運命   作:永遠の二番煎じ

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内戦8西港町制海権掌握海戦

北港町軍港造船所にて・・・

 

通信兵「西港町奪還のため、制海権を掌握してほしいとサイード大佐から要請が出ております。」

タロウ「そうか、ご苦労通信兵、今日は休んで明日本部に戻れ。」

ウィル「帰ってまだ日も浅いのにもう海戦準備か。」

疲れつつ言うウィル。

北部海軍と南部海軍の軍艦の特徴はほとんど差がなく、海戦になれば消耗戦であった。

北部海軍は四隻保有、南部海軍は八隻保有していたので今まで北部軍は海戦を避けてきた。

今更であるがローゼ帝国の軍艦を説明しておこう。

海竜と戦った時から軍艦の大きさは変わらず、全長200m幅30m神の船は全長250m幅40mである。

砲台は右舷と左舷に五台ずつ配備し、前甲板と後甲板は二台ずつ配備してある。

20cm砲台である。

神の船も北部海軍が所有しているが、対艦戦においてはあまり向いてない時代遅れの帆船である。

だが北部海軍もなにもしてこなかったわけではない、二年間極秘で一隻の戦艦を建造していたのである。

タロウ「全艦出撃!」

ウィル「極秘戦艦もついに出撃か?」

タロウ「ああ、わくわくするな♪」

北部艦隊は北港から極秘戦艦と軍艦四隻合わせて五隻編成の艦隊が南西に進撃する。

西港が見えてきた時、南部艦隊十二隻が待ち構えていた。極秘戦艦は全長300m幅40mの鉄の戦艦であり40cm砲を右舷と左舷に十台ずつ、前甲板と後甲板に五台ずつ搭載していた。

軍艦は二百名搭乗していたが極秘戦艦は五百名搭乗していた。

また極秘戦艦は軍艦の二倍の射程距離であった。

極秘戦艦は南部軍艦十二隻相手に平行に西港はるか北で砲撃準備していた。

南部艦隊総司令官シー総督は数で勝てると思い軍艦十二隻すべてを前進させた。

極秘戦艦の提督ウィルは左舷の40cm砲すべてを砲撃した。

すると一発ずつ二隻に着弾し、軍艦二隻が撃沈した。

40cm砲は一発撃てば軍艦を沈められるというのが初めて分かった。

南部艦隊は恐怖でいっぱいであったが、進み続けた。

極秘戦艦はさらに左舷から砲撃し、五隻に着弾し、撃沈とともに軍艦が光り、魚人型巨人兵が四体迫った。

極秘戦艦は装填に時間がかかるため、北部軍艦が援護砲撃した。

しかしクロールしながらよけられる。

極秘戦艦は南に前甲板と後甲板の砲台をすべて向け砲撃した。

ポポンと音を出して十発の砲弾が二体の巨人を消し去ったが、船底に二体の巨人が攻撃してきた、だが極秘戦艦の船体は頑丈であるため、水中の巨人のコブシは船底を凹ましたが、破損までにはいたらなかった。

巨人はなんども船底を殴ったがなかなか破損せずに、人間に戻り溺死した。

だが魚人型巨人の死は無駄でなかった。

巨人が攻撃している間に南部艦隊五隻が北部艦隊を射程距離におさめた。

北部艦隊四隻の軍艦と南部艦隊五隻の砲撃戦が始まった。

ボンーボンーと両軍の砲台が火を吹く。

その間、南部海軍は魚人型巨人兵を四体投入した。

ウィル「クソ、また巨人兵か!巨人兵優先的に砲撃!」

砲撃班「了解!!」

クロールする巨人四体を二十発の砲弾を浴びせた。

ポポポポンポポポンと音を出して。

巨人四体は跡形もなく消え、海が砲弾の波紋で荒れる。

タロウは軍艦四隻を指揮していたために、巨人は無視して南部艦隊相手に砲撃戦を繰り広げた。

タロウ「よし五時と七時の方向に砲撃!」

ボボン!と音が鳴る。

一等水兵「敵艦二隻に着弾!しかし大破に至らず!」

タロウ「よしもう一度同方向に砲撃!」

するとタロウ提督の軍艦前甲板に着弾し、砲台が二台破損した。

タロウ「まだ、大丈夫だな。」

一等海兵「味方軍艦二隻沈没!」

タロウ「なんとしても極秘戦艦の援護しろ。」

タロウは味方戦艦二隻沈没しても極秘戦艦の援護を優先した。

ウィル「砲撃用意!なんとしても敵艦隊を一隻残らず撃滅しろ!」

南部艦隊残り五隻に20発の40cm砲弾を浴びせた。

敵艦は轟沈や転覆ですべて沈んだが、西海は極秘戦艦だけ海に浮いていた。

ウィル「敵味方問わず、溺れているものを助けろ!!!」

北部水兵は舟を十隻だして助けにいったが、200名(味方50名)しか助からなかった。

シー総督やタロウ提督の姿もなかった。

この海戦で合計十六隻が沈み、味方400名戦死行方不明、南部海兵1400名が戦死行方不明という激戦であった。

ウィル「タロウ提督、シー総督、俺は前法王の言いつけを守ったぞ。」

ウィルは二年前を思い出した。

 

ウィルの回想・・・二年前北港町軍港造船所において

前法王「私はジャックに法王の地位を継承してもらった。君たちに頼みたいことがある。」

俺、シー総督、タロウ提督「!!!なんですか?」

俺たち三人はジャックが新法王になったのを驚いた。

前法王「近い将来内戦が起きるその時に巨大な鉄の戦艦を使って戦ってほしい。」

シー総督「軍艦なら十分ありますが。」

前法王「神の船ぐらい大きいのを頼む。」

ウィル「造れますが、内戦の時にそれを使うのですか?」

前法王「それを使い海戦で勝利したものがこの国をまとめるだろう、だが今三人の船乗りがいるが一人しか生き残らん、その者がジャックを導くのだ。」

 

ウィルの回想終了・・・

ウィル「一等海兵、アイランド将軍に西港町制海権いや島の制海権を掌握したと通信兵に伝達してくれ。」

一等海兵「これでまた内戦終結に近づきましたね。」

ウィル「いや、これからだ。陸地はな。」

 

 

 

 

 

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