弘樹の過去、恭二や吹雪の二人の親友ですら知らない魔導士としての過去を話そうとする弘樹にみんな真剣に眼差しで見る。
弘樹「まず、二つの事件に関わることを話す前に俺の素性も話しておかないとな…まず俺は地球生まれの地球育ち…これは普通なんだけど母さんがミッド人、つまり地球人とミッド人のハーフなんだ」
吹雪「そ、そうだったの!?」
弘樹「ああ、父親が執務官、母親がデバイスマイスター…簡単にいうとデバイスの整備員と思ってくれて構わない…結婚するときに地球に移住したって」
恭二「それって普通にやっていいのか?」
弘樹「まあ、そこら辺は置いとけ」
翔鶴「あの、それなら吹雪さん達に会う前から知っていたと言うことですか?」
恭二「いや、それはないと思う…確かお前の父親って…」
弘樹「俺が生まれた間もないことに殉職して、母さんは俺が小学校に入ってから管理局に戻って働いてるし…このケルディムは小学校に入る前に母さんがお守りっていってくれたんだ…まあ、まだそのときはデバイスだとは気づいてなかったけど」
雷「ちょっ!それって敵のなかにはあんたの母親もいるってことでしょ!?敵になってよかったの!?」
弘樹「母さんなら問題ないと思う…それに絶対に俺のこと尊重してくれるから」
弘樹の母親は弘樹のことを了承してくれると考えて問題ないと言い切る。
弘樹「まあ、素性はここまでだ…それじゃあ俺が魔法で関わった、二つの事件…P.T事件と闇の書事件…この二つの事件について話していこうか」
P.T事件と闇の書事件、この二つの事件が弘樹や他の三人の運命を変えた事件を恭二達は固唾を飲んで聞こうとする。
弘樹「まず、俺や美雪達がまだ小学三年生の時、俺は平穏な生活をしていた…けど放課後いつものように下校していたときに途中の帰り道でフェレットを拾ったんだ…これは美雪と恭二も居合わせていたから知ってるな」
恭二「ああ、なのはが一時的に飼ってたあの変わったフェレットだったな」
吹雪「うん、たしかユーノって名前だったよね」
弘樹「うん、そのフェレットを動物病院に連れていって、その後に何処で引き取るかってことになってなのはの家になったんだ…けどその夜に戦いは起きたんだ」
吹雪「え!?それってもしかして動物病院が半壊したって話に関係あったりするの?」
弘樹「大有りだよ、夜に念話が届いてね、不思議に思った俺は動物病院に向かって途中で同じように念話を聞いたなのはと合流…そしてそこで見たものは半壊の病院とユーノとそれをおっている思念体だ」
響「思念体…つまり幽霊かい?」
弘樹「…どうだろう…まあ物理的な攻撃してきてたから幽霊じゃないとは思うけど…その後ユーノを確保してその場を離れたんだけど当然、追ってくるわけでユーノがなのはに魔導士としての素質に賭けてデバイスを渡したんだ」
恭二「ちょっ!ちょっと待て!?つまりそれは…」
弘樹「考えてる通りだ、なのはは魔導士になって遅れて俺もだが、二人でその思念体と戦って撃破してその源の核を封印した」
瑞鶴「源の核?」
弘樹「思念体はその核だけで動いていたそれほど強大な力がそれには秘められていたんだ」
睦月「そ、それから弘樹さん達はどうしたんですか?」
弘樹「まず、その場にいると危なかったから離れて近くの公園でユーノに説明されて事態を知って協力することになったんだ」
雷「ねえ、弘樹聞いてる限りなんだけどそのユーノっていうフェレットって何者よ、幾つか疑問に思えることが出てきてるわ、何でデバイスを持ってるとか素質がわかるのかとか特にさっきの説明とか」
弘樹「そうだったな、初めはフェレットだと勘違いしていたんだけど…彼の名前はユーノ・スクライア、次元世界を跨いで遺跡の発掘なんかをしている一団スクライア一族の一人…P.T事件のこったんとなったものを発掘したのがユーノなんだ…」
金剛「surprisedフェレットが遺跡の発掘をするのデスカ?」
弘樹「あ~すまん、それは後々わかることなんだけど…ユーノは変身魔法でフェレットになっていて…本来は俺たちと同じ人間なんだ…」
暁「変身魔法!?つ、つまりフェレットになってたってこと!?」
弘樹「その通りだ」
恭二「おい、弘樹、あのユーノが人間だと気づいたのはいつだ?」
弘樹「…海鳴温泉の後だとだけいっておく」
恭二「そうか…つまり、ユーノはなのはやお前に真実を伝えずになのは達と温泉に入ったということだな?」
弘樹「…その通りだ」
艦娘「っ!?」
ユーノが人間の男だと聞いた瞬間艦娘達は全員理解したユーノは無断で女の子の裸を見ていたとそしてその中には吹雪もいたことにも既に気づいていた。
弘樹(ま、まずい話を戻さないと)
弘樹「話は戻るがユーノがいったその核がその事件のこったんとなったジュエルシードっていうロストロギアなんだ」
吹雪「…ジュエルシード?」
睦月「なんですか?それ?」
夕立「ロストロギアってなにぽい?」
弘樹「ロストロギアっていうのは滅んでしまった世界のオーバーテクノロジーのものを大体指してるもので危険物って認識でいい、それとジュエルシードっていうのが今回の事件の始まりで発掘したのはスクライア一族でそれを管理局に輸送中に原因不明のトラブルで海鳴近辺に全部で21個が落ちて、その時発掘の指揮していたユーノが責任を感じて独自で回収に乗り出して…負傷して回復が早いフェレットモードになって…あのなのはに拾われるってわけ」
恭二「なるほど…そのジュエルシードってどんなものなんだ?」
弘樹「かなり危険なものだとはいっておく下手したら世界が滅亡してもおかしくなかったし…」
響「また、それは厄介な代物だね」
弘樹「ああ、それで俺となのはは協力してジュエルシードの回収をしていて…その途中でもう一組ジュエルシードを狙うものが現れた」
赤城「もう一組ですか?」
弘樹「……フェイト・テスタロッサとそのフェイトの使い魔のアルフだ」
吹雪「え?」
恭二「フェイトだと…あいつも魔導士だったのか!?」
弘樹「フェイト達とはジュエルシードと巡って争うことになって…そしてジュエルシード事件も終盤になってから管理局が現れた」
吹雪「…ねえ、まさかだと思うけど…私と恭二くん、管理局の人とあってたりしない?」
弘樹「…美雪が考えてる通りだよ、その管理局の来た人はリンディさん、クロノ、エイミィさん、そして母さんだな」
恭二「ハラオウン家、全員かよ!」
弘樹「まあ、そんなわけでそこで俺が地球とミッドのハーフだって聞かされて…その後は管理局と協力してジュエルシードの回収していて全てのジュエルシードを封印することに成功したんだ」
電「それが弘樹さんが関わった1つ目の事件が終わったのですか?」
弘樹「それで終わったらどれだけ良かったか…」
恭二「終わらなかったのか…」
弘樹「そうだ、その時の現状ではフェイトと俺達でジュエルシードすべて所持しているからフェイト達の足取りを追うことになって…そんなおりだ…使い魔のアルフから重大な話を聞かされた」
吹雪「重大な話?」
弘樹「フェイトがジュエルシードを集める理由…それは母親、プレシア・テスタロッサの指示で動いていたこと…そして虐待を受けていたということだ」
暁「ぎゃ、虐待って…母親が娘にそんなことしたの!?」
弘樹「フェイトはそんな虐待を耐えていたんだ…いつか昔の優しい母親に戻ってくれるって信じて…」
吹雪「フェイトちゃん…」
恭二「あいつ、こんな暗い過去があったのかよ」
弘樹「そして、それを聞いたなのはがフェイトに決闘を申し込んだんだ…全ての戦いに終止符を打つためにな」
翔鶴「どちらが勝ったんですか?」
弘樹「なのはだ、そしてこれで丸く収まると思っていた…けどそうはならなかった…プレシア・テスタロッサが動き出したからだ、動いたお掛けで逆探知してプレシアの本拠地を特定したんだが…そこで待ち受けていたのは残酷すぎる真実だ…」
雷「まだ、あるっていうの?」
弘樹「プレシアの目的…それは死んでしまった一人娘…アリシア・テスタロッサの蘇生のためにアルハザードに行くこと」
睦月「蘇生って…そんなことが…」
弘樹「あるとは思ってない…けどプレシアは信じたんだ…そこに娘の蘇生の技術があるって」
吹雪「ちょっと待って…さっきプレシア・テスタロッサの一人娘って…フェイトちゃんは?」
弘樹「……フェイトは…そのプレシア作り出した…プロジェクトフェイトによって作られた人工魔導士…そしてアリシアの記憶をもったクローン体なんだ」
恭二「人工魔導士?クローン体って」
弘樹「次元世界にはそういった記述が存在する…元々フェイトはアリシアとして作ったけど些細なことがアリシアと違ったために…」
暁「そんな、酷すぎるわ!」
弘樹「どっちにしろ、プレシア止めないと大変なことになるから俺やなのは達が本拠地に突入…行く手を遮ってきた敵は倒しながら進んでいる途中でフェイトもプレシアのところに向かうために協力して…プレシアのところについたんだけど…」
瑞鶴「なに?まだ何かあるの?」
弘樹「フェイトは自分の思いをプレシアに話したんだけど…次元震となのはが駆動炉を破壊したこともあったから本拠地事態も崩れはじめて…プレシアはアリシアの体が入ったポットと共に二度と戻ってこれない虚数空間に落ちていったんだ」
夕立「そんな…悲しすぎるっぽい」
弘樹「そのあと、俺達は脱出してこの事件ジュエルシード事件またの名をプレシア・テスタロッサ事件の終わった…これが1つ目の俺やなのは達が関わった事件」
恭二「…そうだったのか…」
赤城「聞く限り悲しすぎる事件ですね」
弘樹「プレシア・テスタロッサがアリシアを生き返られるためにだけに…全てをかけた…でも目の前で母親がいなくなるところを見たフェイトが一番心に傷を負ったはずなんだ」
電「それでもう1つの事件もそんな悲しい事件だっのですか?」
弘樹「…ああ…闇の書事件…最悪のロストロギア闇の書が関わった事件…あれはジュエルシード事件と同じ年の12月に起きた…始まりは突然で俺となのはがヴォルゲンリッターの鉄槌の騎士ヴィータに強襲された」
吹雪「ヴィータちゃん!?」
弘樹「俺達は初めは善戦してたんだがカートリッジシステムの使用によりやられかけた時にフェイトや管理局組の到着で戦闘は硬直状態に持ち込んだんだが…なのはが結界を破壊するために放とうとした瞬間シャマルにしてやられて闇の書に魔力を取られながらも砲撃を放って結界を壊したんだ…」
恭二「色々と聞きたいことがあるヴィータにシャマル…この二人が出てくるってことは…」
弘樹「ああ、この事件の終盤にわかることなんだが闇の書の主ははやてだ…理由ははやての体を蝕んでいる闇の書の呪いを止めるため…主であるはやてにも内緒にな」
恭二「闇の書の呪い?」
弘樹「そう、闇の書は魔力を集めなければ主であるはやてにも害を及ぼすそのうえ、主が死んだら次の適合者にランダムに転移して永遠に終わらない負のループ…つまり集めなければはやては死ぬってわけだ…シグナム達は優しいはやてを助けたい一心ではやてが拒んでいた闇の書完成の約束を破って魔導士や魔力を持ってる生物を襲い始めた、ただし誰も殺さずにな」
恭二「なんだよ、それ…」
弘樹「それに完成させても歴代の主が欲望のために改変したもののせいで暴走して…死ぬ…どちらにしても助かる道がなかった…」
暁「それじゃあ、そのはやてって子は」
吹雪「はやてちゃんは生きてるよ!?それってつまり…」
弘樹「それは少し後に話す、それでこっちもケルディムにカートリッジシステムやらを組み込んで再戦、互角に戦って何度か戦うなかフェイトも魔力を奪われて…そして運命の日クリスマスイブの夜だ」
吹雪「あの日ってはやてちゃんが入院してるからサプライズプレゼントしに行ったときだよね…たしかあのとき、ヴィータちゃん達とばったりあったんだっけ」
弘樹「そのあと、ビルの屋上でシグナム達と少し戦闘になったんだけど…第三者による罠にはまり…シグナム達は最後の闇の書の魔力の糧にされて闇の書の完成…そしてはやてを飲み込んで暴走が始まった」
弘樹「闇の書の意志の強さは俺たち三人係でも押されていて途中で結界内に迷い混んでいたアリサとすずかに魔法のことばれたり、フェイトも闇の書の罠にはまって閉じ込められて俺となのはの二人で何とか海上にまで誘導してそこでまた交戦してる内にはやてが闇の書の意志と説得してなんとかはやてとフェイトを救うことができたけど…それで終わりじゃなかった、闇の書…いや夜天の書から切り離された暴走した防御プログラムを倒すために俺やなのは達が力をあわせて防御プログラムの破壊に成功して終わった…と思ってた…美雪や恭二にはわかるだろ?」
恭二「……もしかして闇の書の意思か?」
弘樹「そう、その闇の書の…はやてがつけた名前…リインフォースは二度と暴走することもないように…自分が消えることで再発を止めた…」
吹雪「そんな…」
弘樹「結果、はやて達は無事なんだが…闇の書事件はこれで終わりそのあとにすずかやなのはの両親の士郎さん達に魔法のこと話して…これで二つの事件の話は以上だ…かなり大雑把だがな」
恭二「…どっちもハッピーエンドとは呼べないな…」
弘樹「ああ、結果としてどっちの事件も納得がいかない」
吹雪「…弘樹くんなのはちゃんも管理局にいるの?」
弘樹「いる、なのはは教導官、フェイトは執務官、はやては捜査官…三人とも管理局にいる」
恭二「迷っていたのってどっちにしても友達が敵になるからか?」
弘樹「ああ、まああいつらなら問題ない」
恭二「そうか…戦いたくないか?」
弘樹「まあな…」
そうしてその後はみんな翠屋のケーキなどを堪能して鎮守府に戻っていった。