運命   作:永遠の二番煎じ

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憲兵

救出作戦会議から一週間後のシガンシナ統括支部で・・・

ピクシス「ケニー、君は王族と遠い親戚らしいね。」

ケニー「今はもう違いますよ。アッカ―マン分家はレイス家にたてつきましたから。」

ピクシス「君は私と同じ地下出身だろ?」

ケニー「ああ、地下は問題児のたまり場さ。」

ピクシス「その地位を取り戻すチャンスがきたとしたら君は乗るかね?」

ケニー「そうやって俺は取引をもちこまれてだんだん犯罪に手を染めていった。だがあんたはちがう地下から出てきて外地で地位を勝ち取った勝ち組だ。いつ王政を潰して俺たちにに安定した政治してくれるんだ?」

ピクシス「王政はつぶさない。」

ケニー「じゃあ戦争は起きないのか?」

ピクシス「今起こしても巨人がいなくなるわけじゃない。」

ケニー「そうか・・・じゃあまた汚れ仕事か」

ピクシス「申し訳ないな・・・だがスコットの首を取れば憲兵にはなれるかもな。情報によれば君は訓練兵の中でも人類でトップクラスの対人戦術がうまいらしいな。だが憲兵にはなれない、それはアッカ―マン家だからだ。」

ケニー「その通りです。」

ピクシス「もし地位を取り戻したければスコットの首を取りジャックを救出することだな。」

ケニー「・・・わかった、どの道俺に選択はない。ただ奪還作戦は俺に任せてくれ。」

ピクシス「ああ、君が適任だ。」

 

その頃シガンシナ造船所で夜に・・・

「火が上がってるぞ。」「水を持ってこい!!」

人々が騒ぎ立てていた。

マイク「なんの騒ぎだ?」騒ぎ声で目が覚めた。

造船所付近の宿からの窓に映っていたのは燃える船だった。

マイク「予想はしていたが完成前に火をつけたか。これで20日遅れるな。」

 

次の日

ウィル「ああ、充分予想していたのに予防できなかったか・・・」

マイク「多分、時期を見計らってつけたんだろう。見張りになりすました憲兵あるいは戦争が待ちきれない市民だな。」

ウィル「ああ、だが裏切り者が一人減ってもう邪魔されないかもな。」

マイク「がんばろうあと一か月すれば壁の外に行ける。」

 

憲兵中央会議所では・・・

本部長「君はすばらしい働きをしている。次期中央憲兵団団長の椅子も近いな。」

ニーナ「いえ、母が国に保護してもらえれば王に心臓を捧げます!!ただピクシスは私を信用していないようですが。」

本部長「ピクシスは有能だ。あえて私に本当の報告をしたのだろう。君を通してだが。」

ニーナ「といいますと?」

ニーナは疑問に思った。

 

本部長「彼は戦争をしたくないらしい。なぜ船を造っておきながら、投降しないかわからんがね。」

 

シガンシナ造船所での会話・・・

ピクシス「派手に燃えたな。」

ウィル「そうでもない。鉄の部分を取り換えれば二週間くらいで完成だ。ピクシスも乗るんだろ?」

ピクシス「わたしは泥船には乗らないよ。」

ピクシスは冷静に答えた。

マイク「え?俺はてっきり・・・」

鉄部品を持って通りかかったマイクが黙った。

ピクシス「君たちが乗るんだろ?」

マイク「そうだが、お前も手配されているんだぞ?」

ピクシス「私はこの人類を駐屯兵団で守ると誓ったんだ。」

ピクシスは断固たる決意を言った。

 

ウィル「そうか、残念だ。」

ピクシス「ジャックが間に合わなくてもお前たちは完成したら行け。それがお前たちが生き残る唯一のためだ。」

 

さらに一週間後シーナ収容所の検問で憲兵服を着た男が囚人を連れ出そうとしていた。

ケニー「俺はケニー・アッカ―マンで中央憲兵団だ。ユトピア区の処刑所にジャック・ヤマトを連行する許可をいただきたい。」

 

検問兵「ケニー・アッカ―マン・・・ああ、ピクシス支部長の命令ですね。」

 

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