華扇様の愛弟子   作:黒崎 日比谷

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第4話

「......ん、...ここはどこ?」

 

何故か僕は天井の無いはずの山のなかを走っていたのに

気づけば天井を見上げていた。

 

藍「あら、起きたのね?」

 

「.....藍様⁈」

 

なんで藍様を知ってるのかって?

そりゃ狐のなかじゃ有名ちゅうの有名だからです。

 

藍「あら、私のことを知ってるの?」

 

「はい!そりゃ狐のなかじゃとても有名なので!」

 

藍「...狐ねぇ、それにしては尻尾も耳もないけど?」

 

「あ、それに関してはこのシッポミミチヂマールという薬で縮めています!僕が狐だと人間にばれたらめんどくさいですからね」

 

藍「そ、そう、随分御都合主義なことで」

 

「だそうと思えば出せますよ?ほらっ!」ポンッ

 

紫「藍よりかはあんまりだけどこれはのれで気持ちいいわね」もふもふ

 

「⁈」

 

紫「そんなに驚かなくてもいいじゃない、それにしても君、私の好みにストライクよ」

 

藍「そんなことどうでもいいです...」

 

紫「あら藍だって連れて来た時は『紫様っ!ショタ、ショタが迷い込んで来ましたよ‼︎』って涎垂らしながら来たじゃない」

 

藍「ちょ、ちょっとそんなこと言ったら」

 

「.....う、嘘ですよね?あの高貴で美しい藍様がそんな変態じみたことを..」

 

藍「あー、もう紫様!お母さんは実は浮気していたと分かってしまった小学生4年生みたいな泣きそうな顔になってるじゃないですか‼︎」

 

紫「なんで小学生4年生限定なのよ...」

 

ちぇん「藍しゃまー.....そ、その子は誰の子ですか?」

 

藍「誰の子でもないわよ、ちぇん、しっかりして!」

 

「...あぁ、きっとこれは悪い夢、起きたらきっと華扇様がいるはず.......忘れてた!あの、ここどこですか⁈」

 

紫「...ここはマヨヒガよ、迷っている者が訪れる場所よ」

 

「そ、そうですか......」

 

そうか、僕は迷っていたんだな....

 

あれ?なにを迷っていたんだっけ。

そもそも僕は誰?

華扇様?誰それ。

 

わからない、わからない。

 

 

「.......」

 

紫(まずいわね、少しずつだけど記憶が戻って来ているわ)

 

「....僕は...僕はなんで生きているの..........生きていてもしょうがないのに.....は、はは....はははははははははは................そうだ、僕は...僕は」

 

 

今、はっきり思い出した。

 

 

僕は沢山の命が寄せ集められ作られた

継ぎ接ぎの人形

 

 

生きている実感がわかなく

なにをすればいいのか分からない

 

 

 

「僕は...僕は...この事実が分かったところでどうしたらいいの⁈」

 

どうしろってゆうの?どうやって生きていけばいいの?

 

ねぇ、教えてよ、アリスお姉ちゃん。

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