弘樹達が支局から輸送艦を奪って迂回ルートで航海すること1日が経ったころ本局では弘樹の裏切りの噂が完全に広まり上から下までその話で持ちきりの様子になっていた。
はやて(弘樹くんも暴れまくったみたいやな)
本局に仕事できていたはやてもこの有り様で弘樹の暴れっぷりを内心、苦笑いの気持ちで局を歩いていると前から教導の出張に出掛けていたなのはの姿があった。
はやて「なのはちゃん~」
なのは「あ、はやてちゃん、久しぶり、本局には仕事で?」
はやて「そうやで、なのはちゃん今から昼なんか?」
なのは「うん、一緒に食べる?」
はやて「それじゃあご一緒しようか」
そういって昼時だということもあって食堂に二人は赴きランチを頼んでそれを食べてるとなのはからはやてに話しかける。
なのは「ねえ、昨日弘樹くんが支局で暴れたって…本当?」
はやて「…そうらしいな…あんま信じられへんけど…弘樹くんを見たっていう人がいっぱいいるしその映像も捉えとった…確実らしい」
なのは「……どうしてこんな…いったい何があったんだろう」
はやて「わからん、弘樹くんが何をおもってこんなことしたんかは本人やないと解らんからな…」
なのは「そうだよね、けど弘樹くんはそんな理由もなしに局員を攻撃するなんてどうしても思えないんだ…」
はやて「やっぱ、一番付き合い長いからか?」
なのは「うん、これでも幼馴染みだしね」
弘樹の裏切りの理由を知ってるはやてにとってはなのはを騙してると良心が痛む。
なのは「そういえば、ヴィータちゃんたちは?そっちも弘樹くんのことは知ってると思うけど」
はやて「…ただ一人以外は弘樹くんを信じとるよ」
なのは「一人って?」
はやて「シグナムや…弘樹のこと裏切り者とか、主との友情を踏みにじったって激怒しとって…それでリインとそれで喧嘩になってしまってな」
なのは「あれ?そういえばリインちゃんは?」
いつもならはやてとともにいるはずのリインフォースⅡの姿が見当たらず、不思議に思うなのはだったがその答えは、はやてが伝えた。
はやて「家出してしもうたんや…」
なのは「えええええええ!?」
リインのまさかの家出騒動に驚きを隠せない
はやて「リインが…怒ったあとに自分一人で弘樹くんのところいくといってそのままどっかに…」
なのは「…止められなかったの?」
はやて「突然すぎて…それともしかしたらほどぼり冷めたら帰ってくるやないかと…思うたんやけど…」
なのは「帰ってこなかったんだ」
はやて「…うん、いまごろどこにおるんやろうな」
一方その頃、弘樹達ミッド脱出チームは次元海の地球への迂回ルートを辿ってデブリのなかを航行中であった。
雷「えっとほとんど健康食品とかばっかりね」
今現在、輸送艦に搬入している荷物の食料品食べるために荷物を物色していた。
電「カロリーメイト、それに干し肉なんかの貯蔵できる食品ばかりなのです」
搬入されているのは長期にわたる食材ばかりでこれといっていいものがない
雷「まあ、無いよりましよね」
電「なのです!」
そういって今日の昼飯の食料を持って小さなキッチンがある部屋に行こうとした矢先奥の方のダンボールが動き出した。
雷「っ!?」
電「だれかそこにいるのですか?」
警戒する電たち、そしてそのダンボールからゆっくりと蓋が開きその人物が顔を出した。
場所はかわり武装やカートリッジが置かれている武器庫と読んでもふさわしいところでは弘樹と吹雪と夕立が何があるか調べていた。
弘樹「こいつは選り取り緑だな」
吹雪「こんなに武器が輸送されるなんて…」
夕立「これじゃあ物量で押し込まれそうぽい、あっ!弘樹が使ってる剣見つけたっぽい」
夕立が弘樹と同じルガーランスを見つけてまじまじとルガーランスを見る。
夕立「夕立もこの剣使ってみたいぽい」
吹雪「ええ!?流石に無理だよ」
弘樹「ルガーランスの最大の利点が使えないからな…やめといた方がいいぞ」
夕立「ぶ~夕立もこれ使ってみたいぽい!」
弘樹「はいはい、駄々こねない…さてとん?この長方形の箱は何かな?」
武器庫に人気は目立つ長方形と巨大な箱があり先に長方形の箱を電子パネルを操作して箱を開けると中から直径2メートルはあるかもしれない銃が姿を表した。
弘樹「えっと…メガバスターキャノン…対艦用のMG(マジックジェネレータ)式バスターライフル…試作機だな…」
吹雪「試作機って弘樹くんも知らないの?」
弘樹「ああ、こいつは管理局の開発部が極秘で作っていたものだろう…MGってのはわからないが……えっともうひとつのこの大きい箱の中身はなんだろうね」
そういって次はとなりにある大きな箱を開けてみるとそこに入っていたものをみて吹雪達、魔導士である弘樹も絶句するものが入っていた。
弘樹「なんだこれ…」
弘樹達が唖然としていると突然扉が開いて弘樹達が振り向くと雷が息を切らしながらやって来てただ事ではない様子であった。
雷「弘樹さん、輸送艦に変な…のがいるの」
弘樹「変なの?」
雷「早く来て!?いま電が見てるけど…」
そういって雷に手を引っ張られていく弘樹、そのあとを追うように二人もついていく。
そして電がいる部屋にはいると…
???「ですぅ~」
電「なのです!」
弘樹「…何事?」
電「あ、弘樹さん!えっと…この子は…」
弘樹「リイン!?お前こんなところで何してるんだ!?」
吹雪「え?弘樹くん知ってる子なの?」
弘樹「えっと、この子はリインフォースⅡ、はやての…八神家の末っ子だ…」
……
弘樹「さてと話してくれるか?」
少ししてこの輸送艦の小さい休憩室で全員集まりリインに視線がいく。
リイン「はいですぅ、リインがここにいる理由ははやてちゃんの指示なのですぅ」
吹雪「はやてちゃんからの?」
リイン「はいですぅ、はやてちゃんから地球のことは聞いたのですぅ、それでなんとか手を貸したいというはやてちゃんの願いで体も小さくて合流したということにあまり気づかせないリインがきたのですぅ」
雷「いつ、私達と合流したわけ?正直いってそんな記憶は…」
弘樹「…あっ!まさかあのお土産を渡したときか!」
リイン「その通りなのですぅ!実はあの中にリインも潜んでいたのですぅ!」
弘樹「なんではやてがお土産なんか渡すと思ったら…そういう思惑があったのかよ…」
弘樹はあのときの不自然さの理由に納得する。
ユミル「リインちゃんのことはこれくらいにして…これから進路について話しましょ?」
弘樹「そうだったな…実は俺にいい考えある」
リインの一件が終えてから調度全員集まっているために次はこれからの進路についての話に変わり話が進めていった。
そして一日後の夜、海鳴鎮守府の提督室では恭二が艦隊編成の編成が完了し書類などをまとめているがちょくちょく時間を気にしていた。
恭二「間に合わなかったか…」
いよいよ、明日の昼からは南方海域の青ヶ島の奪還作戦が開始される予定だはミッド遠征組もこの作戦に参加するはずだったが弘樹達は未だに帰還しておらず、しょうがないので弘樹たち抜きでの作戦となっていた。
如月「失礼します」
そこに電にかわり秘書官をしている書類を持った如月がやって来る。
如月「今日の演習の報告書です」
恭二「そうか、ご苦労様、今日はもう休むといい、明日は作戦開始だ体を休めないとな」
如月「はい、あの睦月ちゃんのことなんですけど…」
恭二「ああ、未だに帰ってこないから心配になって演習にも身に入っていないと聞いている」
如月「はい、吹雪ちゃんたちが帰ってこないことがかなり堪えているみたいで」
恭二「睦月だけじゃない、瑞鶴や榛名も…表には出していなかったがみんな心配しているしな」
如月「ええ、それじゃあ私はこれで失礼します、提督もあまり夜更かしはしないように」
恭二「はいはい、っと…一応場所はいってるけど……できれば戻ってきてくれれば心強いんだけどな…」
そんな愚痴をこぼしながら恭二は書類に目を通していくのであった。
そして翌日…作戦当日の早朝6時、本館の広間では既に赤城達が集まっており恭二が赤城達の前にたつ、その表情はいつにもなく真剣でありそれは赤城達も知っているから緊張が走っていた。
恭二「これより、青ヶ島奪還作戦の艦隊編成を話す、まず、主力の第一艦隊、旗艦を赤城、空母加賀、瑞鶴、重巡愛宕、駆逐艦暁、響」
赤城「わかりました」
加賀「足を引っ張らないでね、五航戦の瑞鶴さん」
瑞鶴「そっちこそ、五航戦が一航戦より優れてるってこと証明してあげるわ!」
恭二「続いて第二艦隊、旗艦戦艦金剛、比叡、榛名、霧島、重雷大井、北上」
金剛「了解ね、テイトク!私にVictoryを届けマース」
比叡「わかりました!気合い!入れて!いきます!」
恭二「続いて、第三水雷船隊旗艦軽巡神通、駆逐艦島風、睦月、如月…この隊は機動力を生かして敵を撹乱をしてほしい…敵の撃破はしなくていい」
霧島「今現在の全戦力を投入するということですか?」
神通「それではここの守りが…」
恭二「問題ない、ここの近海まで来るのはあまりないし先の海鳴海域に出てきた深海棲艦もそこから来たと情報があるそこを奪還すれば南方海域の安全は飛躍的に上がるといっていい、だから青ヶ島の奪還は必ず成功させないといけないんだ」
赤城「…わかりました、必ずや成功させて見せます」
恭二「よし!作戦開始は0900に開始する必ず成功させるぞ」
そして解散となりみんな出撃の準備にはいり朝の九時海鳴鎮守府から全艦隊が出港した。
そしてそれから四時間後遂に青ヶ島の海域に突入し始めた。
赤城「皆さん、もうすぐ敵の領海圏に入ります!」
加賀「敵艦見ゆ!敵は駆逐艦20、軽巡3、重巡4、空母2」
赤城「やはり敵が多いですね…旗艦赤城が命じます!一航戦、五航戦は爆撃機を発艦!先手をうち制空権を取ります!」
加賀「わかりました、一航戦加賀、第一次攻撃隊発艦!」
瑞鶴「五航戦、瑞鶴、第一次攻撃隊発艦します!」
赤城「一航戦、赤城第一次攻撃隊!発艦します!」
赤城達正規空母が爆撃機を発艦させて空母の上で爆雷を投下し空母二隻を中破させることに成功する。
加賀「第一攻撃隊より入電…爆撃に成功空母二隻を中破」
瑞鶴「よし!これであいつらは艦載機を出せない」
赤城「このまま一気に押しきります!」
先手をとって制空権をとった赤城達は敵を次々と撃破していき勝利も目前と思われていた。
響「…っ!?そんな…赤城さん!敵の増援だ!」
ここに来ての敵の増援、突然の事態に敵艦載機の攻撃を受ける第一艦隊、その攻撃で赤城は小破し赤城は味方を見渡すと加賀と瑞鶴は中破しそのうちの瑞鶴は弓の弦がきれて艦載機を出せない状態であり、愛宕は小破、そして駆逐艦の二人も小破していてかなり危険な状況であった。
瑞鶴「嘘でしょ…空母が6隻!?」
赤城「このままでは全滅してしまう!どうすれば…!?」
この状況の打開を模索しようとしているが…第三水雷船隊の神通の直上に爆雷が落ちいくのが目に写った。
赤城「神通さん!直上!!」
神通「っ!!」
赤城の掛け声で爆雷に気づいたがもう会費は不可能であった。
睦月「神通さん!」
今度はあのとき助けてくれた弘樹はいない今度こそ終わるのだと神通は心の中で諦めようとするが…またあのときのように何処からともなく魔力弾が飛んできて爆雷を撃ち落とし次は魔力砲撃が二発飛んできて艦載機を多数撃墜させていく。
加賀「これはまさか…」
神通「弘樹くんなの?」
そういって砲撃を放たれた方向を振り向くとまだ遠い場所に大きな者影1つと小さい者影が6つこちらに進んでくるのが目に見えた。
そこに無線が繋がり通信の主は勿論…
弘樹「こちらミッド遠征組…遅れてすまないこれより、共に青ヶ島の攻略に入る!」
弘樹達はミッド遠征組がこの場に駆けつけ不利であった戦況が覆るのであった。