リリカルこれくしょん   作:ウィングゼロ

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新たな仲間

弘樹が地球側に味方することになって三ヶ月が経ち海鳴鎮守府では既に弘樹を認めない者はいなくなっていた。

 

弘樹の部屋では弘樹がケータイですずかに電話していた。

 

弘樹「すまないな、あんなものすずかの会社で作らせちゃって」

 

すずか〈別にいいよ、でも本当に使うの?質量兵器は管理局ではタブーなんだよね〉

 

弘樹「確かにそうだが、ずべこべいってる場合じゃない、少しずつはアンチトードの解呪はしてるけど、いつ完全に戻るかわからないしな、でもこれなら少しは火力を補える…」

 

すずか〈そうなんだ…それじゃあもう夜も遅いから切るね〉

 

弘樹「わかった、それじゃあ、おやすみ」

 

すずか〈おやすみ〉

 

そうして弘樹は電話切り、提督室に向かうと中には恭二が集中して海図を見て考えていた。

 

弘樹「恭二、どうだ?今回の作戦うまくいくか?」

 

今回の作戦…それは今日の昼に届けられた本部からの伝達してきた作戦指令書で、内容は南方海域の深海棲艦に占領された島の解放であり、敵の拠点には大勢の深海棲艦がいるためにかなりの激戦が予想されていた。

 

恭二「後8日には此処から出陣することになるしそれと明日の早くて夕方ぐらいには新たしく着任する艦娘達3人加わる…その子たちと連携すれば…行けるかな」

 

弘樹「曖昧だな、確か新しく来るのが軽巡1に重巡1、駆逐1の3名…軽巡と重巡ってここいないよな」

 

恭二「元々、大井と北上が軽巡だったんだけど大規模回収して重雷装巡洋艦になったから確かにそうだな」

 

弘樹「どんなのが来るのやら…名前ってわかるか?」

 

恭二「ああ、神通、愛宕、島風だ」

 

弘樹「そうか…後あっちには最短距離の進路には深海棲艦がよく出没していることも話してるな」

 

恭二「当たり前だ、そういえば明日、昼ぐらいから弘樹も巡回に出るんだったな」

 

弘樹「ああ…司令官なら覚えておけよな…それじゃあ、俺はこれで…」

 

そうして弘樹は退室していき恭二はまた作戦を練り出すのであった。

 

そして翌日の朝、横浜鎮守府では海鳴鎮守府へと異動になる艦娘と事前に話し手がついており、その手続きをしていた。その上で昨日の夕方頃から恭二から最短距離では深海棲艦が出没すると報告があり提督の部下に向かう三人に伝達するように命令した。

 

部下「海鳴の提督め…まだ若いくせに…生意気な!どうせ…親の脛をかじっているやつに決まっている!」

 

部下は自分より目立ちそして若い恭二に苛立っている。

 

部下「それに、管理局の裏切り者もその鎮守府にいると言うではないか!浜松元帥は何を考えているんだ」

 

弘樹にたいしても敵であった者が裏切って味方になったことにも全く理解ができていない。

 

部下「…ふふ、そうだ…」

 

何かを思い付いたのか不気味な笑みを浮かべて歩いていった。

 

そして異動する艦娘が出航する少し前に部下は3人の中の旗艦である神通に話しかけた。

 

部下「おい、いいか海鳴鎮守府には最短距離で向かえ彼方も安全な航路だと言っているからな」

 

神通「はい、わかりました」

 

部下は嘘の情報を神通に教えてそれを完全に鵜呑みして全く疑うこともなく港へと向かっていった。

 

部下(これでいい、あの3人に何かあったら責任はあちらの責任だ…)

 

恭二が知らぬ間に罠にかけようと画策してその情報が来るのを不気味な微笑みを受けべて本館に歩いていった。

 

そして海鳴付近の海域では出撃中の弘樹、翔鶴、榛名、霧島の四人は巡回で鎮守府海域に出没する深海棲艦を偵察をしていた。

 

霧島「弘樹さん、深海棲艦の動きはありましたか?」

 

弘樹「いや、ない…それと敵の数は駆逐3、軽巡2、重巡1、あと空母が1だな…仕掛けますか?」

 

翔鶴「いいえ、ここは提督の指示を待ちましょう、その戦力でも行けるとは思いますが慢心は禁物です」

 

弘樹「そうだな…っ!敵が動きを見せた!」

 

榛名「そんな、見つかってしまった!?」

 

弘樹「いや、北東方向に…こちらには来ていない!?ケルディム、敵が向かう方向にエリアサーチを」

 

ケルディム「了解」

 

霧島「一体、どうしたのでしょうか?」

 

弘樹「さあな…まあ何かあったとしかわからん」

 

翔鶴「いま、本部からの打電が来たわ、私達はあの深海棲艦と交戦し撃滅せよと」

 

弘樹「わかった」

 

ケルディム「深海棲艦進行方向に別の鎮守府の友軍と思われる人たちがいます、数は駆逐1、軽巡1、重巡1の三人です」

 

弘樹「くそ!そういうことか!?急ごう!このままだと味方が危ない」

 

榛名「あの、待ってください、その編成、確か今日着任する艦隊と同じなんですが」

 

榛名がいったことにより今日着任する艦娘の艦種も数も当てはまることに絶句した。

 

弘樹「そうだとしたら尚更行かないと!俺が突っ込みます、翔鶴さん達は援護を!」

 

翔鶴「わかったわ!」

 

弘樹が先頭に巡回部隊は敵艦と戦闘するために行軍を開始した。

 

一方深海棲艦に気付いていない神通達、着任する艦隊は辺りを警戒をしながら海鳴鎮守府に向かって進んでいた。

 

愛宕「あの~神通さん、今日着任する海鳴鎮守府ってどんなところなんですか~?」

 

神通「海鳴鎮守府ですか?私も噂でしか聞いたことがありませんが今まで轟沈させたことがなく艦娘達からは絶大の信頼をおいてるとか」

 

島風「ふーん、そんなに凄いんだ~」

 

神通「…でも二ヶ月前ぐらいからある噂があって…管理局の裏切り者がそこにいるとか…」

 

島風「おぅ!?」

 

愛宕「でもそれって噂なんでしょ~」

 

神通「…噂であってほしいんですけど…」

 

海鳴鎮守府の噂の真相が心中、気にしていると…

 

島風「おぅ?」

 

愛宕「どうしたの?島風ちゃん?っ!神通さん!前方敵艦隊見ゆ!数は…」

 

神通「…っ!嘘でしょ?あんな数…」

 

深海棲艦の数に現状で勝てないと察してどうすべきかを模索する。

 

神通(戦うのは危険すぎるここは一度撤退する?いえ、もうすぐ海鳴鎮守府近海だから…)

 

神通「救難信号を出します、海鳴鎮守府から救援が来るはずですそれまでなんとか耐えしのぎましょう」

 

愛宕「わかったわ」

 

島風「了~解~」

 

神通「よし!砲雷撃戦用意!撃ち方始め!」

 

神通達は救援を来るのを祈りながら敵艦隊との戦闘に入った。

 

 

翔鶴「っ!救難信号を確認!着任組が敵との戦闘に入ったわ」

 

榛名「早く向かわないと!」

 

弘樹「翔鶴さん!俺が先行して味方の援護に行く!」

 

翔鶴「わかりました!我々も全速力で後を追いかけます、無茶だけはしないで」

 

弘樹「了解!」

 

 

救難信号を出した神通達を救うべく弘樹が更に速度をあげて艦隊から離れ神通達の元へと先行していった。

 

敵と交戦して約10分、駆逐艦二体は撃破したものの多勢に無勢で完全に状況は押し込まれており素早く動ける島風は無傷だが神通は小破、重巡である愛宕は中破しており危険な状態であった。

 

神通(このままでは…!最悪、島風ちゃんだけでも)

 

島風の早さならばこの敵の中を潜り向けて鎮守府に到着できるはずと思っている神通の直上に艦載機が爆雷を落としてくる。

 

愛宕「神通さん!直上!」

 

神通「あっ!」

 

愛宕の警告で気づいたが既に爆雷を避ける距離ではなく神通は死を悟った。

 

神通(ここで終わるの…私…)

 

だがその爆弾は神通に落ちることはなく手前で魔力弾が当たって神通は爆発した爆風で少し損傷するだけですんだ。

 

島風「ねえ、あっちから誰か来てる」

 

愛宕「あれは…男性かしらね」

 

島風と愛宕は深海棲艦に応戦しつつ魔力弾を放った弘樹の姿をとらえていた。

 

神通「うっ!まさか…管理局?…それとも…」

 

神通は弘樹を管理局の手先だと思ったがすぐに海鳴鎮守府の裏切り者の噂を思いだし彼がそうなのではと考えているとその弘樹は海面を魔力で走行しながらケルディムのスナイパーライフルモードで艦載機を落としていく。

 

弘樹「くそ、走行中だから照準がぶれるな…」

 

弘樹はそういっていながらも当てているところを見るとそれほど苦でもない模様でそのあとは神通達と合流した。

 

愛宕「あの…あなたはもしかして…海鳴鎮守府にいる管理局の人かしら」

 

弘樹「ん?ああ、そうだが…っと悠長には言えんからな…もうすぐ、巡回に出てた艦隊がこっちに来るそれまで持ちこたえられるか?」

 

神通「え?あ、はい…なんとか…」

 

神通はいきなり弘樹に質問されて少し取り乱したが現状持ちこたえられると判断して返答した。

 

弘樹「そうか…俺は敵の中で一番厄介そうな重巡を抑えるから三人は互いにフォローしながら持ちこたえて」

 

弘樹は神通達に援軍が来るまで持ちこたえろと言って背中に携えているルガーランスを右手にケルディムハンドガンモードを左手に持って神通達の返答も聞かずに重巡に突っ込んでいく。

 

接近する弘樹を重巡は応戦するが俊敏にジグザグ走行する弘樹に直撃させることができずに着実に接近していく。

 

弘樹「このまま懐に飛び込むか」

 

魔力弾で重巡の放った砲弾に直撃させて爆発させてそれにより発生した黒煙により重巡の視界から弘樹が見えなくなりそこから飛び出て完全に重巡の懐に入りルガーランスを重巡の腹に突き刺す。

 

弘樹「これで終わり」

 

ルガーランスの発射口が開いて魔力弾を重巡の体内に発射すると発射口が閉じて重巡から距離をとると重巡が爆発して撃沈した。

 

神通「凄い…深海棲艦を一人で…」

 

単独で重巡クラスの敵を撃破したことに驚きを隠せない神通だがすぐに正気に戻って他の敵に集中しようとしたとき飛び回る敵の艦載機が次々と味方の艦載機によって撃沈していき空母も弘樹が来た方角から砲弾が飛んできて撃破された。

 

弘樹「やっと来たか…」

 

愛宕「彼が言っていた救援が来たみたいね」

 

弘樹が来た方角から翔鶴達の姿を見えてきて神通達はもう大丈夫だとほっとした。

 

翔鶴「間に合ったみたいね…此処からは私達が引き受けます」

 

榛名「勝手は榛名が許しません!」

 

霧島「弾道計算よし、お姉様いけます」

 

榛名「主砲一斉射!」

 

榛名と霧島の主砲の一斉射が発射されて軽巡に直撃し撃破されそのあとは誰も被害が出ることもなく敵艦隊を壊滅させ着任組と巡回組が合流して鎮守府へと帰投することになった。

 

神通「此度の救援感謝します、私達だけではどうなっていたか」

 

翔鶴「別に助けるのは当たり前よ」

 

弘樹「なあ、聞きたいことがあるんだけど…どうしてこの航路を通ってきたんだ?最短距離は深海棲艦が出没するってそっちの鎮守府に知らせてあったはずだ」

 

神通「え?そんな…私達そんなこと聞いてません」

 

弘樹「……なるほど…そういうわけ…」

 

神通の表情で大体のことを察した

 

島風「何がわかったの?」

 

弘樹「恐らくここの航路は命令されて来たんだろ?つまり故意でこの航路を行かせた着任組の誰かでも大破なんかになったら伝えてなかったこちらの責任になるからな…たぶん動機は嫉妬だ…恭二はかなり評判いいから…それに気に食わない奴だっていてもおかしくないからな」

 

愛宕「なるほどね、つまり私達はその海鳴鎮守府の提督を陥れようとした捨て駒にされかけたってことかしら?」

 

弘樹「恐らくな…」

 

榛名「そんなの酷くないですか?」

 

弘樹「大きい組織ってそういうもんだよ…絶対に優秀の奴を妬む奴がいる…」

 

霧島「…なんか…嫌な気分ですねそれは…弘樹さんもそういうことが?」

 

弘樹「何度かな…妬むより尊敬される方が多いけど…見えてきた、あれが海鳴鎮守府だ」

 

海鳴鎮守府の港が見えてきて、そして問題もなく港に到着する。

 

弘樹「さてと、俺は報告にいってくるから他は入渠してこい、着任組は入渠後に本館の提督室に来てくれ、それじゃあ」

 

そういって弘樹は提督室へと向かいことの事情をすべて話した。

 

恭二「なるほどな…全くやったやつは何やってるんだよ…」

 

弘樹「どうしようもない…こういうのはな」

 

電「でも、どうして深海棲艦がいるに人同士が陥れあいなんかするのですか?」

 

弘樹「確かにな…共通の敵がいても…味方からの妬みなんかな消えない…逆にそこを付かれたりもするしな」

 

恭二「この一見はあっちにも報告する、今日はゆっくりするといい」

 

弘樹「ああ、そうさせてもらうよ」

 

電「……わかり会えればいいのですが…管理局とも深海棲艦とも…」

 

弘樹「…確かにそれができればいいんだけどな」

 

そういって提督室から退室し弘樹は自分の部屋へと戻っていった。

 

 




どうもウイングゼロです

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