レイアとベールの模擬戦はレイアの勝ちで幕を閉じていた頃
「う~ん、此処は」
「まだ寝てなきゃダメだよ‼」
「ジュード、痛‼」
「ユーリの虎牙破斬をまともに頭に喰らってそのまま気絶したんだよ。 幸いにもたん瘤で済んだけど」
「そう言えば、ユーリの虎牙破斬でタイミングを間違えて、防御を解除したんだっけ」
「お、目が覚めたみたいだな」
ちょうどユーリの虎牙破斬の三連撃の内の拳をまともに頭部に喰らって気絶していたノワールが医務室のベットで目が覚めたのだったのである。
一応、氷枕で患部を冷やしていたのだったのである。
そこにちょうどユーリが医務室に入ってきたのであった。
三人は医務室に備え付けられているモニターで最後の模擬戦を観戦することにしたのである。
「第三試合‼ 御子神秋龍VSホワイトハート‼ fight‼」
「行かせてもらうぜ‼ 魔神拳‼」
「いきなり、魔神拳かよ‼ だったら、テンツェリントロンペ‼」
「技名は言いやすい方がいいのでは?」
「なんだろう、ボクに通じるモノを感じるよ」
「女神ってネーミングセンスはカロル並なのね」
試合開始のアラームが鳴り響いたので、開始早々、秋龍は左拳を振り上げ、衝撃波を牽制で放ったら、ブランはハンマーで防いで、そのまま回転して秋龍に突っ込んでいったのだったのである。
あまりにも言いにくい技名だったので、思わずエステルが突っ込んでしまい、カロルも自分に通じるモノを感じており、リタが呆れていたのだったのである。
「よっしゃあ‼ プロフェッサーユニット装着完了‼」
「わたしも、飛ばして行きますか‼」
「ほう、秋龍さんも単独でオーバーリミッツを発動できるんですね」
「さすが、流星の絆の一員なだけある」
二人は勝負を決めるためブランは女神化して、秋龍は女神であることは伏せて、そのままオーバーリミッツLv3を発動して迎え撃ったのである。
「これでも喰らいやがれ‼」
「斧、投げるなよ‼」
「おまけに地面に刺さってるよ」
「何のための斧だよ」
ブランが自分の必殺技を繰り出して、それを医務室のモニターで観戦していたユーリとジュードは斧を放り投げてそのまま地面に刺さったのを拾いに行くブランを見て呆れて
いたのだったのである。
「戦場で武器を失くすのは死を意味したんだよ‼」
「しまった‼」
「武龍のようにブーメラン出来るなら話は分かるけど」
刺さった斧を拾いに行こうとしたブランより先に刺さった斧の所に到着した秋龍は刺さった斧を自分の斧ではるか遠方に飛ばしてブランを丸腰したのである。
それを観客席から見ていた龍姫は武龍のように魔術で斧を自由自在に操れるなら話は分かると半ば呆れていたのだった。
「獅子戦吼‼」
秋龍は当身から青白い獅子の闘気を叩きつけて、
「ホーリーランス‼」
オーバーリミッツのおかげで無詠唱で魔術で光の槍を飛ばして
「終わりにしましょう、嫌なことから逃げていればいいわ・・・‼ プリズムデステロア‼」
「わぁあぁ‼」
「斧で秘奥義喰らうよりかはましだな」
「秋龍、術攻は流星の絆の中でも下から数えた方が速いんですわ」
秋龍はブランに戦い方とはこうするものだと光の球を数十個生み出して、お灸を据えるため、光の球からレーザー光線を発射してオールレンジで攻撃する秘奥義をお見舞いしたのだ。
電光掲示板に秋龍の名前と顔が表示されて勝利が確定したのであった。
スキット:模擬戦Ⅲ
カロル「ブランは何がしたかったんだろう?」
フレン「斧を投げて、結局、走って拾いに行ったからね」
アースト「戦う以前の問題だな」
優華龍「そうですね」
ルドガー「確かにな」