御子神家を筆頭とする、トリック・ザ・ハード討伐隊は、アイシクルウォールと言うダンジョンをひたすら道なりに、魔物を倒しながら突き進んでいた。
そのまま進んでいたら、
「えぇえぇ‼」
「まさか、エリーゼの嬢ちゃん、それに、指揮者まで、居るのか」
「誰です? わたしは、エステリーゼ・シデス・ヒュラッセインって言います」
「それはご丁寧なこった、わしは、ジャオ、そこの二人とは、知り合いじゃ、おまえたちに、敵対する気は、これっぽちもない」
「わたし、ロム・・・」
「ラム」
「ウチは、パティ・フルールじゃ」
「リタ・モルディオ」
「ボク、カロル・カペル」
なんと、エリーゼとローエンの知り合いで、ジュディス並に、動物と話すことが出来る、大男のジャオと偶然にも犯罪神が生き返らせたようなのだが、どうやら、犯罪神は、イストワール同様に、人選を間違えたようで、ジャオは、ブランが抜けた穴を埋めるためにパーティーメンバーに入ってくれると言うので、初めて会ったメンバーは簡単に自己紹介を行って、先に進むのであった。
「なるほど、わしが知らん間に、そんなことがあったのか」
「はい、わたしどもは、結局四ヶ国回る羽目になりまして」
「普通、主が捕まったなら、すぐに助けに行くのが、道理じゃろ」
「あのバカ教祖の所為で、いい迷惑よ‼ クビにされて当然ね、今まで、女神としか見てなかったんだから」
その道中、ジャオに、此処に至った経緯を簡単に説明していたのであった。
やはり、ジャオも、龍姫達同様に、一人でも助けに行かなかったことを咎めていたのであった。
そして、
「ロムちゃん~、ラムちゃん‼」
「あれが、トリック・ザ・ハード」
「気持ち悪いよ~‼」
「さっさと片付けるわよ‼」
最深部にトリック・ザ・ハードが待ち構えていたのだが、待ちに待った、ロムとラムに会えて、御子神家とエステル達が目に入ってなかったので、リタが、合図を出して、一斉に得物を構え、女神化も行って、戦闘の準備に入ったのであった。
「おまえだ誰だ‼ おっさんに、興味はない‼ それと、二桁は、ババアだ‼」
「ダメじゃ、守備範囲が狭い」
「とりあえず、茶々っ、片付けて、帰るわよ‼ ファイアーボール‼」
「そうですね、槍よ貫け‼ ホーリーランス‼」
「魔王地顎陣‼」
「湧き出でよ‼ 脇役の手‼ ネガティブゲイト‼」
「魔神剣‼」
「崩・・・襲・・・脚‼」
「光よ‼ エステルお姉ちゃん直伝・・・フォトン‼」
「ワン‼」
「ワン‼」
「ぎゃぁぁぁぁ‼」
案の定、戦闘慣れしてる集団だったので、一方的にトリック・ザ・ハードをボコボコにしていったのであった。