さて、今回からは修学旅行はパンデモニウムに突入です。そして怪獣ものに詳しい方は「あれ、あのネタやらないの?」と思われるでしょうが……やりますよ。違う形で。
「これか?」
「ああ、。この要石の下だ。」
「どうするのよ、これスモウレスラーでも持ち上がらなかったんでしょ。」
「俺の腕力でもどうか。いっそ吹き飛ばすか?」
「魔剣で斬ったほうが早そうだ。」
「ならば俺の新しい力を試してみたい。」
「いや、いかに呪術で重くなっているとはいっても重力には逆らえない。ならばこうして……。」
「浮いた、か。流石はビルガメスだ。」
「村一つを結界で囲っておいた。そこに放り込めば餌を自然にとるだろう。」
「さあ、柳星張――いや、その美しき姿から虹の女神の名を借りて――イリス、我々と契約しよう。」
*
それは、午後九時四十七分の出来事だった。空自にスクランブル要請がかかったのだ。
百里基地のF-15パイロットたちは慣れた手順で、しかし正確に手はずを踏み、離陸する。
この様子は空自だけでなく中空SOCだけでなく特自もモニターしている。飛来する飛行物体が航空機とは限らないからだ。
「監視衛星からの画像は?」
「現在、確認中です。」
一方、スクランブル発進したF-15もレーダーで目標を補足する。
「こちらブルーワン、目標をレーダーで捕捉、これより接近する」
パイロットは操縦桿を目標に向けて傾ける。それは、厚い雲に覆われていたが確かにレーダーで捕捉している。
『こちら中央SOC、目標はマッハ2に減速。』
「こちらブルーワン。目標に接近する。」
『SOC了解。』
特自でも目標の位置を特定した。
「目標、領空内に侵入します。」
そして、パイロットによる慣れた誘導が始まる。
「|Your Japanese territorial airspace is invaded there.Turn the course prompt and retire.《貴機は日本の領空は侵犯している。速やかに退去せよ。》」
しかし、目標はそのままのコースで直進を続ける。
「目標は警告を無視、領空を侵犯中。」
『SOC了解。』
一気に現場の緊張感が増す。
しかし、パイロットがそれが羽ばたいて飛んでいることに気付く。
「目標を視認、航空機ではない。警告射撃の許可を求める。」
パイロットはいつでも攻撃できるように、目標の背後に回る。
『目標への警告射撃を許可する。』
目標が航空機ではなく巨大生物と分かった場合、警告射撃の許可がすぐに下りるようになっている。そうすればすぐに逃げ出す場合が多いからだ。
「了解、安全装置を解除。ターゲット、ロックオン。」
レクティルが目標をターゲットとして捕えた。そして、パイロットはわざと外すように機首をずらして射線をずらす。
そして、トリガーを引く。
曳光弾が軌跡を描き、目標の前を通り過ぎていくのが見える。しかし、目標は進路を変えない。
「目標は停止しない。繰り返す目標は停止――」
すると、パイロットは我が耳を疑った。
「――なんだ?」
「どうした、ブルーワン。」
「歌声です、歌声が聞こえます。」
「惑わされるな、ブルーワン!」
コールサイン、ブルーワンは自身へ不信から編隊の先頭を僚機のブルーツーに交代する。ポジションが変わるやいなや、ブルーツーはブルーワンに代って警告射撃を行う。
しかし、目標は急遽上昇。それで生まれた乱気流にブルーツーは巻き込まれ、きりもみ状態になる。
「目標が急に動きを変えた!敵対行動と思われる!そっちに行ったぞ、ブルーワン!」
ブルーツーの約100メートル上空で待機していたブルーワンに指令がはいる。
『全武装の使用を許可する。』
「了解、安全装置を解除。ターゲット、ロックオン。」
再びレクティルにターゲットを合わせ、FCSが目標を標的としてロックオンする。
「ミサイル発射!」
翼から空対空ミサイルが発射される。若干の蛇行を見せながらミサイルはまっすぐに目標に向かっていく。しかし、目標は急激に錐もみ飛行し、その衝撃波でミサイルを撃墜してしまった。
「ミサイル爆発。」
「撃墜したのか?」
「いえ、目標には命中していません。」
空自と共に状況をモニターする特自でもその様子は観測された。
一方、パイロットたちもミサイルの爆発を目にした。そして一瞬、目標のシルエットが見えた。
「……人?」
自分たちが追っていたのは確かに巨大な未確認飛行物体であった。しかし、一瞬爆発の影になって見えたそのシルエットは大きさも形も人そのものだったのだ。
確認のためレーダーを見たが、目標として追っていた者の姿が消えていた。
「レーダーロスト!SOC、確認を願う。」
『こちらもレーダーロスト。周辺を哨戒せよ。』
しかし、F-15二機がかりで探しても目標は見つからなかった。
一方そのころ、特自でも動きがあった。
「監視衛星からの画像が届きました。」
日本上空で待機している監視衛星から送られてきた画像がモニターに映る。
「ただ今解析中、精細化していきます。」
徐々に画像が鮮明になっていく。そして見えたのは黒く、巨大な蝶か蛾と呼ぶべきものであったのだった。
*
「きょうと、きょうとー、はじめての、京都♪」
「お前楽しそうだね。」
今日は修学旅行。現在は行きの新幹線の中だ。ダイスケの隣にエリーが座っている状態だ。
「それもそうネ!京都と言えば日本屈指の魔術都市、魔術師として興味が湧かないわけがないネ!」
「確かにな。向こうに言ったらとりあえずは清水寺目指すんだっけ?」
「Yes!いっちょリアルに清水の舞台から飛び降りてみるネ!」
「やめろ。ニュースになるから。」
ダイスケたちはイッセーのいる班だ。いつもつるんでいるメンバーで班構成ということに相成ったのだ。ただ、今回は榛名はグループが違う。仲のいい村山や片瀬等と組んでいるため今回は別行動ということになる。
「でもでも、今日はダーリン独り占めー♪」
「くっつくなっつーの。」
そう、今日はマリーは一年なのでここにはいない。出発時など本当に寂しそうな顔をしていた。おまけに榛名は別の班なので実質エリーの一人勝ち状態だった。
心配なのはマリーがちゃんと自炊できるかどうかだ。万が一のためにインスタント食品を日数分用意しておいたが、トチ狂って鍋料理に手を出さないかが気になるところだ。
まあ、また調理器具を破損させたら次はとっちめるといっておいてあるので大丈夫だろう……多分。
「修学旅行を新婚旅行にしようね、ダーリン♪。」
「まだ結婚もしていないんですがそれは。あと松田や元浜とかも一緒にいるんだぞ。」
はぁ、とダイスケはエリーの浮かれっぷりに頭を抱える。
「ちょっとイッセーのところ行ってくるわ。」
「早く帰ってきてねー。」
京都につくまでイッセーのところにいるわ、と返したダイスケはそのまま前方の車両に移る。
「よお。」
「おお、ダイスケ。」
「隣いいか?」
「ゼノヴィアと木場に続いてお前もか。」
「なに、なんかあったの?」
尋ねながらダイスケはイッセーの隣に座る。
「いや、ゼノヴィアはデュランダラルを調整のために正教会に預けてるらしいから何かあったらアスカロンを貸してくれってさ。木場は別のクラスだから一応回るルートの確認。」
「なるほど。ところでこの前行ったグレモリー家へのあいさつのとき、なんかあったんだって?」
「それ、サイラオーグさんの事?それともサタンレンジャーの事?」
サタンレンジャーというパワーワードが飛び出たが、これは先日イッセーがリアスと冥界に行った折に謎の儀式に巻き込まれた。
そのときにイッセーへの試練の相手として現れたのがサタンレンジャーだ。
「びっくりしたよ。だってどう考えても正体、魔王様方とグレイフィアさんだもん。」
「あの人もつき合わされて大変だ。」
「でもさ、試練を一通り終えた後に屋敷に戻ったら横断幕が出てて『お嬢様、若様、おめでとうございます!』って書いてあるんだよ。部長のお父様とお母様もすっごい喜んでたんだけど、あれどういうことだったんだろうな?あの試練を超えて、なにがおめでとうございますなんだろう。」
「あー、お前確実に追い詰められてるわ。覚悟しとけよ。じゃなくて、サイラオーグさんの話。」
「あ、そっち?うん、部長のご両親にあいさつした後、サーゼクスさまとサイラオーグさんに会ってさ。そこで軽くサイラオーグさんと手合わせしてみることになったんだ。」
「で、どうだった?」
「……強かった。あっちは本気を出しちゃいなかったってのに、相当押された。魔力がない分、パワーが半端じゃない。」
サイラオーグは本来、生まれ持ってくるはずの魔力をほとんど持っていなかった。本来バアルの血から継承する滅びの魔力も持ち合わせていなかった。だから、バアル家当主の継承権を生まれながらに剥奪されたのである。
しかし、サイラオーグは諦めなかった。魔力が無い分を腕力ですべて補ったのだ。それも、血のにじむような鍛錬の果てに。そして、滅びの力を持つ第一継承者に勝ち、次期バアル家当主の座を自らの手でもぎ取った男なのだ。
「あの人の拳は本物だ。俺が
「お前の
「ああ。でも、あの人の拳はとてもまっすぐなんだ。戦って心地よさを感じるなんて初めてだよ。これ以上やったら歯止めが利かなくなるって、途中で止めたんだけどね。」
「でもすごいよな。お前の乳技もギャスパーの邪眼も次回のゲームじゃ解禁してほしいって言ってたんだろ?」
「うん。俺たちの全部を受け止めるって。でも、そう言えるだけの実力があの人にはあるってことなんだ。そんな人に少しでも追いつけるために先輩方に会わなくちゃな。」
イッセーは最近、アザゼルのアドバイスの通りに神器の奥に潜り先代赤龍帝の残留思念と対話している。ただ、対話と言ってもむこうは一切しゃべらない。誰もかれも虚ろな表情なのだ。まあ、それもしかたない。ほとんどのものはまともとはいえない最期を送っているのだから。
「そうか、じゃあ行って来い。」
意識の奥底に落ちるイッセーを見送った後、邪魔をしないためにもダイスケは元の席に戻った。
「おかえり。早かったネ。」
「イッセーにもイッセーのやることがあるからな。」
そういってダイスケは駅で買った新聞を広げる。記事には『奈良県、南明日香村で村民の半数が死亡。痕跡から怪獣の仕業か』というものや『太平洋上で謎の巨大飛行不明生物、現在行方知れず』という見出しが踊っている。
記事を読んでいくうちに、うつらうつらと眠気が襲ってくる。今日の集合は普段よりも早く、睡眠時間もそんなにとれていなかった。それに新幹線がレールの上を走る細やかな振動がさらに眠気を促進さてるのだ。
(軽く寝ておくか。)
そう決めたダイスケは新聞を畳み、目を瞑る。心地よい睡魔がやってきた。が、突然おかしいことになる。
突然なんだか掌が寂しく感じてきたのだ。何かが足りない。この手で覆い尽くせる軟かい何かが欲しい。いや、それはそこにあるではないか。ゆっくりと手を伸ばし、つかむ。そして、揉む。
ああ、なんと心地よいことだろうか。この胸の奥に去来した虚無感は消え去り、幸福と充足で満たされる。
「……あん。」
突如聞こえたエリーのなめかましい声がダイスケを覚醒させる。
「え……?」
目を開いて驚いた。何せ自分の手がエリーのその決して小さくはないふくよかなバストの上に置かれていたからだ。
「ダ、ダーリン。触ってもいいけどサー……時間と場所をわきまえなよ♡」
「だ、ち、ちがう!俺、なんか眠くなってそしたらなんだか手が寂しくなって!」
「ちょうど誰も気づいていないみたいだから、ペッティングぐらいは……。」
事実、隣の列の席にはだれもおらず、ほかの席にいるものから見ても完全に死角だ。やれないこともないのだが。
「ご、ごめん、頭冷やしてくる!」
そういって車両と車両の間のトイレに入り、洗面台で顔を洗うダイスケ。さっぱりして出ると、そこには血相を変えたイッセーがいた。
「な、なあ!俺の可能性知らないか!?」
「は?」
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「つまり先代にして女性赤龍帝最強のエルシャさんが持ち出してくれた赤龍帝の可能性が詰まった箱をベルゼブブさんから渡された『鍵』で開けた結果、その赤龍帝の可能性が箱からもイッセーの中からも飛び出していった、と。」
「そうなんだよ。」
「そうなんだよ、じゃねーよ。車掌さんに「俺の可能性知りませんか?」って訊いても「あるさ、お前の胸の中に(ドヤァ)」って返されるのがオチだぞ。」
「やっぱそうだよなぁ!やべーよ、このまま飛び出したきりで自然消滅とかなったら目も当てられんしエリシャさんにもベルゼブブ様にもアザゼル先生にも顔向けできん!!!」
『慌てるな。あれはいずれにしろお前のものだ。必ずお前のもとに戻ってくる。そういう因果があるからな。』
「まあドライグもこう言ってることだし、ここは一旦席に戻ろう。っていうかお前のとこに避難させてくれ。」
「いいけど、なんかあったか?」
「いや、それがなんというか一時の気の迷いというかなんというか自分でもわからんのだが……。」
そうごまかしてダイスケはイッセーの席がある車両に逃げ込む。すると、そこでははっきり言って滅茶苦茶気持ちの悪い光景が繰り広げられていた。
「おおおおおおお、おっぱい!おっぱいをくれぇ!!」
「や、やめろ松田ぁ!!お、俺の、野郎の胸をもんで何が楽しいというのだ!つーかきもい!」
松田が元浜の胸を揉もうとして組み合っているという非常にアーッ!な光景が広がっていたのだ。
「――はっ!俺は何を……?急に誰のでもいいから乳が欲しくなって、それから……。」
我に返ったらしい松田が元浜から離れる。
「松田……おっぱい欠乏症にかかったのか。(CV古○徹)」
「「ダイスケのアムロのモノマネすげぇにてる!」」
「まあ、それはともかく……そういうことならば今夜!ぜひともホテルの部屋でエロDVD鑑賞会とでもいこうではないか!安心しろ、必要機材はすべて荷物に入っている。」
「マジでか、元浜!」
イッセーが身を乗り出して乗り気になる。
「おお、イッセーも乗り気ではないか。それでこそだ!よし、ならばこの日の為に入手した『桃色爆乳景色・金閣寺』と『肌色巨乳模様・銀閣寺』、そして『本気で一発乱れ咲き~純生~初回限定版(あ、それ高かったの!)』を見ようぜ!」
「それよりもさぁ、『自分の不徳のせいで肉体関係を迫った来た女に対するやんわりとした拒否の仕方』ってHowtoビデオない?あったら切実に見たいんだよね。」
「「「あるわけねぇだろ、ダイスケぇ!!」」」
*
一方そのころ、MMSのメンバーは奈良は南明日香村周辺の森林のなかにいた。
「今頃はダイスケたちはシューガクリョコーかぁ……あーあ、学生やり直してぇ。」
「静かにしろパン。哨戒中だぞ。」
ジョンがパンをたしなめる。
現在彼らは日本政府からの依頼を実行中だ。それは先日の深夜、南明日香村を襲撃した怪獣の探索。
昨夜の二時過ぎ、村は突如怪獣の襲撃を受けた。音もなく忍び寄ってきたそれは、瞬く間に村の人口の半分の人間からすべての体液を奪い、殺害していった。時刻が深夜であったことと同時多発的に襲撃されたため通報が遅れてしまい、さらに被害を出してしまったのである。
その殺害方法や人間に対する攻撃性から直ちに警察から特自に捜査権が移動し、さらにその危険性から異能集団であるMMSが先発として探索にあたっている。
「相手は無防備とはいえ村民の半数以上を殺害した凶悪な相手だ。気を引き締めろ。」
「「「「「
慎重に、かつ静粛に森の中を進む一同。手にしているのは自衛隊から供給された対怪獣用のメーサーガトリング。火力に不満はない。
三百六十度の範囲を一人一人が手分けし、一つの手がかりも見落とさないように進んでいく。――その時だった。
「うおッ!?」
ジェイの頭を何かが高速でかすめた。それを彼は驚異的な反射神経でよける。ジェイを狙ったものは何か海生生物のような触手であった。
「
「こいつ!」
ジョンが無線連絡を入れ、マイロンがジェイを狙った触手を狙い撃ちする。しかし、その動きが早すぎて銃で捉えることができない。
すると、別方向から似た触手が今度はベネットを狙う。
「くっ!」
ベネットは銃を捨て、
「銃じゃ不利だ、格闘戦で行くぞ!」
エドが
「サンプルもらうぜ!」
ベネットが抑えている触手を、立ち直ったジェイが手製のローチンで斬り付ける。だが、信じられないような反射でよけられ、ローチンは空を斬る。
「一体、何匹いるんだ!?」
パンの叫びは全員の疑問でもあった。これと同じものが複数いることは間違いないが、そもそもこれがこれ一つで単体の生物なのか、それとも一体の生物の器官の一部であるのか。
そんな疑問を抱いた時、それは森の中から姿を現す。百メートルはあろうかという巨大な体躯。頭は鳥を思わせる鏃型。眼窩の奥の瞳が黄色い光を漏らしている。
そして、その巨体には四本のあの触手が備えられていた。そして、手のない槍を思わせる鋭利な腕が人のようについている。だが、そんな常識離れしたパーツパーツの割に全体的な印象は人間を思わせるフォルムだ。
「アイツは……!?」
誰もが絶句した。だが、すぐにやらなければならないことを思い出す。
「全員メーサー構え!」
ジョンの号令で皆が足元に捨てていたメーサーガトリングを構える。
「てぇぇぇぇぇぇ!!」
一斉に放たれるメーサーの雨あられ。しかし、目の前の巨大生物はそれをまるで降ってくる小雨程度にしか感じていない。
しかも、怪獣はジョンたちの正確な居場所を見つけてしまった。鋭い先端を持つ触手が蛇のように鎌首をもたげ、ジョンたちに向けてまっすぐ、そして高速で刺し貫かんと放たれる。
(マズい――)
だが、反応よりも早く触手が到達してしまう速さだ。ジョンは死を覚悟し、目をつむった瞬間、金属と金属がぶつかったようなガキンッ!という音がする。
はっとして目を開くと触手の軌道が何かに弾かれていた。空中には何か円盤状の物体が宙に浮いている。これが触手を弾いたということか。
すると、森の奥から人影が走ってくる。その人影は跳躍して円盤を取ると、その左腕に装着する。触手たちはターゲットをその人影に変えると苛烈な攻撃を加えていく。しかし、その人物は的確な反応と動きでその円盤――いや、盾一つでしのぎ切る。
そして怪獣の本体めがけて手から火球を放った。
キュォォォォォォオオオオオオ!
火球の一撃が効いたのか、怪獣は初めて叫びをあげる。その時、怪獣の周囲を霧が覆った。完全に霧が怪獣を覆い隠すと、すぐに共に消えてしまう。
「……邪心を持つ者め、霧の結界で連れ去ったか。」
謎の人物が呟く。しかし、ジョンたちにはその人物の声に聴き覚えがあった。口調はまるで違うが、間違いない。
「お前、アーロン・ブロディか……?」
パンがそう尋ねると、その人物は振り向く。その顔は紛れもなく死んだはずのアーロン・ブロディのものだった。
ということでゲスト怪獣いらっしゃいなVS60でした。やっぱり京都と言ったら……ねぇ?
冒頭のスクランブルシーンですが、やりとりはこれが本当かどうかはわかりません。だって東京SOSのまんまですから。
なお、感想などもお待ちしております。いつでも待ってますのでどしどし送ってきてくださいね。……本当に待ってますから。
それではまた次回。いつになるかは分かりません!!!