萃香「どうした、もうお手上げか?」
神崎「ハァハァ…さ、流石にもう無理です」チーン
訓練を開始して一週間がたった、訓練の内容は萃香に一発でもいいから攻撃を当てる ことだ、お互い能力は使用不
可だからもしかしたらと思っていたのが間違いだった
近づいたら投げられ、距離を取れば詰められで投げられる
一応進歩はしているが…投げられるまでの時間が伸びただけで攻撃を当てることなど到底出来ない
神崎「そもそも人が鬼と戦うことが無理な話で…」
萃香「お前さん桃太郎を知らないのかい?」
神崎「あれは物語の中の話でしょ」
魔理沙「そっちの世界では物語になってるのか、幻想郷にはいたんだぜ、桃太郎」
神崎「だったら会ってみたいもんだよ」
萃香「その桃太郎さん、鬼倒したからって調子乗ってまた鬼に喧嘩売ったら死んだらしいけどな」
魔理沙「いつまでも地面に寝てないでさっさと立ったらどうだ?」
神崎「…すみません動けません」
萃香「ったくしょうがないな」スッ
そう言うと萃香は渋々手を神崎に差し伸べた
神崎「…今だっ!」
神崎はボロボロの体を動かし隙の出来た萃香の頬に拳を一発入れた、威力なんてない拳だけどようやく萃香に一発
入れることが出来た
萃香「なんだいこの手は」
神崎「一発です」
萃香はニッコリと笑みを浮かべ神崎の腕に関節技を決めた
萃香「こんなの認められるわけないだろぉ!」
神崎「あだだだだ!折れる!折れる!」
とっさに身体強化するが、痛みは抑えられず気絶する
萃香「もう少しそこで寝てな」
魔理沙「あーあ不意打ちなんてするから、まぁ自業自得だ」
魔理沙はそう言い残すと何処かへ飛んで行った
永遠亭side
永琳「宗教戦争が始まってからというもの患者がが目に見えて増えてきたわね」
優曇華「そうですね…うちは中立を宣言しましたからどこの宗教でもここに治療しにきますからね」
??「よう、調子はどうだお医者サマ」
優曇華「あ、神楽さん」
彼は神楽ミロク(カグラ ミロク)数ヶ月前にウチに運び込まれた患者で医療費が払えない代わりにと師匠が住み込みで働かせている人だ
永琳「出たな身元不明者」
神楽「せめて居候と言ってくれ」
優曇華「体の具合はどうですか?」
神楽「心配には及ばん、もう動けるくらいには回復したぞ」
なにせ彼は生きているのか不思議なくらいな重体で運ばれてきたのだから心配にもなる
永琳「なら今までの倍は働いてもらうわ」
神楽「…おっと兎達から手伝ってくれと言われてたの忘れていたな」スタコラサッサ
永琳「あ、逃げた…優曇華連れ戻して来なさい」
優曇華「ええ…私ですか、わかりました」
優曇華「神楽さん逃げるの早いですね、一体どこに」
神楽「ああー…」スパー
優曇華「神楽さん、ここは病院ですから煙草は止めて下さいって言いましたよね」
神楽「悪いが生きがいの一つのもんで」
優曇華「悪いと思ってるならせめてもう少し遠慮して下さいね…」
怪我も治りきってないのに煙草で体を壊して欲しくはない、止めれないにしても本数を減らすとか努力はして欲しい
神楽「それはそうと戦争の方はどうだ」
目つきが変わった、さっきとは違う暗い目に
優曇華「酷いものですよ、道教と仏教の他にも神教も実力行使になってきました、さらに各宗教が他の団体を味方につけようとしているようです。」
具体的な事は天狗と河童は守矢神社についた位しかまだ知らない
神楽「さて永琳のとこに行かなくちゃならないのか」
優曇華「師匠待たせると仕事増えますよ」
神楽「しゃーない、行くか」
彼は新しい煙草に火をつけて立ち上がった
優曇華「だから煙草は止めて下さい!」