デート・ア・ライブの世界に迷い込んだ魔導士! 作:@ファイブズ
ズゴッ!
「ぐふぇ!」
気を失っていた俺は腹部に走った強烈な痛みで意識を覚醒させた。
「何時まで寝ているのよ、アンタの前世はナマケモノだったんじゃないの?」
ボンヤリしていた視界も徐々に良くなり、声のした方に首を向けると、赤く腰まで届きそうな髪を黒いリボンでツインテールに縛った少女が
棒付キャンディーを咥えながら見下ろしていた。
「んな訳あるか、どちらかと言うと周りからワーカーホリックって言われてる位仕事バカだぞ。」
その大半が、レジアス中将や、クロノから押し付けられているんだけど・・・。
そんな軽口の後、俺は本題を切り出した。
「此処は何処だ?」
「ラタトクス機関所属の空中艦フラクシナスの医務室よ。そして私はこの艦の司令官、五河琴里よ。」
(この年で司令官か・・・昔のクロノを思い出すな~)
そう思いながら、寝ていたベットから体を起こし、右手をかざし敬礼しながら自己紹介をする。
「時空管理局地上本部特務部隊部隊長 上条翔真三等陸佐です。そして・・・あれ?」
「どうしたのよ?」
アインスの姿が見えない・・・あっ!
「五河司令官・・・。」
「琴里で良いわ。」
「琴里、俺の姿ってどうなっている?」
琴里は頭の上に?を浮かべながら答える。
「アンタ、自分の姿なんて気にしているの?銀色の髪に赤い目をしているわ。アンタ、本当に日本人?」
・・・やっべ
体中から嫌な汗が流れて来る。
「ちょ、どうしたのよ!漫画の如く汗が出ているわよ!」
「なあ琴里よ、俺、この折檻を無事切り抜けれたら白くて大きな犬を飼うんだ・・・。ユニゾン・アウト。」
スーっと体が光り、俺の体からアインスが出て来る。
それに伴い、俺の髪と瞳が黒に戻る。
そして、ギシギシと首を後ろに向け・・・様として途中で止められる。いや、頭を掴まれる。
「主・・・あれ程言いましたよね。何があっても気を失う前に私を外に出して下さいと。
そうすれば、いざと言う時主の身を守れるというのに・・・それ所か、ユニゾンしていたの忘れるとは酷いです!」
「い、いやだってさ、死にそうでそんな余裕が無かったと言うか、その「他の人とは喋っていたのに?」はい、すみません。」
い、いかん。
今反論したらいろんな意味で破滅する。
「で、そこの少女は何故私達を保護したのだ?」
「ア、アインス?順番が違う!まずは俺の体から分離した理由をッ!」
ギシギシッ!
「グオォォッ!き、軋みだしたぞ!」
「黙っててくれませんか?主。今、私が質問しています。」
今、翔真の命は文字通り、アインスが握っている。
「私達は精霊を保護する事を目的に活動している組織よ。最初はあなた達を精霊と思っていたけれど、
解析したら只の人間だし、それでも精霊に近い力を使っているから興味を持った。って所かしらね。」
こ、琴里さん?無視っすか?
もしかして、貴方もそっち側タイプの人ですか?
「そうか・・・で、私達の処遇は?」
「そうね、敵対する意思が無いのであれば、私達が保護するわ。その代り貴方たちの事を教えてちょうだい。
この世界へ来た目的とか。」
「そうだな、では私が話すとしよう。」
(私がって言うか、私しか話せないんだが・・・。)
当然、こんな事を考えたお陰で更に頭蓋骨が軋み、メキメキと良い音を奏でた。
そんなのを気にせず、アインスが説明し、琴里が聞いては質問をする。
俺達の任務の目的とその切っ掛けとなった物を見せ、更にここへ飛ばされた際の状況を説明した・・・らしい。
それを知った琴里は俺達に以下の事を約束するとのの事。
1.ラタトクス機関は人道的に保護をする。
2.ラタトクス機関はこの世界で活動するための戸籍等を用意する。
3.ラタトクス機関は元の世界に帰還させるため全力でサポートをする。
4.特務部隊の2名には緊急時には戦力になって貰う。
5.上条翔真三等陸佐が精霊を攻略出来そうであれば精霊を攻略して貰う。
取り合えず、アインスはこれらの事を約束させたらしい。
なぜ、らしいかって?説明の途中で俺は気絶してしまったからだ。
なんか、この小説では主人公がとても酷い目に遭っているのは気のせいでしょうか?