俺とサイードは結局スパイ防止のためにも反射鏡の横に拠点をつくった。
ジョージ、通信兵、偵察兵が報告に来る場合は空挺部隊に上下の送り向かいを頼んだ。
俺「空挺部隊は崖の上に待機させとくか。巨人兵でてもすぐ廃墟を立体起動で最前線いけそうだしな。」
サイード「そうだな、それにここは唯一安全と言える、南部海軍が全滅しても反射鏡を壊せなかったんだろう。」
俺「いや、対人立体起動の南部兵はいる、たぶんすぐに攻め込まれると思い逃げたんだろう。」
サイード「そういや、テーゼ王女には会えなくていいのか?北港町に隠れてるんだろ。」
俺「そうだな。会いに行きたいが内戦が終われば会えるだろう。お前もアリスが心配だろ。」
サイード「ああ、ここ半年ずっと死体見てておかしくなりそうだ。」
俺「じゃあ、俺はまだ麻痺してるのかもな。」
サイード「憲兵一年目より全然成長したぞ。すっかり暗殺者だ。」
俺「そうだな、もうお前しか理解者はいないからな・・・」
キュインーーーーと音がしてジョージが兵士の配置について報告しに来た。
ジョージ「西港町支配地域は約2000の兵が守備に、西の森は1000の兵が守備についています。」
俺「森は任せたぞ、ジョージ小佐。」
ジョージ「軍曹から昇格ですか!!!」
サイード「法王がそう言ってるんだ!」
ジョージ「了解、森はアイランド将軍と私が防衛します。」
ジョージはがけ下に行き森に消えた。
サイード「南部軍にもう反撃できる兵力、士気、兵器もほとんどないのにジョージは張り切ってるな!」
俺「戦争が終わりかけてるからだろ、俺は南港町の島民が心配だ・・・」
サイード「明日1000人で進軍するか。」
俺「そうだな、明日西港町を占領しよう。」
次の日・・・西港町にて
偵察兵「大佐、南部軍が撤退していきました。」
サイード「なに!!!」
俺「罠かもしれない、全軍待機だ。二十名連れて南まで行ってみるよ。」
俺は二十人のライフル兵を引き連れて西港町最南端まで行った。
北部兵「一人もいないですね。」
俺は南部軍の大佐の拠点を見つけた。
俺「全員警戒しろ。罠かもしれない。」
拠点の建物からノーランドが出てきた。
俺「ノーランド!!!お前は今なにしてるんだ。」
驚愕の後、俺は冷静に質問した。
ノーランド「これも運命だ、ジャック。残酷だな・・・」
ノーランドが光、拠点が壊れ、巨人兵が出てきた。
巨人兵は15m級で右手首から上は15mの剣で左手首は直径5mの盾になった。
俺は魚人型巨人を見た時以来の衝撃だった。
俺は剣士型巨人と戦わなければなかった。
北部兵20人全員が撤退しようとすると、巨人は右手剣で二十人を切り裂いた。
俺はたまたま立体起動で盾に張り付きよけれた。
すると巨人は盾を思いっきり振り回し俺を飛ばした。
俺「俺一人でこんなの討伐できるのか?」
地面に突っ立てた俺を剣で上から振り下ろした。
俺は反射的に廃墟に立体起動したが、剣の振り下ろしが強く地響きがした。
勝てるはずがないが戦うしかなかった。
後退すれば何百もの北部兵を巻き込むため討伐しようと思った。
ブオン~、ブオン~と巨人は剣を振り回していた。
俺はひたすら立体起動でよけた。
だがよけているうちに高い建物が壊されまくり、どんどん追いつめられた。
その時戦艦の艦砲射撃が巨人に撃ちこまれた。
巨人兵は盾でガードしたが俺は吹き飛ばされた。
ウィル「なんだあの巨人、古代の兵士みたいだな。」
立体起動音が北から聞こえる。
キュインーーとかすかな音が。
それはサイードとアリスであった。
サイード「大丈夫か?」
アリス「なんだいこの完全武装の巨人は。」
俺は起き上がりながら言った「空挺部隊はどうした?」
サイード「無理だろ、空挺部隊には。」
俺「だが憲兵団のおかげで、なんとか倒せそうだよ。」
アリス「恰好は調査兵だけどね。」
サイード「ジャック、いい戦術があるのか?」
俺は二人に作戦内容を話し、アリスには北の拠点に戻ってもらった。
サイード「最悪俺たちも死ぬぞ。」
俺「だがこれしかない。巨人にみえるように西に逃げるぞ。」
巨人が俺たちに気づいた。
俺「サイード逃げるぞ!!」
俺とサイードは西に立体起動した。
サイード「まだか!」
俺「まだだ!」
ブオンーと巨人は剣をひっきりなしにふりまくりながら走って来た。
俺「今だ!」
俺とサイードは一気に東に立体起動した、そしてうなじを狙った。
巨人も東に向き、俺は立体起動で右手剣に、サイードは左手盾にふさがれたがこれが苦肉の作戦であった。
俺「ノーランド、お前はやっぱり最後までローゼ帝国に忠実だったな♪」
その瞬間巨人の背中に40cm砲の砲弾が直撃し、消滅した。
着弾の影響で俺とサイードは吹き飛ばされたが、立体起動で二人とも立て直した。
サイード「空挺部隊なら全滅だな。」
俺「そうだな、俺たち二人で十分だっただろ。」
その後南部兵は攻めて来なかった。
西港町を占領に成功した。