魔法少女リリカルなのはStrikerS /When I disappear   作:戦鬼

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遅れて申し訳ありません。リアル忙しく、暇な時し書けません

楽しんでもらえれば幸いです


新しい日常

「で、いろいろ聞きたいことが多いんですが...まず、なんであんたの義理の妹がここにいる!」

 

問いただしたいことは色々あるがともかく今知りたいのはあいつのことだ。オレとあいつは確かに会っている。それがわかったら、ここにはもういられない。

 

〈伝えていなかったのは悪いと思っている。だが大丈夫だろ、君の顔立ちはいろいろ変わっている〉

 

「そういう問題じゃないです。なにより一瞬気付かれかけました」

 

確かにここ数年でオレの顔立ちは変わっている。それでも、声や顔のバランスは変わらない。

 

「もしあいつがオレの正体に気付いたら、一番困るのはクロノ提督だということをわかっていますか?」

 

〈それはそれで...「よくない」〉

 

この人が何を考えてるのか分かったぞ。

 

「前も言いましたが、オレはもう誰も恨んじゃいない。なにより、あんたは恨まれることはしていない」

 

〈しかし...〉

 

「それ以上の言葉はいいです。大方、困ることになっても、それがオレへの謝罪のつもりにしてるんでしょうが、そんなものいりません」

 

言わせる前に言わなくてはこの人に押し切られる可能性もある。

 

「まぁ、あんたの義妹のことはよくはないですけどもういいです」

 

だからさっさとこの話は終わらせるに限る。

 

「もう一つは、俺専用のデバイスですけどかまわないんですか?上層部の連中は俺に武器を持たせたくないと思うんですけど」

 

〈心配いらない。安心してくれ〉

 

クロノはそう言うが、やはりいつもの通りだ。

 

「また、そういうことを言う」

 

心配するなと言う言葉にはデバイスのことでなく、自分のことよりも君のことを大切のしてくれという思いが伝わってくる。

 

「クロノ提督、オレは正直今楽しいんですよ。あんな暗いところで、死ぬことすらどうでも良くなっていたオレにもう一度外の世界を見せてくれたことに感謝しています」

 

何度も死のうとおもった。実際にすることはできず、監視役に無理やり止められ実験によってすり減らされていく命。死すらどうでも良くなるなど、生命としての全てを奪われた。

 

「だから、オレは、あなたに感謝しているんです。もちろん、管理局は嫌いです。でも、感謝を忘れたくないですよ」

 

それが、二年前の事件に対する報いに少しはなる。

 

「だから、すまないって言わないで下さい。感謝してるのですから」

 

〈…わかった。ありがとう。スライブ〉

 

「今は、ロスティですよクロノ提督いえ、クロノ」

 

あぁ。と言うその声には先ほどの感じは無くなっていた。ようやく、久々にお互いの距離が少し戻った気がした。

 

〈話しは変わるが、随分とそっちでは無茶をしているみたいだな〉

 

昨日の部隊長室の件か。おそらく八神はやてか、他のメンバーから伝わったのだろう。

 

「それが何か?そう言う無茶ができる権限をオレは持っていますよ」

 

〈君の場合、無茶を通り越して無茶苦茶だ〉

 

上手いこと言うなこの人。

 

〈まぁ、君なら大丈夫だろうが、一つ言っておくぞ。はやてをあまり舐めない方がいい〉

 

「はいはい、了解しました。では定期報告を終わります」

 

まだ言いたいことがるあるのか、止めてくるが無視する。

 

「さて、飯にするかな」

 

舐めるなとか言われても、おそらくオレにもうかかわってこないだろう。邪魔さえしなければいいって感じで。

 

数分後、その考えは浅はかだと気付く。

 

 

 

クロノとの会話も終えて、とりあえず飯と思い厨房へ向かう。それにしても…

 

 

「俺専用デバイスねー。てっきり、形だけかと思った」

 

そもそも俺の戦い方に合うのかどうかそんなことを考えながら歩いていると、

 

「きゃ!」

 

「おっと」

 

曲がり角から来た十歳程の少女にぶつかった。俺は微動にしなかったが、相手の方は勢い余って尻餅をついてしまう。

 

「ご、ごめんな…ひっ」

 

「キュ~!」

 

俺を見た瞬間に隣にいた小龍と共に声が震え怯え出す。まぁ、今の俺は制服の第二ボタンまで外し、首にはチョーカー、紅い瞳は少し目を細めただけでにらんでいるといわれてもしかがないだろうが、何もそこまで怯えなくていいだろう。

 

「おい」

 

「は、はいぃ!」

 

「キュ、キュク〜」

 

「だから怯えんな。あと、人にぶつかっておいて何もなしか?」

 

「ご、ごめんなさい!」

 

「俺もまえをよく見てなかった、すまない」

 

と俺が頭を下げていうと、まえの少女はと頭を上げてキョトンとした顔になる。

 

「なんだ」

 

「あ、いえ、別に」

 

「そうか。なら俺は行くぞ。飯を食いたいんでな」

 

やれやれ、人が行動するといろいろなことがおこるが、朝からほんとうにいろいろあるな。

 

 

【キャロ】

 

怖い人にあったと最初は思った。けど、見た目よりいいひとかもしれない。

 

「…さっきからオレの後ろについて来てるが、なんかようでもあるのか?おまえも朝飯か」

 

「は、はい」

 

いきなり質問されたのでとっさに答えがでたがまちがってない。と、しばらく無言が続いたころ

 

「………思うんだが、人が朝飯を食うとういうのは、動物的にはどうなんだろうな?」

 

「はい?」

 

「他の動物は、朝飯という概念はない。移動や狩りのためのエネルギー補充のための捕食だ。故に、朝は寝て、体力を温存するそれが彼らの生き方だ。俺が知る限り、朝に飯を食うということをするのも三食食うのも人間だけだ。いつからこうなったんだろうな」

 

「は、はい?」

 

どうしようこの人の言ってることのほとんどが理解できない!?というか、なんでいきなりそんな話に!?

 

「…おまえ、さっきから、はいか、すいませんしか言わないな。こっちは話す内容があまりないんだが」

 

「えと、すいませ…あっ」

 

男性はため息を吐く。うぅ、怒らせてしまったでしょうか

 

「怒ってねーから、あんまりビクビクするな」

 

と私の考えが分かったのかそう言ってくる。

 

「顔を見ればわかる。気にしてない。これでいいだろ」

 

「……いいひとですね」

 

とうっかり声にでしまいました。しかし急に表情がかわりました

 

「オレは、おまえが思ってる程いいやつじゃない」

 

「え?」

 

「さっきの話の続きだが、地球って世界は知ってるか?」

 

「え、えと、知ってます」

 

またハイというだけでは不快にしてしまうと思って受け答える

 

「その世界も一日三食なんだが、それを発案したのは有名な発明家だそうだ。健康のためが表向き。裏向きは、自分が開発した調理器具を売るためだそうだ。わかるか?この世には裏と表がある。お前がいい人に見えるのは表向きだけかもしれん。全て疑えなんて言わないが、全てを信じすぎるのも良くない」

 

「………」

 

前半の話はよくわかんなかったですが、でも二つだけ分かったことがあります。一つはやっぱりこの人はいい人だということ。もう一つは

 

「おい、なんだ?その変な人を見る目は?」

 

「えっ!あの、そう、思ったからで… すいません!」

 

これは流石に怒られると思い、ちらりと相手の方を見る。その人は心底驚いたような顔をしていた。そして

 

「く、くくく、ハハハハハハハ」

 

突然笑い出しました。

 

「いや、すまない。そんな風に俺のことを言ってくるのは初めてでな、つい、くくくっ」

 

「………??」

 

やっぱり、いい人ですけど、変な人です。

 

「いや、久しぶりに笑った。感謝するぞ…えーと、すまない名前をいいか?」

 

そういえば、すっかり忘れていました。

 

「キャロ・ル・ルシエ三等陸士です」

 

「オレはロスティ・ゼロ。一応、一等陸尉だ」

 

一等陸尉…って!

 

「も、申し訳ありません!」

 

「気にしてないない。伝えてなかったオレの落ち度だ。ともかくよろしくな、キャロ」

 

よかった、いい人と仲良くなれそうで

 

 

【ロスティ】

 

 

やれやれ本当にいろいろあるが、オレとしたことが人付き合いはあまりしないようにしてたんだが、沈黙が耐えきれず雑学を話してたら、なんか仲良くなってしまった。まぁ、ここから別になればいいか。

 

「それじゃ、オレはこの辺りで失礼する」

 

「えっ、一緒にお食事しないんですか?」

 

何故疑問に思うんだか。

 

「オレは向こうで一人で食べる。その方が落ち着く」

 

「でも…」

 

「キャローおはよーって、誰、その人?」

 

と会話しているとまえから若い局員、おそらく残りのフォワードのメンバーだろう。中でも一番元気のよさそうなショートカットの少女が聞いてくる

 

「一応、昨日付けでここの配属になったロスティ・ゼロ一等陸尉だ」

 

「っ!し、失礼しました!ほら、あんたも!」

 

「うぐっ、失礼しました」

 

さっきと似てるような光景だが、こうしてみるとこのツインテールの少女とショートカットの少女はいいコンビだなとも思う。

 

「べつにいい。それより、始めて会って名乗りもなしか?オレは名乗ったぞ」

 

「ハッ!ティアナ・ランスター二等陸士であります」

 

「同じく、二等陸士のスバル・ナカジマであります!」

 

「三等陸士のエリオ・モンディアルであります!」

 

堅苦しい挨拶をする三人。こいつらがフォワード部隊ね~

 

「ん。じゃ、オレは向こうに行く」

 

「やっぱり、一緒に…」

 

「キャロ、お前たちはチームだ。チームはお互いをよく分かっている程いい動きをする。なら、コミュニケーションの場は重要だ。細かいくせが見える時もあるからな」

 

「だったら、なおさら…」

 

「オレは上層部から、独自行動、及び判断の許可を得ている。寧ろ邪魔になる」

 

そう言った瞬間に四人は嫌な顔をする。まぁ、キャロはちょっと悲しそうな顔だが。

 

「と言うわけだ。オレは1人で「そうはいかんで」…なに?」

 

声がした方を見るとそこには腕を組んでドドーンと言う効果音がありそうな感じで八神はやてがいた。

 

「これは八神部隊長、何のようでしょう?昨日の件はもう話したはずですが?」

 

「やっぱり、協調性ゼロやな」

 

「それが何か?そんなもの、オレには関係ない」

 

すでに火花がお互いの間にたっているだろう。フォワードのメンバーも周りの局員もおびえている。

 

「まぁ、たしかに。けど、それでもみんなとの食事とコミュニケーションはとってもらうで」

 

「断る。オレには関係ない」

 

当然即答だ。俺の権限はクロノの名で通っているが、実質はその上が許可をしているからクロノよりも上回る。

 

「いーや。その権限は今はないで」

 

 

 

 

 

ーーーーーはい?

 

「それは、どういうことだ?」

 

「この書類を見たところ、実戦と訓練を合わせた戦闘の自由参加、デバイスのメンテを含む管理の自由、戦闘時の独自行動の許可が細かく書かれとるけど、肝心の機動六課内での行動に関してはまるで書かれ取らん。つまり、今この権限は全く通用せん」

 

「そ、そんなのは、ただの屁理屈だ!」

 

「やかましい!穴をついただけや」

 

それをこの世では屁理屈と言うんだ!

 

「ともかく、ここ書かれてない以上は、上司である私の命令を聞いてもらうで」

 

「ぱ、パワハラだ!」

 

「至極真っ当なことを言っとるだけ、パワハラとちゃう!」

 

くそ、舐めてた!ここまで根に持つ奴とは!

 

「それじゃ、命令をするで。ちゃんとみんなと食事して、コミュニケーションを取ること!」

 

ギリギリと歯をきしめるがもうどうにもならない。ここ以外に俺が入れる場所もないし…

 

「了解しました、八神部隊長……(ちっ)」

 

わざと聞こえるよう舌打ちするのが精一杯の抗いだった

 

(ここじゃ自炊もできそうにもない。諦めるか…)

 

今日は始まったばかりだというのに、ほんと、やれやれだぜ。

 

 

 




はい、ロスティの本名をだしましたスライブです。
感想、意見があればよろしくお願いします。

あと、次回からもっと遅くなると思いますが、がんばります。
はやく時間を自由にしたいです。
次回にロスティのデバイスとロスティの設定をだします。
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