トロスト区北で俺は覚悟した。
ケイン「サイードいいぞ!殺せーー。」
マーク「ジャック様も終わりだな。」
サイードが真っ向から向かってきた。
そして俺の横を立体機動した。
俺(走馬灯がしたが、死ななかった。そして走馬灯の中で自分の答えが分かった。)
ケインとマークはサイードが裏切らないと完全に油断したため、サイードに空中で二人は捕まれ、立体機動装置を手でつぶされ、三人は落ちていった。
俺はサイードの行動が良くわからなかったが命はとられないと思いサイードを助けた。
サイード「お前は逃げろ。俺の立体機動装置が落下で壊れた。だから無傷ですんだ。」
俺「なに言ってんだよ。お前も一緒に逃げるんだよ。」
俺は身長190cmの体重100キロのサイードを担ぎ、きつかったがとりあえず街中を立体機動で逃げた。
サイードの回想・・・憲兵一年目のラウンジで
アリス「つい五年前は医者の卵だったのに今や殺し屋だよ・・・」
俺「そうなのか!!!俺も親父が医者でな、継ぐのがいやで兵になったんだ。」
アリス「あたしゃなりたかったんだけど両親が殺されたんだ。」
俺「そうか・・・すまないな。じゃあ結婚して俺の父さんの後継ぐか!!!」
アリス「そんな励ましいいよ。あたしにゃ合わんよ・・・」
俺「女子班はみんなジャック好きだけどお前は違うんだな。」
サイードは笑いながら言った。
アリス「あたしゃ、苦手なんだよ。なんでジャックが一人も殺してないのに憲兵から追い出されないか不思議でたまらないよ。強力なコネがあんのかね。」
俺「あいつはたしかに普通の漁師だが、俺たちとはなにか違う。別に東洋人だからとかじゃなく、あいつはとてつもないものを持ってる。あいつが真の憲兵いや王の右腕にふさわしいかもしれない。」
アリス「じゃあ、憲兵団いや王政は一人も殺さない一人の兵士相手におびえてるのかい?」
俺「ああ、あいつがいった貴族屋敷はあいつが行ったことによって地位が変わるらしい。不思議な話だろ?」
アリス「なんでそんな事知ってんだい?」
俺「実際調べたらそうだった。傲慢な貴族は衰退し、謙虚な真の貴族は繁栄した。だからもしあいつが殺されるとき俺はあいつを助ける、この人類があいつを敵にしても、俺は味方になる!あいつには命をかける価値がある!!」
アリス「だからジャックはもてるのかい。」
俺「かもな」
サイードの回想終了・・・
俺「サイード、ガスがなくなった。あいつらはどうやら内地人から装置を借りたらしい。もうすぐそこまで来ている!」
ジャックがサイードに必死に路地裏で話しかける。
サイード「あせるな。やつらは刃を持ってるのか?」
俺「いや持ってない。」
サイード「おそらく拳銃で殺す気だ。お前拳銃持ってるか?」
俺「ああ、だが殺さないぞ?」
サイード「お前はいい、俺が殺すから。」
俺「おれら男四人、憲兵のなかでもあんな仲良かったのにな・・・」
パンー、パンーと銃声がした。
その瞬間人々は建物に隠れたり、路地裏に逃げたりした。
サイードは酒樽に俺を引きずりこんだ。
俺「なあ、逃げよう。今ならいける。」
サイード「だめだ、ここで決着をつける。」
俺「なぜだ、なぜそこまでして人を殺す!医者もどきだろ?」
サイード「じゃあお前はなぜ魚が殺せて人を殺さない?」
俺「それは人間同士の殺し合いは不毛だからだ。憎しみは憎しみを生む、だから人だけは絶対殺さない。」
パンパン、パパン、こちらに向けて撃ってきた。
サイード「お前は訓練時代ローゼ一番の狙撃大会に優勝したらしいな。」
俺「ああ、そうだ。」
サイード「お前は優勝した当時こう言ったらしいな。僕は命の大切さが優勝に導いたんだと思ってます。と。」
俺「たしかに言った。」
サイード「じゃあ二人の手を撃て、それでいいな。」
俺「分かった、じゃあ当てたら逃げよう!」
ケイン「酒樽にいるのは分かってるんだ。出てこい。」
マーク「サイード、ジャックを引き渡せば三人の手柄だ。」
サイード(お前らジャックの良い所なんにも分かってないな。残念だよ。五年間いたのに・・・)
サイードは彼らを引き付けるためジャックの二本の剣を持ち突撃した。
ケイン「サイード!別に殺す許可は出てない、生け捕りにすればいいんだ!」
マーク「そうだ!ジャックは生け捕りだ!本当は誰も傷つけたくない!君を殺す命令は出ていない!」
サイード「うおおおおおおおおおお!!ジャック今だ!!!」
だがサイードの体が大きくて死角になり二人の手を狙えなかった。
ジャックはニーナを撃つ時以上に考えた。
そしてパン、パン、と銃声が鳴り、ジャックは正確にはずした。