ラブライブ!一年男子は俺だけ・・・えっ?   作:飛翔翼刃

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今週、来週と週一しか休みがなくげんなりしている作者です。
休憩時間や帰ってきてから、ちまちまやって、やっとこさ完成しました!
文字数が多いと途中わけがわからなくなりましたww



ではでは本編をお楽しみください!


第四話   目標には課題がいっぱい

 

 

 

(さてと、そろそろ帰るかなー。材料とかも買っていかなくちゃいけないし)

 

多分この人は色々と巻き込む人だと、直感が働いてるため、楯はそそくさと教室を出て行こうとする。

 

「そうだ!君!アイドルやってみない?」

 

「・・・・・・・・・・・無理です」

 

「だよね。・・・うん?あーーー!」

 

いきなり大声を出す穂乃果。

 

「なんで男の子がこの学院にいるの!?まさか不審者!!?」

 

まさかの不審者扱い。

 

「制服まで用意してるなんて、なんて用意周到な不審者なの・・・」

 

そう言って、楯から距離をとる。

 

(なぜ不審者?てか朝の集会で雛さんが話してたよな?

 それに侵入するなら女装とかのほうが自然だよな、元女子高なんだし)

 

楯は弁解がめんどくさくなり、教室から出ようとする。

自分の事は理事長が全校集会で話しているため、普通なら知っているはずなのである。

ちゃんと話を聞いていればの話だが。

穂乃果は廃校の話を聞いたときから頭が軽くパンクしていたので、楯のお話は右から左へ流していたのである。

 

「逃げようたって逃がさないよ!」

 

距離をとっていたと思ったら、次には腕を掴んでくる穂乃果。

 

「いや、逃げてないですよ。帰るだけです」

 

「そんなこと言って、本当は何かする気なんでしょ!」

 

「しないですよ。てか僕の事、不審者扱いするのは構わないですが、一応在校生で、多分貴女は先輩だと思います」

 

「え?後輩?私が先輩?」

 

穂乃果は頭に?マークが浮かんでいる。

 

「僕は今年度から共学化のテスト生として入学した、一年です」

 

「そんな話あったっけ?」

 

「はい。全校集会のときに理事長さんがお話していましたよ。

 まあ廃校の後に説明されたのは意地悪としか思えませんが・・・」

 

雛さんは所々で悪戯好きなのが困りものである。

 

「そうなんだ、ははは・・・勘違いしちゃったみたいでごめんね」

 

「いえ、あれでしたら学生手帳とかお見せしますよ」

 

「ううん、大丈夫だよ!私は信じるよ!」

 

「そうですか、ありがとうございます。それでは失礼します」

 

楯は軽く会釈をして帰ろうとする。

 

「ちょっと待って!」

 

まだ腕を放してくれない穂乃果。

 

「まだなにか御用が?」

 

「お試し期間でいいから、一緒にダンスとか歌の練習に付き合ってほしいの!」

 

「無理ですよ。ダンスなんてしたことないし、歌も平凡だと思いますし・・・」

 

「だから、一緒に練習して上手くなろうよ!」

 

強引にでも楯を仲間にしようとする穂乃果。

 

「なんでそこまでして、僕を引き入れたいんですか?」

 

「君が居ればなんだか頑張れそうな気がするんだもん」

 

「それだけ?」

 

「それだけだと思う・・・上手く言葉にできない何かを感じるんだよ!」

 

(なんとも強引な先輩だな。それにしても俺がいるだけで頑張れるね・・・嬉しい事だけど、俺は本当に何にもしてあげられない。

 ダンスも歌も見る聴くは好きだけど、やるとなると素人もいい所で気合や頑張りは大切だが、上達するにはその道のプロなり歩んできた人に教えを請うのが一番なのは明白なんだよな)

 

「・・・・だめかな?」

 

上目遣いで少し涙目で見つめてくる穂乃果。

 

(ことり姉と同じ事しないでくれよ。ことり姉と同じくらい可愛いから、なんだかこっちが苛めてるみたいじゃないか・・・)

 

そう昔、幼馴染のことりからも同じことをされ結局は楯が結果的に負けるのであった。

 

「わかりましたから、そんな顔しないでください。少しでいいなら付き合いますから」

 

「本当に!?ありがとう!!」

 

とても眩しい満面な笑顔で楯を見る。

その笑顔がとても可愛く、なんだか恥ずかしくなり視線を逸らす楯であった。

 

「そういえば、自己紹介がまだだったね。私は高坂穂乃果だよ!よろしくね!」

 

「城宮楯です。よろしくお願いします、高坂先輩」

 

「じゃあ城宮君、さっそく外で練習をしよう!」

 

「え?今からですか?」

 

「そう今からだよ!」

 

穂乃果に連行される楯であった。

 

 

 

 

 

***

 

 

 

 

 

 

ここは弓道場。

園田海未は部活の真っ最中。

 

「・・・・・・・」

 

精神を集中させる海未。

 

「皆のハートを打ち抜くぞー!バーン!」

 

なぜかアイドルの自分を想像する。

番えていた矢は無常にも的に刺さらず、外れてしまう。

その想像した姿を考えてしまった海未は、顔を赤くしてしまう。

 

(何を考えているんですか私は!)

 

「外したの珍しいね」

 

「いや、あの・・・偶々です!」

 

言い訳をする海未。

再び矢を番え、精神を集中する。

 

「ラブアローシュート!」

 

またもやアイドルとしての自分を想像してしまい、無残な結果が残ってしまった。

 

「ああ!いけません!余計な事を考えてはいけないのに!」

 

その場でへたり込んでしまう海未。

 

「海未ちゃーん」

 

海未を呼ぶ声を向くとことりが走ってくる。

 

「悪いんだけど、ちょっとこっちきてー」

 

「??」

 

海未を連れ出すことり。

渡り廊下を歩いていく二人。

 

「穂乃果のせいです。全然部活の練習に身が入りません」

 

溜め息を吐きながら、愚痴をこぼす海未。

 

「っていうことは、海未ちゃんもちょっとはアイドルに興味があるってこと?」

 

「いえ、それは・・・やっぱりアイドルは上手くいくとは思えません」

 

「でもいつもこうゆう事を言い出すのって、穂乃果ちゃんだったよね」

 

幼き頃の三人を思い出す二人。

 

「「えええーーー!!」」

 

「この木に登ってみようよ!」

 

「無理です!こんなに大きな木なんてー!」

 

その言葉を待たずに穂乃果は登り始めてしまう。

 

「私達が尻込みしちゃうところをいつも引っ張ってくれたよね」

 

「そのせいで私達は散々な目に遭いましたじゃないですか」

 

「そうだったね」

 

少し苦笑いしてしまうことり。

 

「穂乃果はいつも強引過ぎます」

 

「でも海未ちゃん、後悔した事ってある?」

 

「え?」

 

大きな木に登り、木にしがみつきながら泣いていた海未とことり。

しかし眼前にはとても綺麗な夕日が三人を照らしていたのを思い出す海未。

 

「ほっ!」

 

どこからか声が聞こえる。

 

「見て、海未ちゃん」

 

建物の角を曲がった先には穂乃果が一人で懸命にダンスの練習をしていた。

その姿に驚く海未。

隣で優しく微笑むことり。

 

「ふっ、はっ、ふっ」

 

まだまだぎこちないがステップを踏む穂乃果。

ターンを決めようとするが、バランスを崩し転んでしまう。

 

「いったーいっ!・・・ふぅ、本当に難しいや。皆よく出来るなー」

 

笑顔で疑問を口にする穂乃果。

めげずに立ち上がり。

 

「よし!もう一回頑張ろう!せーの!」

 

「ねぇ、海未ちゃん」

 

「?」

 

「私、やってみようと思う。海未ちゃんはどうする?」

 

海未に笑顔で聞くことり。

 

「うわわわぁ!」

 

ドサッと倒れてしまう穂乃果。

 

「あいたたた・・・くぅうーー」

 

倒れている穂乃果に差し伸べられる手。

 

「うん?海未ちゃん?」

 

「一人で練習しても意味がありませんよ、穂乃果。やるなら三人でやらないと」

 

「海未ちゃん!」

 

涙を浮かべながらも笑顔で海未を見る穂乃果。

笑顔で返す海未。

 

「高坂先輩。お待たせしまし・・・た?」

 

楯は教室に忘れ物を取りに行き、戻ってきたのだが、倒れながら知らない方に微笑む穂乃果と知らない方が穂乃果に微笑んでいる。

何かあったのかと思っていると。

 

「あー!楯君だーー!!」

 

ことりは駆け足で楯に近づき、腕に抱きついてきたのであった。

 

「あの・・・色々と恥ずかしいので、南先輩離れてくれませんか?」

 

「ぶーぶー。楯君が他人行儀なんてことり悲しいなー」

 

頬を膨らませながら言うことり。

 

「あれ?ことりちゃんは城宮君のこと知ってるの?」

 

「ことり!う、腕に抱きつくなんて破廉恥です!!」

 

穂乃果はなんで知ってるのという顔をしている。

海未は顔を真っ赤にしながら、恥ずかしがってるのか怒ってるのかわからない状態。

 

「穂乃果ちゃん、楯君は幼馴染なんだよ。海未ちゃん、これはスキンシップだから破廉恥じゃないも~ん♪」

 

「いや、南先輩。僕が恥ずかしいので勘弁してください・・・」

 

「仕方ないな~。じゃあ今度、楯君のお家に遊びに行っていい?」

 

「ええ、構いませんよ。その時は南先輩の好きなもの作ってあげますよ」

 

「わ~い!やった~!」

 

ピョンピョン跳ねそうなぐらい喜ぶことり。

 

「ええと、それでこちらの先輩は?」

 

お互い下の名前しかわかっていない、楯と海未。

 

「先程は取り乱してしまい、失礼しました。私は園田海未と申します」

 

「初めまして。僕は今年度より共学化テスト生として入学した、城宮楯です。よろしくお願い致します」

 

どちらもきちんとした紹介をして、一礼するのであった。

 

「ほらほら、城宮君も海未ちゃんもかたいよー。もっとかるくいこうよー」

 

「穂乃果が軽すぎんです!それに比べて後輩の城宮さんのほうは立派だというのに」

 

「園田先輩、僕なんて立派ではないですよ。目上の方は敬いなさいと母から訓えられていたので」

 

「なんて立派なお母様なんでしょう!」

 

凄く感動する海未。感極まって楯の手を握ってしまう。

 

「海未ちゃん。楯君の手を握るのずるい!私も手ぇ繋ぐー」

 

「はっ!これは違うんです!決して疚しい気持ちがあったわけではないのです!」

 

必死に弁解する海未に、楯と手を繋ぎたがることり。

 

「南先輩、手を繋いでも何にもならないですよ。それより皆さんはどうしてここに?」

 

「海未ちゃんもことりちゃんも一緒にやってくれるんだよ。城宮君!」

 

「そうなんですか。じゃあ僕は必要ないですよね。男が混ざっても絵になりませんし」

 

「すとーっぷ!楯君は居てくれるだけでもいいから!」

 

穂乃果にガードされてしまう。

 

「まあいいですけど、これからの方針とかは決めてるんですか?」

 

「・・・うーん。どうにかなるよ!」

 

「やっぱりそうなりますか・・・」

 

「とりあえず、部活申請をするとかはどうかな穂乃果ちゃん?」

 

「部活申請?」

 

「部活なら練習場所とか空き教室とか借りられると思うよ」

 

「ナイスアイディアだよ!ことりちゃん!」

 

「では申請をするなら担当の先生に用紙をもらい、生徒会に書類申請しなくてはなりませんね」

 

「じゃあダッシュでもらってきて、生徒会に出しに行こう!」

 

凄い行動力を発揮する穂乃果であった。

先生に用紙をもらい、必要事項を書き、今現在生徒会室の隣の教室前。

 

「うー、なんか緊張してきた」

 

穂乃果は少し緊張しているようだ。

 

「頑張ろう!穂乃果ちゃん!」

 

穂乃果を励ますことり。

 

「そうですよ、穂乃果」

 

海未も励ます。

 

「頑張りましょう。高坂先輩」

 

「よし、行こう!」

 

 

コンコン

 

ノックをする穂乃果。

 

「はい、どうぞ~」

 

「「「「失礼します」」」」

 

「貴方達は・・・それで何の御用かしら」

 

穂乃果は生徒会長に部活申請の紙を渡す。

 

「これは?」

 

「アイドル部、設立の申請書です」

 

「それは見ればわかります」

 

「では、アイドル部設立を認めてくれますね!」

 

「いいえ。部活は同好会でも部活人数が最低五人は必要なのよ」

 

「えぇ!?」

 

「ですが、校内の部活には五人以下の部活だってたくさんあると御伺いしてあります」

 

「設立した時は、どの部活も五人以上いたはずよ」

 

「あと一人やね」

 

「あと一人・・・わかりました。行こう」

 

「待ちなさい」

 

「??」

 

「どうしてこんな時期にアイドル部を始めるの?貴女達は二年生でしょ。それに貴方は一年生よね?」

 

「廃校をなんとか阻止したくて!スクールアイドルって今凄い人気もあるんです!だから!」

 

「だったら、たとえ五人以上集めてきても、認めるわけにはいかないわね」

 

「ええ!?どうして!」

 

「部活は生徒を集めるためのものじゃない。思いつきで行動したところで状況など変えられないわ」

 

「「「・・・・・・」」」

 

(なるほどね。これは雛さんが断るのもわかる気がするな)

 

「変な事を考えてないで、残り二年自分のために何をすべきかよく考えるべきよ。

 それにそこの貴方もせっかくの高校生活を無駄にすべきではないわ」

 

「そうですね」

 

「ならよく「でも、それをどう生かすも殺すも僕の判断ですよね。生徒会長の意見は正しい。でも正しい事が最善とは限らない。この学院には退路がないのなら、進める道を増やしてやればいい。それがアイドルだろうが部活だろうが。その取捨選択の道を幅広く増やし、一緒にサポートしあうのが生徒会なんではないでしょうか?」

 

「頭ごなしに否定をされても、自分達の活路を閉ざしているだけですよ。最初から実を結ぶものなどありません。

 なら少しの間、寛大な心で活動ぐらいは認めてもいいと思いませんか?」

 

「貴方言うわね。そこまで言うのなら活動ぐらいは認めましょう。ですが、練習場所などは自分達で確保して頂戴」

 

「ありがとうございます」

 

「ですが、この学院を貶めるような事をしたら即活動を停止させてもらいます」

 

「わかりました。貴重なお時間を頂きまして誠に有り難う御座いました。失礼します」

 

楯は生徒会長、副会長に一礼をし生徒会室から出て行く。

穂乃果、海未、ことりも一礼し、楯の後を追いかけていく。

 

「あの子中々面白い子やね」

 

「そうかしら?」

 

「あの子はこれから色々変えてくれる気がするんよ。カードにもそれが出とるしね」

 

「そう。良い方向に変えてくれる事を願うわ」

 

「さっきの言葉にその言葉を誰かさんに聞かせたかったなー」

 

「いちいち一言多いのよ。希は」

 

「ふふっ。それが副会長の仕事やしー」

 

少しふてくされる絵里とニコニコの笑顔で絵里を見つめる希であった。

 

 

 

 

 

 

 

***

 

 

 

 

 

 

「先輩方、すみませんでした!生徒会長に啖呵を切るような形になってしまって・・・」

 

「ううん、楯君はよくやってくれたよー」

 

「そうです。城宮さんが言ってくれなければ、ただ引き下がっていただけでしたから」

 

「でも、部活や同好会として認められたわけではないから、練習場所として講堂とか空き教室は借りられないんですよ・・・」

 

楯はどうしたものか考える。

 

「これからいったいどうすればいいのかな?」

 

ことりが呟く。

 

「どうすれば・・・」

 

海未も呟く。

三人が考えていると穂乃果が口ずさみ始めた。

 

「だって、可能性感じたんだ。そうだ・・・ススメ。後悔したくない、目の前に僕らの道がある」

 

口ずさみが止まり。

 

「だから色々大変だろうけど、後悔しないように皆で頑張ろう!」

 

穂乃果が笑顔で手を伸ばしてくる。

ことり、海未が頷き合い、穂乃果の手の上に手を重ねる。

楯も当たって砕けろの思いで手を重ねる。

 

「それじゃあ皆に認めてもらえるアイドル目指して頑張ろう!」

 

「「「おーーー!!!」」」

 

これがμ'sの奇跡への最初の一歩だった。

 

 

 

 

 

 

次回    extraNo01 A-RISEとの出会い

 

 

 

 




いかがだったでしょうか?
相変わらずの駄文で申し訳ないです・・・
ですが、楽しんでいただけたのならとても嬉しいです!


次回は番外編で、A-RISEとの出会いをお送りします。
少しだけ楯君が暴れちゃうかも?


ではでは次回もよろしくお願い致します!!
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