?ふらふらしてるけど大丈夫なのか?」
「うん?らいじょーぶひょ?」
呂律がまわってない・・・それに眠くなってきちゃったし限界になって来たわ。フミヤが顔を覗き込んでくる。
「もう眠いんだろ?一緒に寝るか?」
「うん〜」
フミヤに寄りかかりながらなんとかベッドまでたどり着きフミヤを抱き枕にしながらバサッと倒れこんだ。そのまま、暖かさに包まれて眠った。
起きてから気がついたのだけど私途中から酒じゃなくて水を飲んでいたみたい。なんで酔ったのかしら・・・?
どうだったでしょうか?
日常回の方が楽しそうでいいですね。
それでは。