「......ん、...ここはどこ?」
何故か僕は天井の無いはずの山のなかを走っていたのに
気づけば天井を見上げていた。
藍「あら、起きたのね?」
「.....藍様⁈」
?
なんで藍様を知ってるのかって?
そりゃ狐のなかじゃ有名ちゅうの有名だからです。
藍「あら、私のことを知ってるの?」
「はい!そりゃ狐のなかじゃとても有名なので!」
藍「...狐ねぇ、それにしては尻尾も耳もないけど?」
「あ、それに関してはこのシッポミミチヂマールという薬で縮めています!僕が狐だと人間にばれたらめんどくさいですからね」
藍「そ、そう、随分御都合主義なことで」
「だそうと思えば出せますよ?ほらっ!」ポンッ
紫「藍よりかはあんまりだけどこれはのれで気持ちいいわね」もふもふ
「⁈」
紫「そんなに驚かなくてもいいじゃない、それにしても君、私の好みにストライクよ」
藍「そんなことどうでもいいです...」
紫「あら藍だって連れて来た時は『紫様っ!ショタ、ショタが迷い込んで来ましたよ‼︎』って涎垂らしながら来たじゃない」
藍「ちょ、ちょっとそんなこと言ったら」
「.....う、嘘ですよね?あの高貴で美しい藍様がそんな変態じみたことを..」
藍「あー、もう紫様!お母さんは実は浮気していたと分かってしまった小学生4年生みたいな泣きそうな顔になってるじゃないですか‼︎」
紫「なんで小学生4年生限定なのよ...」
ちぇん「藍しゃまー.....そ、その子は誰の子ですか?」
藍「誰の子でもないわよ、ちぇん、しっかりして!」
「...あぁ、きっとこれは悪い夢、起きたらきっと華扇様がいるはず.......忘れてた!あの、ここどこですか⁈」
紫「...ここはマヨヒガよ、迷っている者が訪れる場所よ」
「そ、そうですか......」
そうか、僕は迷っていたんだな....
あれ?なにを迷っていたんだっけ。
そもそも僕は誰?
華扇様?誰それ。
わからない、わからない。
「.......」
紫(まずいわね、少しずつだけど記憶が戻って来ているわ)
「....僕は...僕はなんで生きているの..........生きていてもしょうがないのに.....は、はは....はははははははははは................そうだ、僕は...僕は」
今、はっきり思い出した。
僕は沢山の命が寄せ集められ作られた
継ぎ接ぎの人形
生きている実感がわかなく
なにをすればいいのか分からない
「僕は...僕は...この事実が分かったところでどうしたらいいの⁈」
どうしろってゆうの?どうやって生きていけばいいの?
ねぇ、教えてよ、アリスお姉ちゃん。