復活したマジェコンヌ四天王の提示された猶予、残り八日になった、翌日のとある日
「こうかな・・・聖なる活力、此処に ファーストエイド・・・」
「荒削りですけど、まずまずのできです」
龍姫達はノワールの記憶の手助けになると思い、いつもの通りにバーチャルフォレストの秘密の場所で術技の特訓をしているのであった。
今、エステルがノワールに初歩の治癒術を手解きしていた最中だったのである。
インテリジェントデバイスのおかげで、ノワールは龍姫達とユーリ達とジュード達の術技の中で自分が好きな技を選んで行った結果、なんとかバーストアーツまで修得して、改めて剣術を龍姫達から教わったので、利き手でない左手を使いながら術技を出来るまでに至ったのだが、それでもまだ、記憶が戻ってこないのであった。
そんなこんなで特訓を切り上げて教会に戻るのであった。
「ユーリさん、お時間ありますか? ユーリさん指名の依頼があるんですけど?」
「確か、ゲイムギョウ界では直接、依頼人を指名できるだっけ」
「なんで、オレだけなんだ?」
「この依頼は、ユーリさんとノワールさんの二人だけでしかお受けできないんです。お都合が悪いなら」
「良いぜ、受けてやるよ。悪いな、カロル」
「気にしないでいいよ、それより、準備しないと行けないんじゃない」
「わかった・・・」
「それと、この水晶をお持ちください、これは今回の依頼場所への道標のような物です」
「まるで、麗しの星じゃの」
「ほんじゃ、ちょっくら行ってくる。 留守番頼んだ」
教会に戻ってきたところでセドナがある依頼を持ってユーリにギルドから直接依頼が舞い込んできたのだが、ノワールと二人だけしか組めないと言うのだが、ほっとけない病で好奇心が強いユーリが断る訳がなく、二つ返事で承諾して、グミなどの回復アイテムの確認をして、渡された黒水晶を持って教会を後にしたのだった。
「ユーリ・・・水晶・・・光ってる」
「ん? ほんとだな、こっちに行けってか」
指定された場所に行くための入り口がある方角を先ほどセドナから渡された黒水晶から光がその方角に指していので、その方角に向かったのであった。
「ここ・・・みたいだよ・・・」
「確かに、術式みてぇだな、水晶もこれを指してるみてぇだし、行くしかねぇな」
「うん・・・」
「大丈夫だ」
そこは初めてネプギア達と出会った場所で、そこには転送用の術式が描かれた魔法陣があり、黒水晶もそれを指していたので、二人はその魔法陣の上に立って、どこかへ転送されたのだった。
「ここ・・・どこ?」
「大丈夫か❓」
「うん」
どうやら、辺りが真っ暗なところに転移したようで二人は位置確認を行っていたらしばらくして、急に光が灯されのだったのである。
「ようこそ、記憶を失くした黒の女神そして、ユーリ・ローウェル、わたしは女神の力を修復させる者」
「つまり、ノワの記憶を蘇らせるのか」
「はい、そうです、今回の記憶の試練はあなたとノワールさんの二人が受けてもらいます。よろしいですか?」
「オレは構わねぇけど」
「わたし・・・知りたい・・・自分がどんな事してたか」
「それでは、御二方の試験の承諾を確認、では、御二方の覚悟を試さしてもらいます‼」
そこは神殿の内部で、ちょうど二人は部屋の真ん中に転移していたようで、目の前にフードを被った女性が現れて、二人の覚悟を試したいと言って、姿を消したと思ったら
「なるほどな」
「誰?」
「誰って、あなたよ、ラステイションの女神、ブラックハート、ノワールよ、それにしても、わたしもなめらたものね。まぁいいわ、あなたを殺して、本物になってあげる、そして、ネプテューヌも殺して、ゲイムギョウ界を統治してあげるわ‼ アクセス‼」
「本物になってあげるだ? ふざんけんなら、よそでやってくれ‼」
「知りたい・・だから・勝つ‼」
光の粒子が集まってしばらくして、ノワールの姿になって女神化まで行い、二人に戦いを挑んで来たのだった。
ユーリは慣れた様子で、ニバンボシを抜き、構えて、ノワールも愛用していた細剣ではなく、龍姫達同様に、黒い拵えの日本刀を左腰の鞘から抜刀して、構えたのであった。