琴里が蒼穹閃光女神に覚醒していた頃、星龍達は、トレーニングルームで、折紙と、ユーリ達共に、汗を流していたのであった。
「はぁあぁ‼」
「余裕‼ そんなんで、アレクセイに勝てるかよ‼ 蒼破‼」
「男の精霊は、存在した例はない」
「キミは、スゴイ、勘違いをしてるんだ、ボクたちは、テルカ・リュミレースと言う、異世界から、ゲイムギョウ界を経由して、この地球に飛ばされた、ただの人間だよ、ボクたちの世界では、訓練さえすれば、術技を修得できるんだよ」
「そうだったのか、済まない」
「気にすんな」
男でありながら、斬撃を放てるユーリ達を相手にして、精霊だと勘違いしていた折紙に、フレンが訓練さえすれば、術技を修得することが可能な世界からやってきたことを事細かに説明し、折紙は、自分が勘違いだったことを認めて、謝罪したのである。
もちろん、武醒魔導器のことも説明したのである。
そんなこんなで、特訓を切り上げて、各自解散したのだった。
星龍は、妹達を借りている部屋に案内して、戦艦の自室に戻って、くつろいでいたのだが、
「星龍、入っていいか?」
「入って、いいよ」
どうやら、折紙が部屋を訪ねてきたのである。
その理由が、予想通り、
「星龍、おまえは、精霊か?」
「違うよ、前にも説明したけど、ボクたちは、血が繋がってないけど、黒龍の女神だよ‼」
「そうだったな、星龍に、恥を忍んで、頼みたいことがある」
「何、頼みたいことって?」
何やら深刻そうな雰囲気を醸しながら、星龍に迫って、そして、
「わたしを、女神に入隊させてくれ、この通りだ_| ̄|●」
「ちょっと、折紙ちゃん、皆に聞こえるよ、場所変えよう」
「すまなかった」
星龍に恥を忍んで土下座までして、女神になりたいと言いだしたので、流石の、友達である星龍でも、いきなりの暴露に一瞬、腰が引けてしまったが、流石に、今いる部屋では不味いと感じた、星龍は、人気のない、食糧庫に向かったのであった。
「ここなら、誰にも、聞かれることはないね、折紙ちゃん、詳しい話を聞かせてくれる? 流石に、好き勝手に、女神にする訳には行かないからね、一応、折紙ちゃんも精霊の端くれなんだから、分かるよね」
「あぁ、認識している、今の肉体では、足手纏いになる可能性の方が大きい、精霊の力を持っているが、アレクセイ達に通用する見込みは、薄い、お願いする、わたしを女神に入隊させて欲しい、この通りだ_| ̄|●」
精霊「メタトロン」と言う精霊の力を持っている折紙だったが、根は、感情表現が乏しい以外は、御年頃の女の子だったようで、龍姫達を筆頭に、ジュディス・二人のミラ・ミュゼと言う、恵まれた体型を持った面々を見たいた所為で、自分に自信がなくなっていたようで、自分なりに考えた結果が女神に覚醒すると言う答えが出たらしく、士道の幼馴染みであり、自分の恋敵になる可能が一番低いと判断を下した、星龍に、土下座までして、頼み込んだのだった。