運命   作:永遠の二番煎じ

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第四章

俺は北港町にテーゼに会いに行った。

テーゼは隠れ家にいた。

テーゼ「ジャック!!!その頬の傷どうしたの?」

俺は心配してたテーゼを抱擁した。

俺「すまん、前法王を見つけられなかった・・・」

テーゼ「いえ、前法王は神殿で召されたんだわ・・・役目を終えて。」

俺「だが遺体がなかったぞ。」

テーゼ「神殿ではローゼの血筋は役目を終えたら肉体ごと召されるの。」

俺「じゃあ、君の父さんも母さんもか?」

テーゼ「そうね、神殿は祖父を法王に選び、役目を終えたから。」

テーゼ「私も召されるわ、子供を産んで無事育てて法王の資格を得れば。」

俺「そうか、じゃあ子供さえいなかったら大丈夫だね。」

俺はホッとしたように言った。

テーゼ「いえ、お腹の中にもう次期法王がいるのよ。」

テーゼはうれしそうに言った。

俺「そうなのか!じゃあ二人で育てて一緒に召されよう♪」

テーゼ「あなたは分かっているはずよ、旧大陸に行くことが運命だって。」

微笑みながら言った。

俺「そうか、テーゼも前法王から言われたのか・・・」

テーゼ「いえ、神殿がそう言ったのよ。あなたは神ウォールの子孫故郷に帰らなくてはならないの。」

俺「聖域のことか?なんだ聖域って、なんなんだ。」

取り乱すジャック。

テーゼ「旅人であり英雄であるジャックあなたは旧大陸に行って。」

俺「君は俺を愛してないのか、さっきから聖書に書いてそうな事ばかり言ってるじゃないか!!」

テーゼ「あなたの事はニーナが愛したぐらい愛してるわ、ニーナはシーナの子孫、テーゼはローゼの子孫、アリアはマリアの子孫よ。」

俺「ニーナくらい愛してる!アリアって誰だ?」

俺は一気に情報が入ってきて頭で考えるのは辞めた。

テーゼ「もしあなたが自分の運命を知りたければ旧大陸に行って、私はローゼの子孫だから行けないわ。」

俺はずっとテーゼが旧大陸の事を言っていたので行くことにした、いや行く運命であった。

俺はテーゼと唇を重ねて出て行った。

それがテーゼの唇に触れたのが最後だった。

俺は合同作戦本部でアイランド将軍とサイード大佐とウィル総督そしてマイク農水大臣に助言を求めた。

マイク「お前壁の中に帰るのか?せっかくこの島も平和になったのに法王がまたいなくなったらおかしくなるぞ。」

ウィル「同感だ、それになぜ壁の中に戻りたいんだ?」

俺「俺は壁の中に行くんじゃない祖父の故郷、旧大陸に行く。そして俺は二年まだ島にいるつもりだ。」

アイランド「君たちが来た新大陸なら行ったことあるが、旧大陸は見たことすらない。」

俺「なんでシーナ王国には兵を送っていてマリア共和国には送ってないんだ?」

アイランド「前法王が言ったんだ、旧大陸は新法王が行くと。それまで旧大陸には船での偵察に行くことすら許されなかったんだ。今思えば新大陸に兵を送ったのも前法王が君を見つけるためかもしれない。」

俺「・・・」

サイード「なるほどだからノーランドは言ったのか、マイケルも言っていた、法王の予言が当たったみたいなことを、マイケルのおかげで俺たちは海竜に勝てた。」

俺「とりあえずどうすればいい?」

ウィル「まずは艦隊を造らなくては、少なくとも六隻で旧大陸を目指さなくてはな。」

 

それから一年かけて南港町の難民に西港町と北港町で軍艦を造る仕事で雇った。

兵士は一旦訓練を辞めさせ難民との船の建設と南港町に家を造らせた。

一年後十隻の戦艦に南港町復興が再開した。

南港町で訓練していた兵士は森で訓練させられた。

南港町で住み始めた人もいた。

俺は陸軍と海軍をまた造りなおした。

陸軍は空挺部隊を新たに創りアリス大佐が指揮し、俺は島民には極秘のトロール部隊をまたサイード大佐に組織してもらった。

海軍にも魚人部隊を創らせウィル総督に組織してもらった。

町は陸軍と海軍とは別に駐屯兵団を組織し、それぞれ町四か所に配備した。

陸軍は憲兵団の服を着て、海軍は調査兵団の服を着させた。

そしてウィルとともに旧大陸発見に向けて合同作戦本部で準備した。

俺「どうだ、俺の組織創りは。」

ウィル「これじゃあ壁の中と変わらないよ。」

ウィルは冗談で言った。

俺「壁の中よりましだろ。魚人部隊は使えそうか?」

ウィル「ああ、一年前六隻と言ったが技術向上で四隻でいい。」

俺「そうか、海軍は全面的に任せてるからな。」

ウィル「軍艦は全部内戦時代の極秘戦艦とおなじ型にした、そこに速さ二倍のエンジンで航海できるようにした。つまり二か月で新大陸を往復できる速さだよ、魚人部隊は一隻に五人で十分だ。戦う敵がいなからな。」

ウィルは自分の海軍に満足していたようだ。

俺「よし!ではウィル総督一週間後に旧大陸調査だ。」

ウィル「了解♪法王。」

 

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