リリカルこれくしょん   作:ウィングゼロ

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なぜ大和がこの鎮守府に配属したのか

戦艦大和

 

太平洋戦争(大東亜戦争)開戦直後の1941年(昭和16年)12月16日に就役し、1942年(昭和17年)2月12日に連合艦隊旗艦となった。この任は司令部設備に改良が施された同型艦「武蔵」がトラック島に進出する1943年(昭和18年)2月まで継続した。1945年(昭和20年)4月7日、天一号作戦において米軍機動部隊の猛攻撃を受け、坊ノ岬沖で撃沈された。

 

当時の日本の最高技術を結集し建造され、戦艦として史上最大の排水量に史上最大の46cm主砲3基9門を備え、防御面でも重要区画(バイタルパート)では対46cm砲防御を施した、桁外れの戦艦であった。建造期間の短縮、作業の高効率化を目指し採用されたブロック工法は大成功を納め、この大和型建造のための技術・効率的な生産管理は、戦後の日本工業の礎となり重要な意味をなす

 

そんな日本が誇る大和がなぜこんな平穏であるここに来たのか…それがあまりにも理解できなかった。

 

恭二「えっと…1つ聞きたいんだけどいいかな?」

 

大和「はい、なんでしょうか?」

 

恭二「どうして、こんな鎮守府に?」

 

大和「やっぱり、気になりますよね…実は私コスト関係で実戦経験があまりなくて…それで色々な鎮守府からたらい回しに…」

 

恭二「そういうことだったのか…俺は大和のことは邪魔物とは思わないから気軽に過ごしてくれていい」

 

大和「はい」

 

恭二「既に先に名乗ったけど改めて俺は海鳴鎮守府の提督をしている浜松恭二准将だ、気軽に接してくれてかまわない、それと彼が…」

 

弘樹「新田弘樹、元時空管理局の二等空尉だ…今はもうただの民間協力者だから俺のことも気軽に話してかけてくれ」

 

川内「へえ~あんたが噂の」

 

弘樹「うわさ?もしかしてこの鎮守府には管理局の裏切り者がいるって言うやつか?」

 

川内「いや違うよ、五ヶ月前の青ヶ島攻略戦でたった一人で深海棲艦の大艦隊を殲滅した悪魔とか…」

 

弘樹「は?」

 

熊野「聞いたことがありましてよ、けれど…二メートルを越える体格で深海棲艦を喰らう人外とお聞きしましたが…そんな見た目は一欠片もありませんわね」

 

弘樹「一体、他の鎮守府ではどんな人物像になってんだ俺は…」

 

尾びれもつくのも度が過ぎる噂に当の本人の弘樹は頭を抱える。

 

恭二「ま、まあ、みての通り普通の人間だから…弘樹のことも普通に接してやってくれ、それじゃあ神通、弘樹もみんなをつれて案内してくれ」

 

神通「よろしいのですか?」

 

恭二「よろしいって何か不服でもあるのか?」

 

弘樹「不服以前に…おまえ書類…」

 

恭二「うぐっ!?」

 

磯波「書類って?」

 

恭二「いや、なんでもないぞ、それじゃあ案内頼んだぞ二人とも」

 

弘樹「…了解だ」

 

そういって弘樹と神通は大和達を連れて部屋から出ていくと出ていったのを見計らって、書類との格闘を再開した。

 

神通「さてと、まずは何処から案内しましょうか…」

 

弘樹「取り合えずこの本館から説明した方がいいんじゃないか?」

 

神通「そうですね、鎮守府全体を説明するので簡潔に説明いたしますがまず、この本館の2階はここの提督室を始めここから右手に行きますと提督の私室に弘樹さん達艦娘以外の私室がありまして、左手は一回の降りる階段に一番奥手には作戦会議などを行う多目的ホールになってます、それと一階は休憩室に来客者ようの客間などの部屋があります」

 

鈴谷「へえ~弘樹って本館に寝室があるんだ」

 

弘樹「艦娘以外は本館の空いていた部屋を使ってるだけさ…まあ例外は除いてだが」

 

大和「例外は除いてですか?」

 

弘樹「まあ、気にすることじゃないよ、さてと次は…」

 

そういって移動して艦娘の寮前へとたどり着く。

 

神通「ここが艦娘の寮となります、この寮は駆逐艦の寮です、他には軽巡、重巡寮と戦艦寮、空母寮と分けられています」

 

弘樹「軽巡と重巡が一緒なのかと言うと、ここの鎮守府じゃあ少ないからなそうなってる」

 

神通「予定では大和さんと瑞鳳さんは今回は一人で一部屋ということになりまずがご了承ください」

 

弘樹「えっと、寮の話はこれぐらいで次は…」

 

神通「工厰ですね」

 

弘樹「そうだな…」

 

時雨「工厰?それなら訓練校でも見学でみたからそんなに説明は要らないと思うのですが…」

 

弘樹「まあ…うちはちょっと違うんだよ」

 

神通「見た方が早いと思うのでいきましょう」

 

大和達は弘樹がいったことを疑問に思いながら工厰へとたどり着き中にはいる。

 

神通「ここが工厰です、ここでは艤装のメンテナンスや、兵器の開発などを行っているところです」

 

熊野「それはどこの工厰も変わらないですね、それで、少し変わっているとはどういうことかしら?」

 

弘樹「まあ、着いてくればわかる」

 

そういって工厰の左端に向かうと何故かエレベーターが設置されており、それもまだ出来て間もなさそうな新品感がひとめでわかる。

 

瑞鳳「エレベーター?」

 

弘樹「まあ入って」

 

弘樹がエレベーターの扉を開かせて全員が中にはいると地下へと降りると秘密基地のような研究施設が並んでいる。

 

大和「あのここは一体」

 

弘樹「ここはラボだよ…ここでは艤装の強化や俺のデバイスのメンテナンスなんかをしてもらったり、新しい兵器開発なんかをここでしてるんだ後はみんなの診断とか」

 

神通「それで、ここの主任が…」

 

如月「あら?弘樹に神通さん今日はどうされたのかしら?」

 

弘樹「新人の案内で…それで主任は?」

 

如月「主任ならあそこにいるわよ、主任、弘樹達が来てますよ」

 

ユミル「あら?弘樹に神通ちゃん、今日はどうしたの?あら?後ろの子達は?」

 

弘樹「今日着任してきた艦娘達だよ、それで道案内中…ってわけ」

 

ユミル「なるほどね、それじゃあ自己紹介した方がいいわね始めまして、新田ユミルよ、そこにいる弘樹の母親でここのラボの主任を任されているわ、これからよく付き合うことになるからよろしくね」

 

如月「睦月型二番艦の如月です、今は前線から引いてユミルさんの助手としてここで働いているわ、よろしくね」

 

大和「よろしくお願いしますね、新田さん」

 

ユミル「わたしのことな名前か主任でいいわ、それと弘樹明日なんだけどメガバスターキャノンの調整テスト手伝ってくれない?」

 

弘樹「別に構わないよ、明日も俺は朝の巡回任務終わったら暇だし」

 

ユミル「それじゃあお願いね」

 

そういって工厰を後にして残る場所は食堂のみとなった。

 

神通「さて、あとは食堂だけですね」

 

弘樹「そうだな…ん?あれは」

 

食堂に向かおうとした矢先鎮守府に帰還してくる艦隊の姿が見えた。

 

弘樹「どうやら遠征が終えて帰ってきたみたいだな…艤装からして…美雪達だな」

 

深雪「はい?」

 

弘樹「あ、すまん深雪のことじゃない」

 

弘樹(分かりにくいから吹雪って読んだ方がいいかもな)

 

神通「食堂に行く前に帰投した艦隊のお迎えにいきましょうか」

 

そういって港に向かい待っていると遠征に出ていた吹雪達が帰還した。

 

弘樹「お帰り美雪」

 

吹雪「あ、ただいま弘樹くん!」

 

神通「遠征はどうでした?」

 

暁「もちろん、大成功よ!」

 

響「ああ、誰にも邪魔されずにもって帰れたよ」

 

夕立「資材が一杯とれたっぽい」

 

帰ってきた吹雪達の表情は嬉しそうな笑みを浮かべておりそこから成功したことは簡単にわかった。

 

雷「それじゃあ電、いつも通りユミルさんのところにいきましょう」

 

電「またなのですか?電は至って大丈夫なのです 」

 

雷「そんなの検査してもらわないとわからないわよ」

 

電「雷ちゃんは過保護なのです」

 

そういって雷は電をユミルの元へと引っ張っていき残された吹雪達がようやく大和達に気がつく。

 

吹雪「あれ?弘樹くんこの人達は…」

 

弘樹「ん?ああ、紹介する、今日着任した艦娘で右から白雪、美雪、磯波、白露、時雨、村雨、川内、那珂、鈴谷、熊野、瑞鳳、大和だ」

 

夕立「夕立の姉妹艦ぽい!?」

 

時雨「君が夕立だね、僕は時雨、同じ姉妹艦としてよろしくね」

 

夕立「よろしくっぽい」

 

深雪「なあ、吹雪、なんで弘樹からは美雪って呼ばれてるんだ?」

 

吹雪「えっと、弘樹くんと私は幼馴染みで、それで本名のほうをよく呼ぶから」

 

白雪「そういうことでしたかなら納得です」

 

吹雪「ごめんね、紛らわしくて…」

 

深雪「いや、そんなことねえよ、本名じゃしかたねえ」

 

吹雪「ありがとう、弘樹くん、それじゃあ私提督のところいってくるね」

 

弘樹「おう」

 

吹雪達はそういって本館の方へと向かっていき、向かえを済ませたあと食堂に向かい翠屋のケーキを大和達に差し出して食べていると、弘樹がふと思い出して、真剣な表情で大和達に話しかける。

 

弘樹「ああ、そうだ、浜松提督はまだ何もいってなかったがな…1つだけ、守ってほしいことがあるんだ」

 

大和「それはなんなんですか?」

 

弘樹「絶対に生きて帰ってくること…ようは慢心せず、無茶はするなっていうことだ、あいつは大和達のことを部下とかそういうじゃなくて家族って見てるからあいつにとってここにいる誰かの死は家族の死だと思ってくれ」

 

弘樹の話を聞いて誰も返事を返さなかったがその恭二の意志はちゃんと伝わったと弘樹は心の中で思うのであった。

 

そして翌日早朝の提督室、もうすぐ、研修の新提督が着任する日であり、朝早く起きた恭二と弘樹、そして秘書艦の電が新提督の到着を待ちわびていると提督室のドアがノックし恭二が入れと言うと恭二と同じ純白な海軍制服を着こんだ少年が入室して恭二の前で敬礼する。

 

シン「今日からこの鎮守府に研修として着任しました、シン・アスハです!これからよろしくお願いします!」

 

 

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