運命   作:永遠の二番煎じ

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命令

ケインとマークは馬車を立体起動で追った。

ケインとマークはトロスト区からマリアに出る時の馬車にいっきにたたみかけキュイ―――――ンと音を立て馬車に入った。

 

すると中には誰もいなかった。

ケイン「クソっ、はめられた!」

俺「まさかあいつらまで裏切るとは、早くシガンシナに行こう。」

トロスト区では駐屯兵団ですら腹のさぐりあいだった。

漁師の恰好をした憲兵や肉売りをした元調査兵などが情報戦を繰り広げていた。

 

ジャックは馬車に乗るふりをして実家の茂みに隠れた。

その際私服の駐屯兵から駐屯兵の服を渡された。

四人の護衛の駐屯兵は解散させ、シガンシナに帰らせた。

ジャックはひとり駐屯兵姿で路地を歩いた。

トロスト区はジャックにとって庭のようなものだった。

しかし八年のブランクがあり多少町は変わっていた。

俺(たしかここがトロストのいちばん東の壁だな)俺はここならばれないと思い、壁を登る五年ぶりの立体起動をした。

その瞬間!!!

 

すると南からビュー――――と音が聞こえ、立体起動装置を壊されそうになった。

俺は壁沿いに立体起動しながら逃げた。

マーク「お前逃げてばっかだなーー」

あおってくるマーク。

だが俺は立体起動に慣れるため、北に立体機動で逃げた。

 

ケイン「お前のそのバラのジャケット中途半端なお前にぴったりだぜ。」

ケインもあおる。

だが俺は一時間逃げ続けトロスト区北でサイードを発見した。

俺「ここまでか、」

故郷で死ぬのも悪くないな。

俺はサイードとの決戦に覚悟した。

 

ニーナ「じゃあね、多分姉さんかえってくるよ。」

エレナ「元気でね、幸せになってね。」

ニーナはすぐにハンナ村を出て南東のシガンシナを目指した。

するとすぐに北から二人の駐屯兵が銃撃してきた。

ニーナは銃撃かつ任務に失敗した自分を狙っていることからすぐに駐屯兵の服を着た中央憲兵だと気づいた。

 

ニーナは巨大樹の森の中に入り、まこうとした。

銃弾をよけつつ死にもの狂いで森に入ったが、立体機動で追ってきた。

ニーナ(クソッ、仕方ない。)

ニーナは即後ろに向き立体機動で迎撃した。

しかし彼女の目に映ったのは駐屯兵の服を着たナディアとクロエだった。

だがためらわず二人を斬りかかった。

グインーーーーーーーーーとなる装置。

しかしニーナは腹部を斬られていた。

何であんたたちがと思いつつ腹を抑えるニーナ。

 

ナディア「あんた強くなったけどそれでもあたいには勝てないね。」

クロエ「だってあんた汚い親父に暴力振るわれたことないもんね。」

ナディア「きれいな体のままいかしてやるよ。ジャックはあたいがもらうからね。」

クロエがとどめにさしにかかった時、一人の駐屯兵がクロエを切り裂いた。

ギュインンンーーーーと音を立てて。

 

駐屯兵班長「全員内地兵ならぶっ殺すよ。」

ニーナ「なんで・・・」

ニーナは腹が痛くてあまり話せない。

駐屯兵班長「ニーナ行きな。私はリナ。駐屯兵でも精鋭の中の精鋭だよ。そしてクロルバ区統括支部長兼班長さ。十年ぶりだね。ずっとこの森でハンナを守ってきたんだよ。あんたがこの森の近くを通った時すぐ分かったよ。白髪に顔があたしに似て綺麗だったからね。私は母親ゆずりのブロンドだけど。」

ニーナの姉は笑いながら言った。

 

そしてニーナをアリスが立体機動で介抱しながら馬に乗せ南東に去った。

ナディア「チッ、アリス裏切りやがったな。」

リナ「あんたよくもうちの妹を斬ってくれたね。」

ナディア「そっちこそ、クロエをあの世に送ってただで済むと思うなよ。婆ーーー!!!」

ナディアが大声で言った。

 

アリス「あたしもあんたの船に乗せてもらうからね。」

ニーナ「分かった・・・・・」

気が遠くなるニーナ。

しかしアリスは冷静だった。

 

アリスはすぐに待機してた馬車にニーナを入れて治療した。

アリスは医者の娘であったため応急処置は出来るのである。

ニーナ「サイードは大丈夫?」

か細い声で言った。

アリス「あの東洋人ならあんたの白馬の王様に加勢しに行ったよ。」

ナディアとリナの格闘が激しかった。

グイ―――――ン、カキン!!キュイン、カキン!!

 

ナディア「あんたら駐屯兵は楽してていいよ。汚い親父に抱かれなくてすむんだから。」

リナ「なんで拒否しなかったんだい?」

ナディア「命令だからだよ。」

そしてまた真っ向勝負で剣を交えた。

キュイーーーーーーーン、キンッ、

ナディア「あんたが殺したクロエの好きだった男はずっとあんたの妹に独占されてたよ。あたいも好きだったけどね。クロエからジャックの話を聞くうちにだんだん私も好きになってったよ。」

 

リナ「ジャックって奴はモテるんだね。じゃあジャックって奴がニーナを幸せにしてくれるんだね。安心したよ。」

ナディア「そんなことさせねえよ!!あんたら姉妹まとめてあの世に送ってやるよ。んであたいがジャックと幸せに生きるんだよ。」

リナ「その口調だとジャックにはまだ抱かれてないようだね。」

ナディアは挑発に乗り、怒りに任せ斬りにいった。

ビュ―――――――ン、ズバッ。

ナディアは斬られた、そして最後に思った。

(一度でいいからいい男にだかれたかったよ)

ナディアは枝から真っ逆さまに落ちて行った。

リナ「甘い事言ってんじゃないよ・・・・・」

 

リナの回想に・・・・・

 

エレナ「あんたが決めたなら駐屯兵団に入りなさい。」

私は二才の妹と母を残しマリア北西支部の訓練兵団に入団そして十年後・・・

 

ライド「結婚してエレナさんを守ろう。妹が訓練兵になったんだろ。」

リナ「私も結婚したいけど母さんは多分一人でいたいんだよ。」

ライド「よく君が話してた近くの森で住もう。ハンナを二人で守るんだ!」

リナ「それならいいよ!異動願いだそう。」

ライド「君は七年間憲兵の仕事をした。俺の貴族屋敷にくるために。でも君との結婚を反対された。だから二人で駐屯兵になってのんびり暮らそう。今度は俺がお前を癒してやるよ。もう無理すんな。駆け落ちだな」

ライドは笑顔で言った。

 

それから三年後に憲兵がやってきた。

私は一生忘れないだろう。

リナ「私になにかようですか?」

面倒くさそうに言った。

スコール「いえ、ライドに話がありまして来たんです。」

ライド「スコールさん!!!あのときはありがとうございました。巨人がいるなんて思いもしなくて。」

スコール「その件で君に憲兵中央会議所に召集がかかった。」

ライド「そうですか・・・」スコール「ちょっとライド借りますね、一週間すれば戻りますから。」

 

そして彼は二度と戻らなかった。

私は真相を知るため一か月後会議所に行った。

リナ「憲兵にもどりたいんですが、」

門番憲兵「ゾーンさんにはその権限がないようです。」

リナ「なんで!!!一回憲兵になればまた復職できるんじゃないんですか?」

門番憲兵「これ以上苦情を言えばあなたを拘束することになります。」

私はライドを取り戻すため死ぬ気で働いた。

調査兵の人員が足りないときは進んで壁外調査にも行った。

そして二年後クロルバ区統括支部長になった。

私は思った。

ちょうどニーナは私がライドと同じ部屋に寝た年齢くらいかニーナには幸せになってほしいな。

・・・・・リナの回想終了

 

 

 

 

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