黒狼狐己録 -Life Harboring-   作:ふーか

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 グダグダになった上、短いです。
 本当、申し訳ない。


十六 能力と仕事

『記憶を具現化する程度の能力』

 

 正確に言えば、記憶にあるものを具現化する、か。

 いまいち理解が出来ないが、銃器や爆弾等は具現化出来ない。刀や剣は出来る。ならば殺傷能力のあるものがダメ、という訳ではない…。かといって遠距離がダメなのかと聞かれると、弓は出来る。何故だ…

 他、武器以外はだいたい出来そうだ。板チョコが出来るくらいなのだし。でも試していないものもあるし、基本的に謎が多い。さて、どうするか…?

 今のところ確認したのは、銃器、爆弾、命等々。出来るものは、刀、剣、チョコ、トランプ。恐らく、探せばいくらでもあるだろう。

 

 あれ?…まさか。

 銃器は、引き金を引けば、機械(銃器)が“勝手に”攻撃するし、爆弾も火を点ければ“勝手”に爆発する。命はまあ当然だから何も言うまい。

 まさか、”勝手に攻撃行われる„のがダメなのか? いや、でも剣だって投げれば同じことでは? ならば、この世界にまだ存在しないから? ならうどんげの銃剣は…あ、出来た。益々訳がわからない。ま、いざという時に使えばいいだろう。

 

「お燐。私の仕事って結局どうなるの? 私夜行性だから昼は苦手だよ?」

「うーん…夜の見張りとか?」

「いや、わざわざ死にに来る馬鹿はいないでしょ?」

 

 結局、私の仕事は何なのだ。能力がわかっても、仕事がなければ意味がない。

 

「よし、それなら…うーん…」

 

 会って間もない私のことを必死に考えてくれる燐に感謝しつつ、出来る事を考える。動物の世話? 見回り? 外で不審者がいないかを監視? どれもほぼ必要はない。世話はしっかり行き届いているし、わざわざ死にに来る不審者は、それこそ変態だ。どうするか…

 

「ッ…どうしようかな。何もせず居候は、私自身が嫌だし…」

「うにゅ~…動物の世話をしたり、ご飯作ったり…」「それだ!!」

「あわわっ!?」

 

 食事を作る…!! 能力も生かせるし、料理の腕は中々にあると自負している。これなら難なくこなせる。それに、料理を作るのは私だけではないだろうから、いつ召喚されても問題ない。

 

「…ありがとう空!!」

「う、うにゅ…」

 

 可愛いな、この鳥。本当に持ち帰っちゃダメかな。

 

「…じゃあ、決定だね。さとり様にお伝えして来るよ」

 

 燐が元気に部屋を出ていく。空の頭を撫でつつ、色々と想像を広げる。あれを作ったり、これを作ったり。

 

「ところで、お燐とお空の部屋は?」

「お燐はここの隣だよ。私はその隣」

 

 見事に並んでいると。全員にしっかり部屋を用意する辺り、さとりの動物好きが伝わる。家族か…羨ましいなぁ…私も、いつか出来るかな…。

 布団にバフンと顔を埋め、少し涙目になった目を擦った。いけないいけない、こんな姿は見せられない。

 それから燐が来る迄の時間、私は空と話したりした。空と話すのは中々に楽しい。無邪気に~はこれなんだよ、~は~でさ…と。昔を思い出す。あの忌々しい事件を。絶対に許せない…

 

「絶対に…絶対に許さない」

「狼戈? どうしたの?」

「え? あ、いや、なんでもない…よ」

 

 口に出してしまっていたようで、即座に誤魔化す。私の過去なんて、誰も知らなくていい。知っても…後悔するだけだ。もう哀れみの目を向けられるのは嫌なのだ。

 

「狼戈!! さとり様が良いって!!」

「本当? 精一杯頑張るよ!」

 

 さて、仕事は決まった。空のお腹が鳴ると同時に、私も動き出す。

 

 さぁ、初仕事といきますか!!




いやはや、もう本当にグッダグダですね。
グダグダでも構わないよ、という寛大な心で見ていただけると幸いです。
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