デート・ア・ライブの世界に迷い込んだ魔導士! 作:@ファイブズ
ここからは、原作通りのお流れですが、基本オリ主目線でいきます。
ラタトクス機関の協力も有り、何とかその日の内に高校の用意が済んだのが4月8日。
町や高校への道のりを確認したのが昨日・・・4月9日。
で、今日は全国的に始業式が始まる4月10日。・・・この日を境に俺が居候している家の主、五河士道の恋と戦いが始まるとは一部の人を除いて誰もが思っても居なかった。
五河家・・・リビング
新学期に伴い編入手続きの仕上げのをする為、通常時より早く登校する事になっている俺、上条翔真は、朝の5時半に起きる。
向こうでは着る事の無かった高校の制服に着替えてリビングへ向かうと、既にアインスが朝食の支度をしていた。
「おはよう、早いなって言っても向うじゃ普通だったな」
「確かにそうだったね。・・・ここでなら普通の人の生活をしばらくは満喫できそうだし」
しばらくは、か。確かに、ミサカ達が俺達の居場所を突き止めたら、救援に来るだろう。
そうしたら、俺達はまた戦いに身を投じなければならない。・・・それが普通の世界に飛ばされていたらの話だが・・・。
「琴里の言っている事が本当なら、精霊達を封印して保護しなければならない。・・・当然ASTも来るだろうな」
「結局、どこへ行っても私達は戦う運命なのか」
少し、ネガティブになっていると、上からドッタン、バッタン響いて、止めにギャーっと叫び声が聞こえる。
・・・ドタドタドタ!
バタンッッ!
勢いよく扉が開くと白いリボンで2つに括られた赤い色の髪の少女・・・五河琴里が、半泣きでリビングに飛び込んでくると、
「わっ!」
「きゃ!」
アインス共々、手を引っ張られ部屋の角へ押し込まれると、ドッスンとテーブルを横に倒して俺達の前に置くと、ヒョイっと俺達の間に収まる。
「・・・何をやっているんだね?」
まったくである。
「うぅ、おにーちゃんが、おにーちゃんが!」
「あ、うん分かった、分かったから落ち着けどうどう」
「翔真、それはどうかと・・・」
その後、部屋に入って来た士道を見てまたギャーギャーと叫ぶ琴里を士道が宥め、4人で朝食を取り始める。
『-今日未明、天宮市近郊のー』
「ん?近けーな、何があった?」
4人の目線が自然とテレビへ移る。
画面には瓦礫となった町が映し出されていた。
「ああ・・・空間震か」
士道がうんざりと首を振る。
・・・空間震、本場の空間震はこんな感じか。
俺達が向うで見たものより迫力があるな。
空間震・・・その名の通り、空間で起こる地震の事を指し、俺達の世界の次元震に酷似している。
しかし、故意で発生させれる次元震とは違い、発生原因不明、発生時期不明、被害規模不確定爆発、振動、消失、次元転移その他諸々の現象の象徴である・・・が、琴里曰く「精霊」と言われる存在が異空間より現界、つまり子の地球に現れる際に引き起こすエネルギーの余波らしい。
初めて観測されたのが30年前に起きたユーラシア大陸のど真ん中で死傷者約1億5千万人。
それ以来、世界各地で大小50以上発生した。
・・・で、それ以来、各地で地下シェルターが爆発的に普及し、死傷者の数は減っていったとか。
「んー、そーだねー。ちょっと予定より早いかなー」
「早い?何がだ?」
「ん?何でもないよ?それより翔真は時間いーのー?」
「え?うわっやっべ!」
琴里の言っていた事に疑問を持つも、それ所では無かった様だ。
琴里に言われ、チラッと時計(待機状態のイマジン)に目をやると出発予定時刻ギリギリだった。
「すまんアインス、片づけよろ!士道、先に行くぜ!」
「おーまた後でな。」
ドアを開けて急いで外へ飛び出す。
こんな感じ、中学の時以来かな?
高校に着いた俺は、職員室で担任になる岡峰珠恵先生に、今日一日の予定、クラス、出席番号を教えて貰い、学校での規則、授業について等の説明を聞き、生徒相談室で簡単な5教科のテストを受けた。
結果 数学・物理化学 100点
英語 92点
国語 82点
社会 68点
総合 442点
「凄いですね、理数系は満点、英語も90点台ですよ!あ、でも国語と社会が全体より苦手みたいですね。」
「ええまあ、海外に居たので日本の言葉や歴史は少々分からなくて、英語は向こうの訛のせいでミスしただけですよ。」
「大丈夫ですよ、これくらい出来れば、一年間苦手を中心に勉強すれば問題なく上位の大学とか行けますよ。少なくとも、これから受け持つ私のクラスでは2番目の成績に値します」
・・・1位の点数が凄い気になる。
てか、空間震全体に関する社会系の範囲とか知るかよ!
そんなもん、アメリカに始めて来た人がアメリカの歴史テストやらされている様なもんだぞ!って言う文句は口には出せる訳無いので・・・泣く泣く心の内に仕舞っておく。
そして、テストとか受けている内にHLの時間が近づいて来たらしく、岡峰先生に続き、2年4組の教室のドアの前に見えない様にして待つ。
中からは、「タマちゃんだ・・・」「ああ、タマちゃんだ」「マジで!やったー」と生徒から好意的な声が聞こえる。
そして、「それでは、今日からこの学校へ編入する新しい生徒を紹介します。入ってきてください。」と、廊下に居る俺へ声を掛ける先生。
その言葉で、俺はドアの前に立ち、一旦息を整えた俺はドアの取っ手を勢いよく開き、中へ入る。
さて、2年のブランクを経て、俺の新しい学校生活を送ろうじゃないか!