東方西風遊戯   作:もなかそば

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オマケもオマケ、超オマケです。
西宮の幻想郷縁起でのページ&某ゲーム風にキャラクターのステータス、解説を文章化してみる程度の試み。

注意書きをご覧の上で、一種のお遊びと思ってご覧ください。
また、元ネタとなった某ゲームとは数字が同じでも内実が違います。例えば向こうで『筋力:8』だった場合でも、こちらの『筋力:8』とは同じ数字でも同じ強さというわけではないという事です。あくまで表記の仕方で参考にしただけですね。
……明言しておかないと面倒なのよねこういうの!


番外:幻想郷縁起のとあるページ + α

賢しい平神職

西宮丈一 Joichi Nishimiya

 

職業         神職見習い(*1)

能力         無し

危険度        極低

人間友好度      高

住んでいる場所  守矢神社

 

 

   ♢ ♢ ♢

 

 

 外の世界から幻想郷に来た守矢神社の神職見習い。

 どうやら正確には来る予定は無かったらしいが、偶発的ミスで神社の神々が連れて来てしまったらしい。(*2)

 本人は帰る意思は無いらしく、神社の一員としてよくあちこちに出向いている。

 

 神社においては山の中の事は神々が、山の外の事は彼と風祝がというように役割分担されているようで、主に山の外への対外折衝は彼が担当している。

 風祝の東風谷早苗とは仲が良いやら悪いやら、周囲の人々はその関係に多くの注目を払っている。(*3)

 

 

 § 性格 §

 

 

 幻想郷には珍しい程に礼儀正しく目上を立てるが、地の部分は口が悪く他者をからかう事を好む。(*4)

 また、妖怪の賢者や竹林の薬師には劣るものの、人間にしてはかなりの切れ者である。風神録異変では“あの”霧雨魔理沙を出し抜き、脱落させるという快挙を為した。

 

 良くも悪くも賢しい性格であり、本人の力は然程強くない事と相まって、『小賢しい』と評される事もある。(*5)

 賢しさを美徳とする相手には受けがいいが、そうでない相手には受けが悪い。

 肝は座っているという話であり、妖怪や神々相手にも物怖じはしない。

 

 

 § 能力 §

 

 

 幻想郷縁起に書かれる人妖としては非常に珍しく、能力らしい能力は無い。

 妖怪の賢者や他の智者に聞いても無いとの証言だったので、隠しているという事も無く、本当に固有の能力は無いのだろう。

 とはいえ、幻想郷における能力は自己申請であるので、実際には彼同様に固有の能力を持ってない様子の人妖も多いのだが。(*6)

 

 敢えて言うならば良く回る頭が武器か。

 巫女や風祝には劣るが人間にしては基礎霊力が高く、良い妖怪退治屋になれる可能性はある。(*7)

 

 

 § 日常 §

 

 

 基本的には神社の雑務をこなしているので、あちこちに出向いている事が多い。

 ただ、神社の家事については彼が取り仕切っているので、夕方にでも行けば会う事は出来るだろう。

 攻撃的な性格ではないので、用事があれば順を追って話せば聞いてくれる筈だ。

 人里に買い物に来る事も多いので、里で見かけた人も多いだろう。(*8)

 

 風祝が料理が駄目な分得意になったと言うだけあって、料理の腕はかなりの物。

 紅魔館のメイドには劣るが、それでも家庭料理としてはかなりの水準を保っているらしい。(*9)

 

 

 § 外来人 §

 

 外の世界からやって来た人間は、殆どの場合妖怪に食われるか、再び外の世界に戻ってしまう。

 そのため、彼のように事故的な理由で幻想郷に入り、定住した例は少ない。その上で順応を始めている貴重な人間である。

 

 風祝もそうだったが、彼らのような若い外の人間は外の世界の技術や知識にはそこまで詳しくない。

 寺小屋での成績は良かったとのことだが、河童が使っているような道具の原理は皆目検討がつかないようなものが殆どなようだ。

 本人は風祝よりマシを主張しているが、名前だけは分かるとかそのレベルでは、正直どっちもどっちである。(*10)

 

 § 対策 §

 

 人間なので、遭遇時の対策などは特に必要ない。必要十分に対応していれば、それなりに人当たりの良い対応をしてくれるだろう。

 直接的な戦闘能力も並の人間よりは上であるが、下級妖怪とどっこいか程度である。とはいえ、戦闘慣れして修行を積んできたらどうなるか分からないが。

 とはいえ実際のところ相方である風祝よりはひねくれた性格な部分があるが、弾幕ごっこにも積極的ではなく、普通に対応する分には彼と争う事になる可能性は低いだろう。

 

 

 § 風祝との関係 §

 

 どうやら外の世界時代から、十年来の幼馴染であったらしい。

 事あるごとに喧嘩をする光景が見られるので一見すると非常に仲が悪いが、その実互いに憎からず思っているのではないかというのが大勢の意見だ。(*11)

 文々。新聞では彼らの関係についての特集を組んでおり、こういった話が大好きな少女達を中心に飛躍的に部数を伸ばしている。(*12)

 

 基本的には暴走気味の風祝を彼が止めるといった事が多いようだが、風祝曰く『西宮が居るから私は安心して突っ走れるんです』との事なので、彼の存在自体が彼女の暴走を後押ししている側面が強い気がする。(*13)

 また、風祝側も彼を全面的に信頼しており、異変の折などは彼の指示を受けて動いていたようだ。

 ただし彼女側は頼ってばかりだという事にコンプレックスがあるらしく、聞き取り調査中に筆者はどうすれば彼に何かを返せるのかという甘酸っぱい相談を受けた。(*14)

 

 総じて言えば幻想郷の少女達の格好の娯楽であり、今後のさらなる進展が望まれる。(*15)

 

 

 

(*1)『あるばいと』と言うらしい。丁稚奉公のような物だったのだろうか。

(*2)当人は巻き込まれて良かったと語っている。

(*3)当然私もである。

(*4)私は見た事が無い。一度見てみたい気もする。

(*5)吸血鬼や鬼など、強さを至上とする種族からの評判。

(*6)例えばからかさお化けは『人間を驚かせる程度の能力』を自称しているが、実際に驚かす事が出来るわけではない。

(*7)でもまだまだ下級妖怪と張れるかどうかといった程度。

(*8)巫女や魔法使いと違って、ちゃんとした社会生活を送っている。

(*9)外の世界の料理も作ってくれるらしい。

(*10)アンペアとかワット数とかはなんぞや。詳しい理屈を聞いたら言葉に詰まっていた。

(*11)私含む。

(*12)私も購読を始めた。

(*13)でも頼られている彼もまんざらでない様子である。

(*14)接吻でもしてあげれば良いのではないだろうか。

(*15)当然私も望んでいる。

 

 

 

 

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※※注意※※

 このデータはあくまで『東方西風遊戯』内での物であり、独自解釈・オリジナル要素が含まれている事をご了承ください。

 また、このデータが閲覧者様のイメージと違う可能性があります。そこはあくまで『東方西風遊戯』内での設定である事をご了承ください。

 各ステータスの最大値は10。最低値は0です。それと、これらのステータスは現在時点のものです。

 

▼東方西風遊戯・等級項目▼

 

 

■東風谷早苗 初伝■

身長:五尺五寸 体重:十四貫三斥

異能:奇跡を起こす程度の能力

 

■能力評価■

 

筋力:■■■■■■

体力:■■■■

気力:■■■■

術力:■■■■■■

技術:■■■

速力:■■■■■

異能:■■■■

 

■基本情報■

 

 守矢神社の幻想郷移転に伴ってついて来た、風祝にして現人神。

 外の世界に於いて信仰を失いかけていた神々を目視する事が可能なほどの霊力を有していた麒麟児であり、霊力・身体能力共に総じて高い能力を持つ一種の天才。

 しかし天才ゆえのエキセントリックな部分があり、外の世界では神社の信仰を集めることはできていなかった。

 

 高い霊力・神力を元にした術を軸として、それを用いた身体能力の強化まで含めると、妖怪との直接戦闘が可能な程の能力を持っている。

 これは当然外の世界においては人間の範疇を越えた能力であり、幻想郷でもこの領域で戦える『人間』は非常に少数。エイプキラーという言葉も強ち冗談ではなく、霊力・神力で身体能力を強化した早苗ならば、ゴリラと殴り合いをして打倒する事も可能だろう。

 

 霊夢や魔理沙、咲夜といった他の異変解決に関わる人間に比して特化した基礎能力は無いが、それらの総合的な水準は比較的バランス良く纏まっている。また、筋力と術力にやや優れている関係上、馬力はかなり高い部類に入る。

 ただし基礎能力はともかく、それを扱う技術では三者に比べて一本も二本も劣る。センスはあるが実戦経験に劣るというのが正直なところだろう。

 またここ一番の気力・精神面でやや劣る。逆境に弱いというほどではないが、土壇場の底力にやや欠けるのだ。

 

 彼女自身、基本的には強い意志力を持ってはいるのだが、風神録異変で紫の睨みに竦み上がってしまった事などから鑑みても、やはり同じ人間でも昔から多くの人妖に関わって来た魔理沙・霊夢・咲夜などに比べると、土壇場での肝の据わりが一段劣るという事だろう。

 もっともこれは単独行動時のみに見える弱さであり、そこを補い得る『誰か』が傍に居る場合は格上相手にも十二分に戦える勝負強さを発揮する。

 風神録異変で霊夢相手に挑んだ際に見せた粘りからも分かる通り、そういう状況になればむしろ逆境に強く、土壇場で底力を発揮する性となる。

 また彼女個人の精神面としても、風神録異変を経てこれから成長していくであろう。

 

 ちなみに西宮よりも二ヶ月ばかり誕生日が早いという裏設定が連載当初からあったのだが、それが有効活用された事は未だ無く、今後も有効活用されるか否かは全く分からない。

 

■技能情報■

 

 系統としては霊夢と同様の符や術を使ったタイプであり、霊夢同様に格闘戦もそれなり以上にこなす事が出来る。

 また、風祝として守矢の二柱の力を借りた神術も得意であり、戦術の幅は非常に広い。

 それらの技能は全て諏訪子と神奈子が仕込んだ技術であり、同時に早苗自身のセンスによってある程度改変・昇華されている物もある。

 尚、これらの技能は外の世界での修業はしていたものの実戦経験が不足しており、現在では霊夢・魔理沙・咲夜といった面々には総合力で頭二つほど劣っている未完の器。

 しかしそれゆえ、幻想郷で揉まれる事によって更なる成長を遂げる余地は大いに残っている。

 

 このように総じて戦闘技能や霊術・神術の扱いには非常に高い適性と能力を持っているが、反面生活面では非常に駄目な子。世間一般とのズレが酷い。

 特に料理・洗濯・掃除と言った一般的な家事や事務仕事などは総じて苦手であり、相棒に任せきりな部分が多い。

 知識面に関してはそれ以上に頼りにならず、『お前それ何と何が悪魔合体した挙句に合体事故を起こした』と聞きたくなる知識を自信満々に披露する事も。

 

 尚、幻想郷では何の役に立つのかは不明だが、一部ゲームがやたら上手い。

 

■異能情報■

 

 “奇跡を起こす程度の能力”という、使いこなせば幻想郷でも屈指のポテンシャルを持つであろう能力を持っている。起こり得る可能性が僅かでもあるならば、どれほど極小の可能性だろうと引き寄せ得る能力―――と言えば、その能力が本来秘める規格外さが分かるだろう。

 しかしそれ自体が非常に応用範囲が広い分曖昧な能力であり、彼女自身その能力を使いこなせているとは言い難い。現状では少し運が良い程度が精々であり、奇跡も狙って起こせるような物ではなく、余りにも可能性が極小過ぎる奇跡は根本的に起こせない。

 将来的にどうかは分からないが、現状では名前負けと言うのが正直なところだ。

 レミリアの“運命を操る程度の能力”とは似て非なる関係である。

 

 どちらかと言えば現状の彼女は『どうしてこうなった』と周囲の人々が頭を抱えるような『負の奇跡』を頻発する傾向にあり、実害は無いものの様々な面白おかしいトラブルを発生させている。

 時に幻想郷の常識にすら囚われない言動まで含めて、大妖怪をも煙に巻いてしまった実績は伊達ではないだろう。

 まぁ、当人は煙に巻く意図など無く、むしろ常に真正面から相手に向かい合う性質の持ち主なのだが。

 

 スペルカードは神術の発展形や世界各国に伝わる神々の奇跡を模した物が主体だが、何故モーゼの開海が上空からの唐竹割りチョップになったのかだけは、二柱含めて周囲全ての人妖が首を傾げる怪奇である。

 

 

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■西宮丈一 初伝■

身長:六尺 体重:十八貫五斥

異能:無し

 

■能力評価■

 

筋力:■■

体力:■■

気力:■■■■■■■

術力:■■

技力:■■■

速力:■■

異能:

 

■基本情報■

 

 守矢神社の幻想郷移転に伴ってついて来た神職見習い。大抵の事は水準以上にこなせる器用さがある半面、あくまでもそれらの能力が常識の範疇を越えられない器用貧乏。

 霊力の素養自体は外の世界に於いては非凡と語られていたものの、幻想郷という神魔人妖が混ざり合う地においては『そこそこ優秀な人間』という枠を越えられない。

 符や霊術・神術を頼りにするタイプには、早苗や霊夢といういわゆる天才に分類される人間が居る為、どう足掻いても彼女達から見れば格段に劣る能力しか持ち得なく、同じタイプである為にどこをどう切り取っても負けている。

 かと言って他のタイプに転向しても、思考力と応用力が高いためある程度までは行けるだろうが大成するほどの才能は無い。

 そういう面で、特筆すべき能力・才覚は持っていないと言える。

 

 能力も全体として非力であり、早苗の風祝としての修行に付き合っていた事と、幼い頃から口頭指示とはいえ諏訪子と神奈子の二柱から修業を付けられていた事という二つのアドバンテージを以てしても、あくまで鍛錬した人間の域を出ない。

 術師としての才能はあるらしいが天才ではなく、あくまで『けっこう優秀』と言ったところ。加えて幻想郷に入って来たばかりでの、いわゆる経験不足・実戦不足が透けて見える。

 基礎的な身体能力・術力などにおいては、下級妖怪と張り合うのが精々だろう。それでも幻想入りしたばかりの人間にしてはかなり頑張っていると言えるだろうが。

 

 反面気力の面では人間という範疇においては図抜けており、精神的には非常にタフ。柔軟性も高く、幻想郷という未知の領域に踏み込んだ割に早期から馴染んでいた事も、これと無関係ではない。

 総じて逆境に強く、諦めが悪く、自分が弱い事には納得しながらも知恵と意地で最後まで足掻く事を止めないタイプ。

 これを是とするか否とするかは評価が別れる所だろうが、これが彼が幻想郷にて戦う為の唯一の手札である事は間違いない。

 

 固有の能力に関しては一切持っておらず、そこも彼が持ち得る手札が少ない点に繋がっているだろう。

 総じて言えば精神的には非常にタフでしぶといが、それ以外の面はバランス良く弱いと言える。

 

■技能情報■

 

 系統としては霊夢や早苗と同様の、符や術を主体とした戦い方をするタイプ。非想天則期の早苗や霊夢と同様、近接戦もそれなりにこなす事が出来る。

 しかしタイプが同じだけで強度・完成度では比べるべくもなく、霊術・体術の両面から見ても、技術でも純粋な能力の強度でも早苗や霊夢には勝ち得ない。そういった面で、戦闘向きではないとも言える。

 

 反面生活面の技術は高く、神社の家事・雑務に関してはほぼ全てを西宮が受け持っている。

 十六夜咲夜のような完全無欠さは無いが、総じてこの若さにして一般的な主婦の練度には達していると言えるだろう。

 特に料理が得意であり、幻想郷には数少ない洋食のレパートリーを多く持つ人物。神社住まいの癖に和食より洋食が好みで得意であるのだが、反面幻想郷の洋食分野においては十六夜咲夜という絶対的な上位者が居るので、この分野においても誰かの下に甘んじているという点は変わらない。

 

 外の世界の知識・知恵に関しては相応程度の物を持っているが、総じて『一般的な学生レベル』~『少し齧った学生レベル』の域を越えていない。

 例えば携帯電話の使い方は割と詳しく知っているが、作り方は知らない。そんなレベルであり、外の世界の知識を用いて積極的に何かを行える程の能力は無い。

 

 唯一特筆すべきは戦術面。

 これに関しては高い素養と神奈子という軍神からの薫陶がある為、幻想郷においてもかなりの水準を保っている。

 紫や永琳、藍や幽々子等といった幻想郷の知性トップ勢には劣るものの、同条件で同等の兵力を用いた戦闘の指示を出させたならば、かなりの上位に食い込む可能性を秘めている。実は将棋も強い。

 

 しかし弾幕ごっこをはじめとした個人戦が主体の幻想郷においては使い難い才能・能力であり、本質的には神職よりも軍師・軍将といった職に向く、一種の軍才にこそ長けている。

 ある意味では個人戦に長けた早苗とは対極ながらも、『軍神』である神奈子に仕える神職らしい才とも言えるだろう。

 

■異能情報■

 

 ここに分類される能力は保有していない。

 

 

 

 

 

 

 




次の更新は少し間が空きます。
まぁ、長くて1週間程度でしょうけども。書き溜め分じゃないのでお許し下さい。なんか次、少し話の流れを変えてはたての話になりそうな予感。

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