操られた電と交戦すること数分、状況は弘樹にとって不利な状況であった。
弘樹「くっ!」
電の何処からともなく出したガトリング二丁の魔力弾の雨を何とか動き回って回避しているが避けきるのに必死で弘樹は反撃ができなかった。
電「そこなのdeath」
ガトリングを連射しながら本来なら水中しか使えない魚雷の発射口を弘樹に向けて魚雷2発を発射…あろうことか魚雷?の後部からブーストが点火して弘樹めがけて飛んでいく。
弘樹「ミサイル!?」
咄嗟にジャンプして避けようとしたがミサイルは方向を変えて弘樹に向かっていく。
弘樹「追尾式!?くそ!かわせない!」
弘樹は防御魔法を展開してミサイルが直撃して弘樹が見えないくらいに煙が舞う、だが電はそれ以上に追撃をしかけようと艤装の左右に鋼鉄の翼の飛行ユニットと片翼三門、両翼六門の単射式レールガンを展開して空に飛び上がり全レールガンとホーミングミサイルの射角を弘樹がいる煙に調整し射撃体制を取る。
電「こいつで死ねなのdeath!!!」
レールガンとホーミングミサイルの同時一斉射を放ち煙はさらに膨張し弘樹が直撃していればただではすまない。
煙が晴れていくとそこには浮游する実体シールド四基とバリアジャケットがボロボロで飛行魔法で空中で浮いている弘樹であり先程の攻撃は全て防ぎきることができずに何発か直撃をくらっていた。
弘樹「はぁ…はぁ…シールドビットが間に合わなかったら完全に殺られていた…」
電「ちっ、しぶといのdeath、なら…」
電の両手に持つガトリングを消すと次は巨大なキャノン砲(AGE3のあの主力武装)を展開して弘樹に魔力砲がチャージされている銃口を向けられる。
電「消えろdeath!!」
チャージが完了したキャノン砲の一撃が放たれ弘樹は避けるにもダメージを受けたことにより動きが鈍っており、避けられないとふんで砲撃の射撃体制に入りディバインバスターを放ち互いに放った砲撃がぶつかり合う。
弘樹「くっ!魔力量で押されてる!」
研究者「彼女の魔力はAAA+相等の力だ…手こずって当然だよ」
弘樹「くそ!ケルディム!カートリッジロード!」
ケルディム「ロードカートリッジ」
押されているのをみて弘樹はカートリッジを2発消費して砲撃の威力を高めて同等の魔力量になると二つの砲撃は相殺されて消滅した。
弘樹「はぁ…はぁ……こいつは本当に不味いな…やっぱ、あれを使うかもな」
ユミルに忠告されていたあれを本気で使うかもしれないと弘樹は頭のなかで思考し決断をしようとしていた。
一方そのころ地下工場では夜になっても作業員は減ることはなく正常に稼働していた。
ここには夕立と雷が侵入しているのだが…
作業員A「なあ、この頃会社に頼まれる製品量増えてるよな」
作業員B「さあな、上が決めたことなんだから仕方ないだろ?」
そこで働いている作業員は製品がどこにいっているのかということは知っておらず、地球に搬入されていることは知らなかった。
作業員A「ん?こんなところにダンボール置いてあったか?」
作業員B「さあ、誰かが置いたんだろ?それより仕事仕事」
そういって作業員が立ち去っていき、周囲に誰もいなくなるとダンボールが動き出して進む方向は倉庫ある方向である。
夕立「ちょっと危なかったぽい」
雷「いや、ここまでこれでバレなかっただけでも上出来よ」
ダンボールの中に入って移動しているのは夕立と雷の二人でありどこぞの伝説の傭兵のようにダンボールを使用してうまく作業員の目を欺いて進んでいた。
夕立「もうすぐ、倉庫みたいぽい」
雷「たぶん、あるとしたらそこね」
二人は不正の証拠は倉庫にあるのではと考えて倉庫へと向かっていた。
夕立「ぽい?」
雷「あ、今から倉庫の搬入するつもりねチャンスだわ、今のうちに入るわよ」
倉庫前にたどり着いたらどうやら出荷する製品を倉庫に搬入する作業をしているようで雷はこれを好機とみて倉庫に侵入する、それから数分は動かずにいると作業員が作業を終えた為か倉庫の扉を閉める。
それと同時に夕立達がダンボールから出て荷物の物色を開始する。
夕立「さて、どれから見ていこうぽい?」
雷「取り合えず、奥の方じゃないかしら…なんでも此処の会社の表向きで作ってるものじゃないらしいし…そういうのは奥の方にあるんじゃない?」
夕立「それじゃあ奥にいこうぽい!」
そういって倉庫の最奥に行くと一つずつダンボールを開封して中身を確認していく。
雷「ビンゴよ、あったわ!これは間違いなく弘樹が行っていたカートリッジっていう奴ね!」
夕立「こっちは弘樹が持ってる剣見つけたぽい!」
夕立達はカートリッジにルガーランスを見つけてこれで決定的な証拠を掴んだ、そしてそれを翔鶴達に伝えるために無線を繋げる。
翔鶴「…来ました!」
夕立〈こちら地下工場侵入組!カートリッジとかルガーランス見つけったぽい!〉
翔鶴「そうですか、報告ありがとうございます、それではそれをどうにか見つかりやすい場所に持ってきてくれませんか?」
雷〈ちょっと難しいわね、倉庫の外には作業員がまだいるから…弘樹待ちかしら?そういえば弘樹から連絡は?〉
翔鶴「…今だに何もこちらも連絡を送ってはいるのですが…全く応答がありません」
雷〈ちょっと!それって弘樹結構やばいんじゃないの!?〉
翔鶴「はい、ですが今は信じるしかありません…」
夕立〈弱ったぽい…何か夕立達にできることないぽい?〉
翔鶴「…仕方ありませんね、本来なら騒ぎを起こすのは弘樹さんでしたが…私がやります」
吹雪「翔鶴さん!?本気ですか!?」
翔鶴「ええ、騒ぎさえ起こせば後はゲンヤさんたちが何とかしてくれるはず…雷さんたちは騒ぎになった隙に物品を運んで地上へ私達も時をみてここから立ち去りましょう」
夕立〈了解ぽい〉
雷〈わかったわ〉
翔鶴(弘樹さん急いでください…)
翔鶴は爆撃挺の艦載機を発艦すると機雷を積んだ艦載が機雷を投下して会社の敷地を爆撃する。
すると直ぐに警報がなり会社中が騒ぎに陥っていく。
そして会社から3㎞ほど離れた場所そこではゲンヤの部隊が待機しており爆撃に気付いた隊員がゲンヤに知らせにいく。
局員「ナカジマ三佐!例の会社が爆撃がされたのを確認しました」
ゲンヤ「?弘樹じゃねえな、まあいいか…よし!乗り込んでいくぞ!」
ゲンヤ達が動き出したと同時期、地下5階では弘樹と電の攻防は続いており、すると爆撃の振動がそこまで伝わってきて弘樹は翔鶴達が騒ぎを起こしてくれたと理解した。
弘樹(…騒ぎを起こしたってことは…こいつは直ぐに倒さないとな……こうなればやもえないな…)
弘樹「ケルディム…フルドライブいくぞ」
ケルディム「よろしいので?あれは反動が…」
弘樹「そんなこと言ってる場合じゃない…」
覚悟を決めた弘樹はふと少し前のことを思います
回想
会社に行く前ユミルが新田家に帰ってきてことの次第を聞いてから弘樹の部屋でのことであった。
ユミル「フルドライブのリミッター解除って…弘樹本気なの?」
弘樹「本気だよ、はっきりいって使える手札は多い方がいいんだ」
ユミル「ケルディムのフルドライブはレイジングハートのエクエリオンモード以上の出力…弘樹の最大魔力の三倍まではねあげる自己ブースト…でもその代償は…」
弘樹「使っただけでAAAランク並の魔導士は使った反動の疲労で倒れるだろ?昔の俺でも歩くのにもままならなかったからな…」
ユミル「それでも使うつもり?なのはちゃんの一件のあと弘樹自らその機能の封印を決めたのに」
弘樹「わかってるさ、使うときは本当にここぞというときだけさ」
そしてユミルは弘樹の覚悟を見てケルディムのリミッターの解除をしてそして会社に向かって車にのり向かうのであった。
回想終了
弘樹「いくぞ!フルドライブ!!」
ケルディム「フルドライブ!トランザム!ドライブイグニッション!!」
ケルディムのフルドライブを発動すると一気に弘樹の魔力が高まっていく
その反応は研究者が測定しており、その数値をみた研究者は驚愕した。
研究者「AA…AAA…S…ば、バカなまだ上昇していっているだと!?」
弘樹「いくぞ!一気にけりをつける!」
電「そんなこけおどし通用しないのdeath!!」
電はルガーランスの二刀流で弘樹を切りつけるがそこにあるのは弘樹の残像であり本物弘樹は電の後ろにおりルガーランスで電を一振りで降り飛ばす。
電「なっ…!?」
飛ばされながら驚愕する電だが弘樹は既に電の目の前おり電の服をつかむと天井に向けて投げ飛ばしてケルディムをバスターモードを変わり銃口を電に向ける。
ケルディム「射線に電さん以外の生体反応及び危険性はありません行けます」
弘樹「了解…いくぞ…ディバインバスター…フルバースト!!!」
ケルディムのトリガーを引き極大の砲撃が電を飲み込みそのまま天井を貫いていき外まで貫通し外から見たら砲撃が天を上っていくように見えた。
当然それは外にいる者も見えるわけで…
吹雪「な、何!?」
翔鶴「今のって…もしかして弘樹さん?」
吹雪「弘樹くんなの!?でもこれらやりすぎじゃ…」
ゲンヤ「っ!?なんだ!?あのばかでかい魔力砲撃は!?」
はやて「あれは…まさか弘樹くんの!?しかもあれはフルドライブを使ったんか!?」
ゲンヤ「フルドライブってことは弘樹が封印したっていう…」
はやて 「は、はい…でもあれは派手にやらかしましたよ…」
ゲンヤ「だな…それじゃあ急ごうぜ…」
残りの夕立達は地上に戻っては来ていたがまだ射程外の会社内であり脱出途中で大穴を見て驚愕するのは余談である。
弘樹「はぁ…はぁ…」
ケルディム「トランザム終了…大丈夫か…マスター」
弘樹「ああ、ほとんど魔力も残ってないがそれより電は…」
ケルディム「あそこにおられます」
ケルディムに教えられて向いた方向に体や服、艤装がボロボロになっている電が気絶しておりケルディムの推測だとマインドコントロールもさっきの魔力ダメージ解けたと言われる。
弘樹「さてと派手にやったからな…よっと」
弘樹は気絶する電を担いで残る魔力で飛行魔法を使い地上まで戻るとそこでバリアジャケットが解除されると疲労仕切っている体を踏ん張りながら会社から出て侵入路へと向かっていく、侵入路にあともう少しといったところで正面から局員がやってきてその中にはやてとゲンヤもありゲンヤとは目が合い、あとは任せろとアイコンタクトで知らせると弘樹はあとのことはゲンヤに任せようと会社の敷地内から出た。
そして正面から会社に入ってきたゲンヤたちら会社の前にいる社長と対面していた。
社長「おお~これはこれは管理局の方々ではありませんか」
ゲンヤ「すみませんが現状をお話しいただけませんか?」
社長「は、はい、実は…いきなり会社敷地内で爆発が起こりまして…そのあとにいきなり地下から砲撃が…」
ゲンヤ「なるほど、すみませんが中を見させてもらいますが構いませんね?もしかしたら犯人がいるかもしれません」
社長「え!?それは…その…」
ゲンヤ「歯切れが悪いですね…何か我々には見せるわけにはいかないものがあるとか?」
社長「そ、そんなことありません!」
社長(武器や違法物資は地下の倉庫の奥深くに隠してあるまさかそんなところまで行くとは…)
局員「ナカジマ三佐!」
ゲンヤ「おう、どうした!?」
局員「会社の裏手にこんな物が」
局員が持ってきたのは夕立達が運んできた不正の決定的な証拠でありそれをみた社長は信じられない顔をしての仰天する。
ゲンヤ「これはあなたの会社では取り扱っていない品物ばかりだ…だが何故貴方の会社に?」
社長「わ、私は知らない、もしかしたらここを襲撃したやつが持ってきたものでは…」
ゲンヤ「ほう、なるほどな…なら中を改めても問題ないな…おし!今から捜索するぞ!なんか怪しいもんがあれば持ってこい」
そういって局員たちは散らばっていき命乞いをするような弱々しい声でやめてくれと言うが止まるはずもなく弘樹が開けた穴に下りた局員が違法研究の書類を発見したことで罪状が1つ加わって社長及び関係者全員が逮捕ということになった。
そして会社から少し離れた路地ではユミルと先に脱出した吹雪達が車にのって弘樹と電の帰りを待っていた。
吹雪「弘樹くん、まだかな…」
翔鶴「もしかして、見つかってしまったのでは…」
雷「それじゃあ大変じゃない!今すぐ助けに…」
夕立「…あっ!来たぽい!」
電を担いだ弘樹が漸くきて弘樹の一発でわかる疲労と担がれる電のボロボロさにユミル以外は驚きを隠せなかった。
吹雪「弘樹くん!」
吹雪と雷は車から出て弘樹に駆け寄る。
弘樹「美雪…か…」
吹雪「どうしたの!?物凄く疲れてるみたいだけど…」
弘樹「ああ、ちょっと切り札を使ってなそれの反動だ…」
雷「それより電は!?って何よこの艤装!?なんか変なの付いてるじゃない!?」
雷は今だに展開している艤装の飛行ユニットとレールガンに気づき驚く。
弘樹「それについては話はあとださっさとここから立ち去ろう…」
そういって吹雪に支えながら弘樹は車の後部座席に座り隣には吹雪、中部座席には夕立と雷…そして雷に膝枕をされて介抱されている電、そして助手席には翔鶴が乗り外した偽装は後部の荷物置きに置くと車を発進させた。
そしてある程度離れたあとに弘樹は地下であったことを話した。
翔鶴「まさか、そんな…人を実験台にするなんて…」
ユミル「人工的に作り上げたリンカーコア…まさか、実験段階だけど開発に成功していたなんて…」
雷「ねえ、電大丈夫なのよね!?まさか死んじゃうとか」
弘樹「それはないと思う……あいつらは艤装の方にも手を出していたからな…そんな欠陥品なら…そっちには手はださないよ…」
雷「電…」
吹雪「…それよりこれからどうするの?作戦は成功したんだし…」
弘樹「…母さんが来ることになるから転移魔法の人数が越えるやっぱりここは地球に近い支部の輸送艦を奪取して帰るしかないな…」
翔鶴「そうなりますね…ですが警備の方はどうなっているか…」
弘樹「多分中に入ればこっちのものだ…それより母さん…一応、電のリンカーコアと艤装にリミッターはかけてくれ…」
ユミル「わかったわ…そっちの方が安全そうだし…それと家には荷物だけ取りに行って…今日止まるとこだけど…」
弘樹「…もちろんあそこだろ?」
ユミル「そうね、あそこなら管理局の目も問題ないわ」
そう言いながら車は新田家へと進んでいくのであった。
補足
電の艤装の武装一覧
連装式レールガン
ルガーランス×2
魔導ガトリング×2
収束魔力キャノン砲
追尾式対艦小型ミサイル×6
単射式レールガン×6
飛行ユニット
強化錨
パイルバンカー
以上