ハイスクールD×G 《ReBoot》   作:オンタイセウ

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このペースで投稿できるなんて自分でもびっくり。
あと、最近書かれた評価で心がファイナルアタックライドされてしまいました。


VS35  立てない戦場

 

冥界到着の翌日、ダイスケたちはグレモリー領観光を満喫していた。サーゼクスやリアス個人が所有する城を見学したり、領内の産業施設なども見て回ったりと非常に充実していた。

宿泊したグレモリー本邸の生活環境も最高で、一つの部屋で家一軒分の機能を十分に果たしているという機能と豪華さを兼ね備えたつくりに満足し、城在住の専属シェフが作る豪華な食事に舌鼓を打った。

しかし、やはり小猫の様子がおかしい。食事にほとんど手を付けていないのだ。何事か、とダイスケが視線を向ければそらされてしまうので会話のしようがない。

そしてイッセーもグレモリー本邸に拘束され、観光に同行できないという扱いを受けていた。いや、こちらの理由は分かっている。

先日の夕餉の席、グレモリー卿とヴェネラナ夫人がイッセーと交わした内容の会話が、どう考えても婿入りの話なのである。そういった話に疎いイッセー本人は気付いていないようだったが、勘のいいダイスケは卿と夫人がイッセーを婿にしようという野心に気付いた。

おそらく先のライザー戦で主であるリアスを想う姿を気に入ったのだろう。イッセーが赤龍帝であることや娘のイッセーに対する気持ちにも気づいていることを考えれば、そのような策謀を巡らすのも無理はない。

そのためイッセーはグレモリー本邸にてミリキャスと共に冥界や貴族社会についての勉強の真っ最中だ。一度結婚式を邪魔し、花嫁を奪ったのである。こうなることも考慮に入れるべきであった。

そんなイッセーも現在は一行に合流し、先に利用したあの列車にて魔王領にして旧首都、ルシファードに向かう。

目的はいずれレーティングゲームにて争いあう若手有力悪魔同士の初会合だ。全員が由緒ある名門の家の上級悪魔で、そういった者たちがお偉方の前で意識しあう、という会合らしい。

一行は学生らしく学生服でボディーガードに護衛されながら会場に向かう。しかし―――

 

『リアス姫様ぁぁぁぁぁぁぁ!!!』

 

表に出て騒ぎが起きないように地下鉄に乗り換えるはずが大騒ぎ。ホームにいた一般の悪魔たちがリアスの存在に気付いて黄色い歓声を上げる。

 

「部長は魔王の妹君にして容姿端麗と来ているものですから、下級、中級の悪魔たちからの憧れの的になっているのですわ。」

 

説明するのは朱乃である。しかし、この人ごみは進行の妨げだ。

 

「ひぃぃぃぃ!いっぱい、悪魔がいっぱい……!」

 

おまけにギャスパーが冥界に来て二度目の恐慌状態に陥っている。今度のは出迎えの時とは違って無秩序なものだから余計に怖いだろう。

 

「うれしいけれど、これは困ったわね。これ以上騒ぎが大ききなる前に地下鉄に乗りましょう。専用列車、用意できているわね?」

 

「勿論です。ついてきてください。」

 

ボディーガードが文字どおり大衆から一行をガードし、地下鉄へ誘導する。聞けばかなりの実力者ぞろいらしく、一般の悪魔たちもそのことを知っているのか不用意に近づくこともなかった。

そしてリアスはなおも続く黄色い歓声に苦笑しつつも手を振り、一行とともに地下鉄に乗り込むのであった。

 

 

 

 

 

 

地下鉄に揺られ、会場に到着するとボディーガードはそこで待機した。そして会合が行われる会場に向かうため、一行はリアスを先頭にエレベーターに乗る。

 

「みんな、もう一度確認するわ。何があっても平常心でいること。何を言われても手を出さないこと。……これから出会うのは将来のライバルたち。無様な姿は見せられないわ。」

 

凄みを込めたリアスの声に、眷属たちは襟を正す。緊張はするが、これから出会う相手は生活や立場といった将来を賭けて戦う相手なのだ。リアスの言うように、無様な姿も隙も見せられない。

エレベーターがかなりの上層に到達したところで扉が開く。そこは広いホールで、待機していた使用人らしい悪魔が会釈してきた。

 

「ようこそグレモリー様。どうぞこちらへ。」

 

使用人悪魔の先導で、リアス一行は通路を進む。通路を少し行った先には――

 

「サイラオーグ!」

 

リアスがそう呼ぶ男が率いる一団がいた。

ダイスケはこの男を知っていた。ライザーとイッセーの決闘の際、観覧席の隣に座り、そしてダイスケの冥界脱出に手を貸した悪魔である。

 

「ちゃんと顔を合わせるのは久しぶりだな、リアス。」

 

「ええ、ほんとうに。変わりないようで何よりだわ。初めての者もいるわね。彼はサイラオーグ・バアル。大王家のバアル家次期当主で、私の母方つながりの従兄弟でもあるの。」

 

「よろしく。宝田君に関しては改めまして、だな。」

 

大王は72の悪魔の序列でいえば魔王に次ぐ序列である。

 

「あの時は本当に助かりました。俺に何かお返しできればいいんですけど。」

 

あのダイスケがちゃんと下手になるあたり、見るだけで付いていきたくなるような強さや頼もしさを感じる「漢」である。そんなサイラオーグは「いやいや」と首を振る。

 

「あのときはいいものが見れたからな。面白い話も聞けたし、それで十分だよ。」

 

「そういえば貴方、こんな通路で何をしていたの?」

 

リアスの問いに、サイラオーグは心底呆れたような表情になった。

 

「あまりにも下らん小競り合いが始まってな。先にアガレスとアスタロトが来ていたんだが、グラシャラボラスがアガレスとやりあい始めたんだ。」

 

「やりあうって何を――」

 

イッセーが訪ねた途端、大きな破砕音が響く。まるで解体用の鉄球で壁を打ち壊したかのような轟音だった。

 

「……だから開始前の会合なんて必要ないと進言したんだ。」

 

サイラオーグが音がしたほうへ歩いていく。眷属たちはそれにつき従い、リアス一行も何事があったのか確かめにいく。

大きな音がしたその場所は―――破壊されていた。テーブルも、椅子も、煌びやかに大広間を飾っていたであろう調度品の品々も等しく破壊されていた。

大広間の中央では二つの陣営に分かれた悪魔たちがまさに臨戦態勢でにらみ合っている。一方は見るからに狂暴かつ凶悪そうな悪魔やら魔物の集団、もう一方は見た目そのものは普通の悪魔の集団であった。

ただ、見た目の差異にかかわらずお互いが放つ殺気とオーラは凄まじい。いくつかの戦いや何人もの悪魔との出会いを経験してイッセーもダイスケもオーラの感じ方が徐々にわかってきていたが、ここまで尖った殺気を放つオーラを感じるのはなかなか無い。まるで禍の団との戦いで感じた戦場で感じた雰囲気のようだ。

そんな二組にかかわらず落ち着いた様子の悪魔の少年が一人、そして不気味なフードを被った一団が部屋の隅にいた。彼らがおそらく「やりあっていない」方のアスタロトだろう。

 

「ゼファードル、こんなところで戦いを始めても仕方がないのではなくて?馬鹿なの?死ぬの?死にたいの?理由さえ上に説明すれば殺してしまってもこれは問題ないのではないかしら。」

 

そう言い放つのは見た目が人間と変わらない方の一団を率いる美少女の悪魔。年齢はダイスケたちに近いのであろうが、放つオーラの冷たさといったらない。クールな言動や見た目も相まって非常に冷徹そうだ。それに対し――

 

「ああ!?言ってろよクソアマッ!せっかくこの俺様が一発仕込んでやろうっていうのによ!アガレスのお姉様はガードが固くっていけねぇや!!だからいまだに男が寄ってこずに処女やってんだろ、お前んとこはどいつもこいつも処女臭くってかなわんぜ!だからこそ俺が開通式をしてやろうって言ってんのによ!!

 

もう一方の悪魔は完全にただのパーリーピーポーなヤカラ。顔を含めて全身に魔術的なタトゥーを入れており、そこかしこにピアスを付けて上半身は裸という本当に上流階級の悪魔かと疑ってしまうような風貌と言動である。

素材の顔のほうは端正だといえるというのにこれでは台無しだと思えるほどにひどい。そしてこれでこんな状況になった原因は一発でダイスケは分かった。大方ヤカラの悪魔の方がセクハラでもしたのだろう、それが発展してここまでの大破壊になったのだ。

 

「ここは時間がくるまで待機するだけの部屋だったのだがな。もっと言うなら軽い挨拶を済ます程度のはずだったんだ。その結果がこれだ。血の気も多いうえに将来のライバル同士という連中が集まるんだ、こうなってもおかしくはないはずなのにそれでもそれを良しとする旧家や上級の古い悪魔たちはどうしようもない。下らんことには付き合いたくなかったが――見てられん。」

 

そういってサイラオーグが歩を進める。どう見ても危険な行為だ。アスタロトの一団のように静観していた方が得策だというのに、それでもサイラオーグは歩みを止めない。

 

「さ、サイラオーグさん、危な――」

 

止めようとするイッセーを、リアスが制止する。

 

「いや、部長、これは不味いですって!サイラオーグさん、危ないっすよ!!」

 

「心配ないわ。彼――サイラオーグをよく見ておきなさい。」

 

「ぶ、部長がそう言うなら……でも、どうしてですか?従兄弟だから?」

 

「それもあるけれど――彼が若手悪魔ナンバーワンよ。」

 

一触即発の二チームの間にサイラオーグが仁王立ちする。

 

「アガレスの姫シーグヴァイラ、グラシャラボラスの凶児ゼファードル。これ以上無意味な争いを続けるというのなら俺が相手しよう。これはいきなりだが最後通告だ。次の言動の次第によっては俺は容赦なく拳を放つ。」

 

その言葉とともに一気に放たれる闘気といっていいオーラが放たれる。そして本気の目。方向性は違うが、ヴァーリと対峙した時のような圧倒的プレッシャーをイッセーは感じた。

しかし、その凄みを感じてもヤカラのゼファードルは青筋を立てて言い放つ。

 

「はっ、バアルの無能が。そもそも、そこのロボットアニメなんかに現を抜かす処女女が―――」

 

ゼファードルの言葉はすべて言い切れなかった。その顔面に絶大な威力を込めた拳が突き刺さったのだ―――その拳はサイラオーグではなくダイスケの、だったが。

一撃を受けたゼファードルは広間の壁を貫通し、隣の大広間の壁にぶつかってようやく止まる。

 

「テメェ……今「ロボットアニメなんか」つったか?」

 

サブカルをこよなく愛するダイスケにとって、先ほどのゼファードルの一言は言ってはいけない一言だった。この場がどういう場か、そして自分はいるだけで大人しくしていなければならないということも忘れさせてしまうほどに、である。

 

「あの、宝田君?君、今自分が何をしたのかわかっているのか……?」

 

先ほどまで闘気ムンムンだったサイラオーグが血の気を引かせている。リアスに至っては気絶一歩手前で白目をむいているという美少女にあるまじき状態である。

いつの間に、とイッセーは思ったが、先ほどまでダイスケが立っていた場所が大きく抉れているのに気付く。純粋な脚力だけで瞬間移動まがいのことを起こしたのだ。

 

「許されねぇ!人の趣味を無遠慮に否定するなんて絶対に許されねぇ!!!」

 

幼い時、趣味の違いせいで周囲から孤立していたダイスケだからこそいえる一言ではあるが、いくらなんでも堪忍袋の緒が緩すぎだ。

 

「あ、あの……。」

 

「なに!?」

 

ゼファードルと言い争っていたシーグヴァイラがダイスケに近寄る。そして―――

 

「掴めプライド……?」

 

テキィィィィィィン……

 

「掴めサクセス……!」

 

「元気のGは?」

 

「―――はじまりのG!!」

 

そしてダイスケとシーグヴァイラは拳法家のようなポーズをとる。

 

「「流派、東宝不敗は!!」」

 

「「王者の風よ!」」

 

「全新!」

 

「系烈!」

 

「「 天破侠乱!見よ!東方は赤く燃えているぅぅぅ!!」」

 

なんか、同好の士だったらしい。

 

「今の拳の使い方、イエスだね。」

 

「こんどはブレンパワードですか。女性の貴女が、OP全部見れました?」

 

「あら、それはセクハラですわよ?」

 

「おっと、これは失敬。」

 

そして共に笑う二人。すぐにお互いを理解するとは貴様らニュータイプか。

 

「き、貴様!いきなり何をするか!?」

 

「バアルはともかく、部外者の貴様が介入するのか!?」

 

ダイスケに主をぶっ飛ばされたゼファードルの眷属が詰め寄ろうとするが、サイラオーグの巨躯がそれをさせまいと立ちはだかる。

 

「もともとそちらに非があるのだ。彼はそれを正したに過ぎない。それに、お前たちがまずやるべきなのは主の介抱だろう。俺や彼に剣を向けることではない。第一、これから大事な行事が始まるんだ、主を何とかしろ。」

 

『――ッ!』

 

サイラオーグの言葉でゼファードルの眷属たちは戦闘態勢を解き、倒れる主のもとに駆け寄っていった。そしれ今度はサイラオーグはダイスケとロボット談議に花を咲かすシーグヴァイラに目を向ける。

 

「君もだぞ、シーグヴァイラ。同好の士が見つかってうれしいのは分かるが、その前に化粧を直してこい。先の怒りを引きずったままでは行事もままならならないだろう。」

 

「そ、それもそうですね。それでは、またあとで。」

 

そういってシーグヴァイラは踵を返し、眷属と共に広間を出る。

 

「さて、宝田君。とんでもないことをしたな。これではグラシャラボラス家に遺恨ができるぞ?」

 

「これから戦う奴リストに一つ名前が加わるだけなんで別にいいっす。それにもともと冥界じゃ俺は危険人物扱いみたいですし?」

 

「……そういうことは言うな。リアスが悲しむ。まあ、俺の分の殴ってくれたみたいだからその分スカッとしたがな。」

 

そう、ダイスケはロボットものを侮辱したゼファードルがその前にサイラオーグを貶していたことをしっかり聞いていた。が、実は特にそのことは気にしていなかったのだが、結果オーライとする。

そのことに幸か不幸か気づいていないサイラオーグは自分の眷属を呼ぶ。

 

「スタッフを呼んでくれ。めちゃめちゃすぎて、これではリアスとの茶も飲めん。」

 

実力は見えなかったが、それでもサイラオーグその人となりに、イッセーは惹かれた。自分はこれから出会う将来のライバルたちに不安と脅威しか感じていなかった。それでも、同じ環境にいるはずのこの男は全く臆することも窮することもなく事態に立ち向かい、同じスタート位置にいるはずの自分たちを動かしていく。

そして何より先ほどの闘気である。あれだけで事実イッセーは圧倒された。そんなサイラオーグが、若手悪魔ナンバーワンであるか理解できたとイッセーは思った。そこへ、聞きなれた声がする。

 

「あ、兵藤!」

 

「匙じゃん。それに会長も。」

 

「ごきげんよう、リアス、兵藤くん。」

 

シトリー家も到着し、ようやく会合に出席する若手悪魔たちが出そろった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「わたくしはシーグヴァイラ・アガレス。大公、アガレス家の次期当主です。宝田さん、よろしければ後で連絡先の交換を……。」

 

「もちろんですよ。それにしても貴女がはぐれの討伐命令を下す大公家の悪魔だったんですね。」

 

化粧直しから戻ったシーグヴァイラからイッセーたちは挨拶をもらう。スタッフの魔力による修繕が完了した大広間にて、改めて若手悪魔同士の集いが執り行われているのである。

当然ながらグラシャラボラス家の者たちは同じ席におらず距離をとっている。

同じようにリアス、ソーナ、サイラオーグが名乗り、あいさつを交わし、今度は先ほどの騒ぎには加わらなかった少年悪魔が名乗る。

 

「僕はディオドラ・アスタロト。アスタロト家次期当主です。皆さんよろしく。」

 

虫も殺せない優男の印象を受けるが、それでも上級悪魔である。油断はできない。

ちなみに、アスタロト家は現ベルゼブブを輩出した名家であり、グラシャラボラス家も本来なら現アスモデウスを輩出した名門である。

いそこで、ダイスケは疑問に思う。以前あった学校の授業参観の日に受けた魔王の話で、兄姉である魔王たちがフリーダムなせいでその弟妹たちはみな反動で真面目に育ったという話があったのだ。どうもグラシャラボラスはその範疇に含まれていないような気がするのだ。

リアスもこのことに関して気になることがあったらしく、サイラオーグに尋ねた。

 

「ねえ、サイラオーグ。グラシャラボラス家の次期当主って本当は違う方だったわよね?それが何であの凶児で有名なゼファードルになっているの?」

 

「それが最近、グラシャラボラス家でお家騒動が起きてな。本来の次期当主が急逝されたのだ。不慮の事故死らしい。ゼファードルは繰り上げ当選、ということだ。」

 

そんな会話の中、廊下でリアスたちを待っていた使用人が入ってきた。

 

「皆様、大変長らくお待たせいたしました。皆様がお待ちでございます。」

 

遂に若手悪魔と悪魔世界の上役たちとの会合が始まる。

一行が通されたのはまるで雛壇をスケールアップしたような場だった。一番上にはサーゼクスや魔王少女の格好をしていないセラフォルー、そしてアスモデウスとベルゼブブらしい二人を加えた四大魔王が内裏雛よろしく陣取り、その下には三人官女や五人囃子といった具合にお歴々が並んで座っている。

そのセットの前に、まるで被告人のように一行は通され、王の駒をもつ者が一歩前に出る。その中にはダイスケに殴られたゼファードルもいたが、頬を抑えて何とか立っている。すると、初老の悪魔が語り始めた。

 

「今日はよく集まってくれた。次世代を担う貴殿らの顔を改めて確認するため集まってもらった。中にはイレギュラーもいるが、それに関しては天使、堕天使も含めた将来のレーティングゲームのひな形としていずれ参戦してもらうことを想定しているからだ。」

 

ダイスケ本人からしたら聞いていない話である。だが、こうして悪魔でないダイスケもこの場に呼ばれた、ということはそのようなことが将来起こりうるからだ。完全にこれはダイスケの配慮が足らなかった。

 

「まあ、早速やってくれたようだが……。」

 

たっぷりとひげを蓄えた悪魔が皮肉気に苦笑する。

 

「それはともかくとして、今前に出た六人はいずれも家柄、実力ともに申し分ない次世代悪魔の代表だ。だからこそ、君たちには経験を積んで互いに競い合い、切磋琢磨していってほしい。」

 

一番上のサーゼクスの言葉だ。それに対し、サイラオーグが尋ねる。

 

「その経験というのはいずれ我々も『禍の団』との戦に投入されると考えてもよろしいのでしょうか?」

 

「それはまだわからない。確かに経験にはなるだろうが、なるべくならそれは避けたいと私たちは考えている。」

 

その答えに、サイラオーグは納得できない、というように眉をつりあがらせる。

 

「なぜです?若いとはいえ我等とて悪魔の上に立ち、守る上級悪魔の一端を担います。この年になるまで先人の方々からのご厚意を受け、それでも何もできないというのは良心に反します。」

 

そう言えるサイラオーグはこの六人の中で分かりやすくトップにいるから、である。チームとしては互いに実力は未知数でも、個人としては他の五人の先にいる。ならばもっと経験を積むには実践に出た方が手っ取り早い、というのがサイラオーグの自覚しない本心だ。

それをわかっているサーゼクスは諭すように言った。

 

「サイラオーグ、勇気は認めよう。しかし無謀だ。何よりも成長途中の君たちを戦場で斃れさせる未来を迎えさせたくない。それほど君たちを失うということは大きいことなのだよ。君たちは君たちが想像しているよりも尊い宝なのだ。故に段階を踏んだ成長をしていってほしいのだ。理解してほしい。」

 

わかりました、とサイラオーグは引き下がるが、いまだ完全な納得はできていないようだ。

 

「なによりも今は和平によってできた繋がりを重要視しようというのが今の冥界の見解なのだ。そのためにもいずれ、そこのにいる宝田大助君のような悪魔でない者のゲーム参戦を今回はテストし、各神話勢力も交えた一大イベントにしていこうと考えている。その新しい時代のレーティングゲームを悪魔側から担うのが君たちであってほしい。」

 

一気にダイスケに注目が集まる。つまりはいずれこの六チームによるゲームを行い、その中にダイスケも何らかの形で加わるということだ。

 

「でもでも、買収とか脅迫みたいな悪どい手はゲームだから禁止ね、ダイスケ君♪」

 

「すいません、もうその手の話で俺のこといじるの勘弁していただけますか!?反省してるんで!!」

 

セラフォルーの茶化しがダイスケの心を抉りつつも、将来のゲームの在り方について話は進んだ。しかし、そのほとんどが魔王と上役たちとのやり取りになってしまっていたので、イッセーもダイスケも聞いているだけで疲れてしまった。

 

「さて、長い話に突き合わせてしまって悪かったね。なに、私たちは若い君たちに私たちなりの夢や希望を見ているのだよ。勝手かもしれないが、理解してほしい。何度も言うが、君たちは冥界の宝なのだ。」

 

本心であるから疲れていてもしっかりと伝わるサーゼクスの言葉。期待されている、というのは度にもよるが素直にうれしいと感じてしまうものだ。

 

「では最後に、君たちの夢や目標を聞かせてもらえるかな?」

 

サーゼクスの問いに真っ先に答えたのはサイラオーグだった。

 

「魔王になることが、俺の夢です。」

 

はっきりとそう言い切る豪胆さに、上役たちも「ほう……」と嘆息を漏らす。

 

「しかし、大王家から魔王が出るとなると前代未聞だな。」

 

「民が必要がと感じれば、そうなるでしょう。」

 

若手悪魔ナンバーワンにして大王家の第一位継承者であるからこその説得力である。それにリアスが続ける。

 

「私はグレモリー家の次期当主としていき、各ゲームにおいて常勝であることを目指します。」

 

一度経験した大敗かるくるリアスの言葉には強い決心があった。それを聞き、その奥にあるものを知っているリアスの眷属たちは身を引き締める。そのあとにも各人が己の目標、夢を口にし、ソーナが残った。

 

「私の目標は冥界にレーティングゲームの学校を建てることです。」

 

聞けば誰もが感心するであろう言葉だったが、上役たちはそれを聞いてざわつき始めた。

 

「ゲームを学ぶ場ならばすでにあるはずだが?」

 

「それは上級悪魔や一部の特権階級にいる者だけがいくことを許されるところ。私が作りたいのは下級悪魔や転生悪魔でも平等に通えるようなところです。」

 

ますます良いことである。匙も己の主の夢を聞いて誇らしげにしている。しかし――

 

『ハハハハハハハハハハッ!』

 

浴びせられたのは、上役たちの嘲笑。

 

イッセーにも、匙にもわからなかった。なぜ、ソーナの夢は嗤われなければならないのか。助けを求めるように、イッセーはリアスを見るが、彼女は厳しい顔つきでやはりか、というような表情になっている。

 

「こいつは傑作だ!」

 

「流石に無理というもの!」

 

「いやいや、夢見る乙女という奴ですな!」

 

「若いというのはいい!だが、これがデビュー前の顔合わせの席でよかったっというもの。」

 

イッセーはダイスケを見る。

 

「……維新は成っても意識は変わらずってか。」

 

そこへ木場が口にする。

 

「ダイスケ君の言う通りだよ。今の冥界は徐々に変わりつつあるとはいっても、上級下級、純粋と転生悪魔の間の身分差は残り続けている。フェニックスを見ただろう?あれがいい例だ。」

 

「で、でも、グレモリー家は優しくしてくれてるぜ?」

 

「イッセー君、グレモリー家は特別だよ。眷属にここまで情愛を注いでくれるところはグレモリーだけなんだ。」

 

木場の言葉の脳裏で、ライザーが自分にどのように接していたかイッセーは思い出す。下級に下僕、そういった他者をさげずさむ言葉でしか、ライザーはイッセーを表現していなかった。

しかし、それでもソーナは自分の言葉を曲げなかった。

 

「私は本気です。」

 

立場の都合でどうしても直接妹を応援できないが、セラフォルーはうんうんと肯いている。しかし、大人たちはそうではない。

 

「ソーナ・シトリー殿、下級・転生悪魔は上級悪魔に傅き、主として仕えたうえで才能を見出されるのが常。そのような施設を作ってしまっては伝統と誇りを重んじる旧家の顔を潰すことになりますぞ。いくら変革しつつあるとはいっても、変えて良いものと悪いものがある。たかが下々の者にレーティングゲームを教えるなど――」

 

「なんでなんっスか!!」

 

匙のがまんが、ついに限界を迎えた。

 

「なんでそんな風に会長の……ソーナ様の夢をコケにするんスか!?かなえられないなんて、なんであなたたちが決めれるんです!?ソーナ様は本気でやろうとしてるんスよ!!」

 

「口を慎め、下僕よ。ソーナ殿、躾がなっておりませんぞ。」

 

あまりの口ぶりに、イッセーはもし自分が同じ立場だったら、と思う。きっと匙のように大声を上げていただろう。しかし、直情的にしかできない。だがダイスケなら――と思うがダイスケは動かなかった。

いかに重要人物として見られているとはいっても、ダイスケの立場は単なる学生である。しかし、相手は冥界において確固たる地位を築いた大人だ。立場による発言力の違いというものは身分の差だけでできるのではない。

ダイスケのその姿を見にそのことに気付いたイッセーはただ、悔しい思いを握力に変えることしかできなかった。「黙れ、この簾頭が。お前の頭の横の残り少ない希望すべて引きちぎってやろうか。」だの「学校を作ったから維新後の日本の識字率が上がって国力が上がったんだろうが、人間界の歴史も知らねぇのかこの偽ガンダルフ。」といった小さい声によるダイスケの罵声はばっちり聞こえていたが。

 

「……申し訳ありません、後で言って聞かせます。」

 

「どうしてここで引き下がるんです!?この人たち、会長の夢をバカにしたんですよ!どうして言われるがままなんですか!?」

 

「サジ、お黙りなさい。この場は意見交換の場でも討論の場でもありません。私はただ将来の夢を語っただけ。それだけのことなのです。」

 

「――ッ!」

 

匙はまだ言いたげだったが、ソーナの冷徹な目を見て押し黙る。本当は本人が一番つらく、悔しいだろう。しかし、ソーナにはソーナの立場がある。悪魔として、貴族として、魔王の妹として。何より、これ以上匙が続けてもその主であるソーナの立場がなくなってしまうのだ。

だからこそ、匙には黙るという手段しかなかった。

 

「だったら!うちのソーナちゃんがゲームで勝っちゃえば誰も文句ないでしょう!?ゲームで好成績を残せば、願いをかなえられる悪魔だっているんだもん!!」

 

プンスカとご立腹しているのセラフォルーの提案に、誰もが驚く。何しろ突然のことだったので上役たちも困惑していた。

 

「もう!オジサマたちは寄ってたかってソーナちゃんをいじめるんだもの!いくら立場があるからって流石に我慢の限界よ!?これ以上ひどいこと言うんだったら今度は私がオジサマたちをイジメちゃうんだから!!」

 

見事なブチギレ振りを見せるセラフォルーにただただ戸惑う上役たちとこっそり指笛を鳴らしてセラフォルーの発言を称賛するダイスケ。それに対してソーナ本人は姉が助けてくれた嬉しさと姉が自分のために自分の立場を利用したという気恥ずかしさで顔を真っ赤にして手で覆っている。

だが、セラフォルーの発言は一見立場を利用したものにとられてもその実は悪魔社会のルールに基づいたものだ。願いを通すために力を見せること、それはイッセーがすでに実現させたことでもある。それを踏まえたうえで、サーゼクスは発言する。

 

「ちょうどいい、ならば若手同士のゲームを行うとしよう。リアス、ソーナ、君たち同士で戦ってみないか?」

 

その言葉に、リアスとソーナは互いに目を合わせる。

 

「もともとリアスのための試合を一つ計画していたところなのだ。アザゼルが各勢力のゲームファンを集めて君たちの試合を観戦させる予定があった。そこで君たち同士のゲームを執り行おうと思うのだが。」

 

ゲームそのものは元来予定されていたものだったらしい。いきなり駒王学園の学生同士の戦いになるが、リアスとソーナも共に不敵な笑みを浮かべる。

 

「公式戦でないとはいえ、これは良い機会。初めての相手があなただなんて、運命的なものを感じてしまうわね、リアス。」

 

「私もよ。でも、やる以上負けるつもりはないわ。」

 

互いに火花を散らす様子の主を見て、互いの眷属同士も闘志を出し合う。

 

「なら決まりだ。日取りは日本時間の八月二十日。それまで自由に時間を使って構わない。詳細は改めて後日連絡しよう。」

 

こうして若手悪魔同士の初めての対決が執り行われることと相成ったのである。

 

 

 

 

 

 

グレモリー家の本邸に返ってきた一行を待っていたのはアザゼルであった。そこで会合の場で起きた出来事をリアスたちはアザゼルに伝える。

 

「人間界の時間で今日が七月二十二日。対戦日まで一か月近くあるな。」

 

シトリー家との対戦の話を聞いたアザゼルはさっそくなにかの計算をし始める。

 

「ひょっとして、修行の日取りの計算ですか?」

 

イッセーが尋ねると、アザゼルは当然だ、と頷く。

 

「開始予定は明日、各自のメニューもすでに考えてある。」

 

「でも、なんだが俺たちだけ堕天使総督のアドバイスを受けるなんて、なんだかズルっぽくないですか?」

 

「ばーか、俺の指導を受けるってだけでもう勝ったつもりか。大体、堕天使や天使のバックアップを受けてるのはお前たちだけじゃない。うちの副総督のシェムハザだって各家に情報なりなんなりを渡している。あいつのほうがしっかりしているから、下手したらお前たちの方が不利になったりしてな、ハハハ!」

 

「ちょっと、不安になるようなことを言わないで頂戴。本当に不安になってきたわ。」

 

これ以上負けたくないという感情がことさら大きいリアスは本当に不安になってしまった。

 

「冗談だって。まあいいや、明朝に庭に集合な。そこで各自のメニューを伝える。覚悟しとけよ?」

 

『はい!』

 

全員の息がぴったりと合う。それほど皆、やる気が大きいからだ。イッセーにとってはヴァーリとの距離を縮めるため、ダイスケにとっては決着がつかなかったメカゴジラとの力量差をつけるための修行である。

明日の朝になれば、ついにそのための修行が始まるのだ。

 

 

 

 

 

 

 

――だが、そのまえに。

 

 

 

 

 

 

「「温泉だぁぁぁぁぁ!!」」

 

転身だぁぁぁ!みたいなテンションで温泉に飛び込むイッセーとダイスケ。もちろん体はすでに洗っている。

本当なら各自に割り振られた部屋の内湯もあることはあるのだが、せっかくだからと眷属たちに冥界でも名湯の一つとされるグレモリー家の私有温泉を解放してくれたのだ。

 

「旅ゆけば~♪」

 

アザゼルも十二枚の翼を広げて完全に湯を満喫している。

ただ、問題も一つあった。木場がイッセーに

 

「あ、洗いっこ、する……?」

 

と顔を赤らめていってきたのだ。流石にこれはイッセーも引いた。

本人としては友達としての裸の付き合いは初めてだから、という意味で恥ずかしかったのだろうがもうちょっといい恥ずかしがり方があるのではないかと思う。

 

「おい、ギャー助どうした?」

 

ダイスケが言うように、ギャスパーの姿が見えない。イッセーと共に一旦上がり、更衣室のところを除くと……いた。胸までタオルを巻くという女子のタオルの巻き方で。

 

「お前……こういう時でも徹底してるのな。」

 

「だ、だってイッセー先輩が入っているかと思うと……。」

 

こいつは本人の前でなんということを言ってくれやがるのだろうか。イッセーが生粋の女好きでなければそっち方向に行ってしまうかもしれない危険が今ここにある。

 

「せっかくの温泉なんだから入らないとダメだろ。つーか、お前は普段から女装してるからその恰好は色々危険すぎるだろ。森沢さんみたく開いちゃいけない扉開かせる気か、俺に。」

 

「い、イッセー先輩!?僕のことをそんな目で見てたんですか!?身の危険を感じちゃいますぅぅぅぅぅぅぅ!」

 

カチン

 

流石に今の一言はかわいい後輩と言えでも言ってはならない一言。イッセーは無言でギャスパーのタオルを剥ぎ取り――

 

「ヘイ、ダイスケパス!!」

 

ダイスケに裸体のギャスパーを放り投げる。

 

「レッツ、ビギン!!」

 

そしてそのまま湯船へと走り――

 

「タァァァァァッチ、ダウゥゥゥゥゥゥン!!!」

 

アメフトのボールよろしくギャスパーを温泉に叩き込んだ。

 

「いやぁぁぁぁぁん!あっついよぉぉぉぉぉ!!とけちゃうぅぅぅぅぅぅ!いイッセー先輩とダイスケ先輩のエッチィィィィィィィ!!!」

 

大絶叫が湯船に木霊する。ついでに言うとすぐ隣は女湯、これを聞かれていてもおかしくなく、何を言われるかわかったものではない。

 

『イッセー、ダイスケ、ギャスパーにセクハラしちゃだめよ?』

 

案の定リアスのからかい声が聞こえてきた。

 

「ばっかじゃねぇの!?そっちの湯、熱線で即死温度の熱湯に変えてやろうか!?」

 

ダイスケが反撃するも、女子たちのくすくすと笑う声は収まらない。もうどうしようもないので再び湯に浸かることとする。

 

「ところでおまえら。」

 

そういってアザゼルはすいーっとイッセーとダイスケの元へいやらしい顔をしてやってくる。

 

「お前らもう、女の乳は揉んだが?」

 

「はい!リアス部長のはとってもとっても柔らかかったデス!」

 

「ねーよ、こんちくしょう。」

 

ダイスケの答えを聞いてイッセーはふふんと胸を張って自慢げな顔になる。

 

「俺の場合、一度そこまで行ったら最後までやられそうだから手なんてだせねぇんだよ。毎晩のように夜這いに来るから理性保つのに必死だこっちはこのやろーめ。」

 

いまだに自分の遺伝子云々カンヌン目的でエリーが好意を寄せていると思っているダイスケには、責任をとる度胸などないので追い返すのでいっぱいいっぱいだ。それにマリーの存在もあるのでますます身持ちを堅くしないといけないのである。

 

「……ダイスケ、お前はもうちょっと女心を理解できるようになれ。それからいイッセー、揉んだことはあるといったが―――乳首を突いたことはあるか?」

 

アザゼルの手がインターフォンを押すようになっている。

 

「――!いえ、まだです……。」

 

悔しげに答えるイッセー。嘆息を漏らすアザゼル。このふたり、実にバカだ。

 

「そうか、無いか……。なら知らないんだろうな、自分の指が乳首の中に埋没していく感覚と瞬間を――あれは圧巻だ。」

 

「そ、そんな!乳首はブザーじゃないんですよ!?」

 

「――いや、ある意味あれはブザーみたいなもんだ。哭くんだよ、「いやーん」って。」

 

「女子風呂でも使用人の方でも構いません!!頭のお医者様はいらっしゃいませんか!?聖女の微笑みでも治らなそうですが、急患です!患者二名の頭の中が乳まみれです!すぐにでも除去手術を!!」

 

あまりにひどい二人にダイスケはたまらずに大声を張り上げる。しかし、悲しいかなどこからも反応はない。

 

「俺はっ――浅はかだったッ!おっぱいは揉んで吸って挟むものだと思っていたのにッ……突くことを忘れていたなんてッ!!」

 

悔しさのあまり号泣するイッセー。それなりに付き合いは長いが、なぜこんなことで泣けるんだろうとダイスケはいつも疑問に思う。そんなイッセーの肩に、アザゼルは手を置く。

 

「つまり、お前はまだまだだってことさ。女の胸はそれこそ無限だ。ウロボロスのオーフィスなんて目じゃないほどにな。俺はそれに見せられて、女にハマッて堕ちた。だが、後悔はしていない。」

 

なるほど、伝承通り女を抱いたらしいが伝承で語られることのないバカさ加減がここにある。こんなのが総督で堕天使は本当に大丈夫なのだろうか。

 

「先生――おっぱいが、つつきたいです……。」

 

「諦めたらそこでおっぱい終了だぞ、イッセー。」

 

「ごめん、そこで二人そろって名作バスケ漫画の名言汚すのやめてくれる?読んだことないけど。」

 

この二人のエロに、特に乳に対するエネルギーはどこから湧き上がってくるのだろうか。家一軒分でもいいから発電に回せると地球にやさしいのだが。

そんなバカ話をしつつも温泉を堪能し、いよいよ修行の時は近づいてくる。だが、この時誰も気が付かなかった。

勝負の時のほかに、新たな脅威が迫っていることを――

 




という感じで次回以降にその脅威とやらをブン投げするVS35でした。
なお、感想などもお待ちしております。ただ、メンタルが非常に弱いのできついことを言われると「キメワザ!!CRITICAL CREWS-AID!!終焉の一撃!!!」になりますのでご勘弁を。
それではまた次回。いつになるかは分かりません!!!
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