見事、記憶と試練を乗り越えたユーリとノワールは得物をしまって、
「はいよ‼」
「はい‼」
ハイタッチをしていたのだったのである。
そしてノワールは女神化を解除して、ユーリに面と向かって、
「ユーリ、今まで、自分勝手に、振る舞ってごめん‼」
「ったく、オレより、謝る奴がいるだろ、顔あげろよ、それにしても、素だと龍姫達みたいになるんだな」
「けど、人前だと、どうしても、弱さを見せたくなくて、つい、傲慢になっちゃうだよ」
「まぁ、オレは気にしてねぇからな」
これまで記憶喪失になる前に龍姫達とユーリ達とジュード達に傲慢に振る舞ったことについて深々と頭を下げて謝ったのである。
ユーリは自分より謝らなければ行かない人物がいるはずたどいい、ノワールの猫かぶりをからかっていたのだったのである。
「どうやら、試練を乗り越えたようですね」
「それはそうと、なんでオレしか同行出来ねぇんだ? 別に龍姫達でもできただろう?」
「それは、あなたが一番、「友情」に詳しい人材だとこちらで判断させていただきました」
「フレンのことか、まぁ、確かにガキの頃から一緒だったからな、今は別々だがな」
「そういえば、エステルからそのこと聞いてたけど」
先ほど二人の力量を計るため、偽ブラックハートを嗾けてきた白いフードを被った女性が二人の目の前に姿を現したのである。
どうやら、ノワールに人の友情とは何かを伝えるために、ユーリを指名したと述べて、ユーリは龍姫でもいいのではないのか思っていたのだった。
「ノワール‼」
「はい‼」
「ノワール、黒の大地ラステイションの守護女神ブラックハートの任を、この場を以って、解任処分とします」
「それじゃ、わたしは」
「今までのことを考えたら、記憶喪失など差し引いたとしても、賢明な判断だな、天界の女神さんよ」
「此れしきの変装では、見破られて、当然ですね、そうです、わたしは天界の女神、イズナと申します、ラステイションの守護女神の任を解かれただけです。天界は、ゲイムギョウ界のシェアの奪い合いを辞めさせるため、そして、人間たちが自分の足で時代を切り拓いてもらうためです。それにまだ、あなたに、試練を乗り越えた、証を渡します」
「わたしのデバイスが光ってる」
イズナはノワールに守護女神の解任を言い渡して、試練を乗り越えた、褒美を渡したのである。
「もう、これでシェアと言う人の信仰心を用いないで、女神化が可能になります」
「ありがとう、イズナ様」
「ノワールさんにもリンカーコアを授けました、それでは、ご武運を」
試練を乗り越えたユーリとノワールは、元の次元のゲイムギョウ界の転移した場所に戻されたのであった。