先に言います。短いです。
それでは。
痛みが眠っている間も俺を襲う。手の痛みと身体の骨や筋肉の悲鳴が聞こえてくるかのように。ひどい時は起き上がる事も難しいほどだった。そして朝になると
「フミヤ〜、起きてるー?」
そういってアリスが起こしにきた。痛みが引くことは無かったが起きないわけにもいかないか。
「ん、あぁ、おはよう。」
起き上がる時に激痛が走る。顔が歪みそうになるのを抑えてなんとか椅子まで歩いていく。火傷した手は隠しながらアリスと会話する。
「ねぇフミヤ?昨日火傷しなかった?素手で受け止めたら大変なことになるんじゃ・・・?」
「あぁ、問題ないよ。運が良かったんだよ。」
そう言っている間にも手はズキズキと主張する。それを隠す笑顔が引きつっているのではないかと不安になる。
「なぁアリス、昨日結局萃香はどうなったんだ?話とか聞けたのか?」
「私が帰るときはまだ気を失っていたから分からないわね。霊夢が話を聞いておいてくれるって言っていたからとりあえず聞きに行かないといけないわね。」
痛みから気が逸れるように会話をする。笑ったりして誤魔化すのだが。
「そうだな、ははは・・・っ・・」
痛い・・・痛すぎる。内部からと皮膚からの痛みか俺を苦しめ続ける、いつもならすぐに霊夢やアリスに相談できるのだが皆を守らなきゃいけないんだからこんなこと自分でなんとか出来るようにならないと・・・
「フミヤ・・・フミヤ・・・?その手・・何?」
「え、あっ・・・。」
アリスは隠していた俺の手に気付いた。その途端に彼女は青ざめて手を掴む。
「ちょっと!すごい火傷じゃない、なんで言わなかったの!?」
「い、いや・・・平気だからって痛い痛い痛い!?」
誤魔化そうする俺は手をギリギリと握られ我慢出来なかった、その後アリスは救急箱を取り出し丁寧に手当てをしてくれる。
「フミヤ結構無理してたの?というかあの3人相手にしたってことはまた無理したんでしょ?」
「そ、そこまでじゃ・・・いたたたた。」
アリスに身体を動かされ痛みを覚える。どうやらほとんどお見通しらしい。参ったな。アリスは丁寧に傷の手当てをしていく
「もう・・・1人で抱え込もうとしちゃダメ。人間は1人で生きて行けるほど強くはないの。協力が大きな武器なんだから。」
「・・・・・そうだな。」
確かに1人で守ろうなんて考えるのは馬鹿だったかな。幻想郷は守る、でもそれは俺だけじゃない、アリスや霊夢、魔理沙達と一緒にだ、それが俺の戦い方、みんなとの力・・・か。
痛みを噛み締めながらそう感じた。
非常に短くてすみません
それでは。