超次元物語   作:天龍神

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記憶を失くした黒の女神

アレクセイはゲババーンをいつの間にか手に入れて、ラステイションのシェアを暴走させて、龍姫達とユーリ達をノワールと戦わせて、満身創痍になったところでネプテューヌを連れ去ろうとしようと、歩み寄って行ったが、間にノワールが立ちふさがって、アレクセイはゲババーンでノワールの心臓を貫いて殺害して、サウデ不落急にテレポートして逃走したのだ。

 

龍姫達とユーリ達もアレクセイが向かったザウデ不落宮に潜入しようと教会にある転送装置を使ったのだが、転送先のザウデ不落宮側の転送装置を停止されてしまって、手詰まりになってしまったのである。

 

それから二日が経とうとしていたのであった。

 

「ノワールさん」

 

「う~ん、誰? わたしは誰なの?」

 

「わたしはツクヨミと申します。どうやら、死んでしまったショックとネプテューヌさんに対する嫉妬心とユニさんに先を越された劣等感と女神であることに対する重圧に耐えきれずに、記憶喪失に陥っているようなんです。これは我々天界の女神達でも治すことが出来ないんです。ごめんなさい」

 

「ノワール、それがわたしの名前、ユニって誰?」

 

「ユニさんは、ノワールの実妹ですよ」

 

「わからない、どうすればいいの‼」

 

天界の転生の間にアレクセイに命を奪われたノワールが目を覚ましたのだが、どうやら精神崩壊に陥ったらしく、今まで築きあげてきたすべての記憶を失くしてしまったのである。

 

いわゆる記憶喪失である。

 

ツクヨミはノワールにユニと言う実妹がいることを教えたのだが、ノワールは頭を抱え込んで、声を上げていた。

 

「ノワールさん、これを差し上げます」

 

「綺麗」

 

「それは武醒魔導器と女神デバイスと次元デバイスの機能を併せ持つ、インテリジェントデバイスなんですよ‼ 名前は「玉依姫(たまよりひめ)」です。 龍姫さん達、流星の絆のみなさんも着けていますよ」

 

「インテリジェントデバイス、玉依姫」

 

「では、これでは、今から元の次元のゲイムギョウ界に転生を開始します。 ご武運を」

 

「わかった・・・」

 

ツクヨミは記憶喪失では不便だと思い、ノワールにユーリの武醒魔導器と同じ腕輪型のインテリジェントデバイス「玉依姫」をノワールの利き手である右手首に装着させて、もと居た次元のゲイムギョウ界に転生させたのだった。

 

「此処が、わたしがいたゲイムギョウ界」

 

「ウウウ~‼」

 

「え‼ そんな、わたし、また死ぬの、誰かー‼ 助けて~‼」

 

もと居たゲイムギョウ界に転生したノワールはバーチャルフォレストのネプテューヌ達の秘密の場所に降り立ったのでしばらく道なりに進んでいたら、フェンリスヴォルフに襲われてしまい、今のノワールには戦う術がなかったので、ノワールは逃げたのだが、行き止まりに行き当たってしまい、その場で腰を抜かして、大声で助けを求めるしかなかったのだった。

 

一方その頃

 

「助けて~‼」

 

「ワン‼」

 

「どうしたの❓ ラピード」

 

「ワン‼」

 

「もう、待ちなさい‼ みんなは先に戻ってて」

 

「わかった」

 

あれからラステイションの女神の席は空席のままになっており、ユニが代行しているのだが、それでも手に負えないようで、優華龍が住み込みで手伝っているのである。

 

閑話休題

 

今龍菜は、ユーリと星龍と愛犬の龍ラピードとでバーチャルフォレストに、書類関係が入って行けない龍姫達とネプテューヌの代わりに魔物退治に来ていたのだが、ラピードがいきなり走り出したので、龍菜はほかのメンバーに先に帰ってもらうように言って、ラピードが走って行った方向へ追いかけるのであった。

 

「わぉ~ん‼」

 

「キャ~‼」

 

「ワォォォン‼」

 

「魔神剣‼」

 

「えっ‼ 誰?」

 

「大丈夫? ってあなた、ノワール‼」

 

腰を抜かして動けないノワールを獲物だと認識したのか、フェンリスヴォルフはノワールに襲い掛かったのだ。

 

間一髪で龍菜とラピードが斬撃を放ってフェンリスヴォルフを止めたのだが、そこにいたのはアレクセイに心臓を貫かれて、粒子化して死んでいったノワールだったことに龍菜は目を疑ったのだった。

 

「ウウウ」

 

「そんなこと言ってる場合じゃないわね、仕方ないわね、こんな格下相手に、この戦闘術は使いたくなかったけど、飛ばして行くわ‼」

 

「何?」

 

「ごめんなさい、後で話してあげるわ(まさか、記憶喪失なの)」

 

龍菜の実力ではフェンリスヴォルフは造作もないのだが、ノワールを防衛しながら戦うのは長引けば不利だと判断して、オーバーリミッツLv3を発動して、即急に対処することにしたのであった。

 

記憶を失ったノワールはオーバーリミッツを発動して橙色の闘気を身に纏った龍菜に驚きを隠せないでいたのだった。

 

「ワォ~ン‼」

 

「遅いわ‼ 円閃牙‼」

 

「刀を回してるの‼」

 

フェンリスヴォルフが攻撃を繰り出してきたので、ラピードにノワールの護衛を頼み、龍菜は愛刀で、ユーリとお揃いのニバンボシを斬りつけて、反動でキャッチして、逆回転させて斬りつけて、

 

「襲爪雷斬‼」

 

斬り上げて雷を落とし、斬り下ろす際にまた雷を落として

 

「噛烈襲‼」

 

青と黒と白のタイラントフィストを装着した左拳で連続で正拳突きをお見舞いして

 

「腹括りなさい‼ 天狼滅牙‼」

 

地面を叩いた衝撃で怯ませて滅多斬りを叩き込んで

 

「お終いにしましょう‼ 閃け‼ 鮮烈なる刃‼ 無辺の闇を鋭く切り裂き‼ 仇名す者を微塵に砕く‼ 決まったわ‼ 漸毅狼影陣‼」

 

「スゴイ・・・」

 

「あなた、歩ける?」

 

「え? うん」

 

「此処に居てもしかないから、わたし達と一緒に教会に戻りましょう」

 

「うん、ありがとう」

 

龍菜の龍姫とユーリ同様、四方八方から陣を形成しながら斬りまくる秘奥義を喰らったフェンリスヴォルフは光になって消えて逝ったのを見届けた龍菜はニバンボシを左腰のホルダーの鞘に納刀して、ノワールに手を差し伸べて、立たせて、歩けるか聞いたら、歩けると答えたので、仲間たちがいるプラネテューヌ教会に戻るのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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