魔法少女リリカルなのはStrikerS /When I disappear   作:戦鬼

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最近、時間の使い方について教わってすごいと思いました。
自分の時間はもっと大事にしてみます

調子が良かったので予定より早くできました。


新しい武器

一週間前

 

「まさかこの制服をまた着ることになるとは…」

 

複雑な気持ちだ。

 

「うわっ!階級が一等陸尉だ。うれしー」←棒読み

 

「全然嬉しそうに聞こえないな」

 

服合わせをした後クロノの前にでる。しかし窮屈だ。こんなものをしっかり着けているといろんな意味でキツイ。第二ボタンまで外す。

 

「そのすがた、不良だぞ。見たままだな」

 

ほっといて欲しい。つか、別に管理局の為に生きてるわけじゃないし。

 

「さて、もうすぐ機動六課に配属となるが、皆と共に時間を過ごしてくれ」

 

「断ります」

 

すぐさまクロノの言ったことを拒否する。

 

「それだと君は…」

 

「一人は慣れてます。それに、万が一オレの真実を知ったらオレと関係を持ったやつにも、あなたにも影響を及ぼすかもしれませんし、何よりも、オレそのものが機密事項扱いなら、人付き合いはなるべく避けるべきです」

 

「そうかもしれないが…」

 

「迷惑は掛けてしまうものです。だが、俺の場合は最悪大迷惑になってしまいます。状況を考えてもそうするべきです」

 

「僕は、君になるべく普通に生きてほしいんだ」

 

クロノの言いたいことはわかる。だが、俺はもう普通という場所にはいられない。というか、

 

「管理局で曲がりなりにもいる時点で、普通とは言えないし、そもそも普通って言葉は人によって変わりますよ」

 

そう答えると、クロノは諦めてわかったと答える。まぁ、一人でもこの権限があれば大丈夫だろう。

 

………そう思ってた時期もあった。

 

 

現在

 

 

「よかったです。ロスティさんとお食事できて」

 

「そうかい」

 

隣でニコニコといい笑顔のキャロを見ながら食事を口へと運ぶ。まさか八神はやてという人物がこんな手を使ってくるとは思わなかった。ちなみに俺のことはロスティでいいと全員に言っている。

 

「で、お前らさっきからなに黙ってんだ?コミュニケーションをとるのはオレがいなくてもするもんだろ?」

 

「「「はぁ」」」

 

くそ、なんで誰も喋らないんだ。つかさっきから見てて思うが

 

「おい、スバル!お前なんだその大量のスパゲティは!」

 

「え?いや、いつもこのくらいたべますし、訓練も大変だし…」

 

「そういうことじゃない。そんだけ炭水化物をとるくらいならもっと野菜食え!六つの栄養をバランス良くとれ!六課の食堂の野菜はきちんとしてるから栄養もある。どう考えても偏りすぎだ」

 

そういってスバルの皿に野菜を入れる。

 

「きちんとした食事にしろ。人の体は口に入るもので変わる。病気のほとんどの理由は口から入るものが原因なんだ。逆を言えば、いいものを入れれば、強い体になる」

 

「は、はい」

 

「まったく…ん?なんだティアナ」

 

ティアナがクスっと笑いオレとスバルを見る。

 

「あ、いえ。なんだか栄養士のお父さんみたいで」

 

「べつに、オレは食事に興味があったから調べただけだ。もっとちゃんとした専門家にはかなわない」

 

この程度の知識は少し調べればすぐに分かる。説明しながら俺もサラダに愛用ソースをかける。

 

「ん?なんだ?」

 

と、全員の目がオレにくぎづけとなる。

 

「えーと、聞いてもいいですか?その、サラダにかけているそれは…」

 

「アフターバーナー、唐辛子凝縮エキスだ。エリオもどうだ?」

 

「遠慮します。というより、そっちの方が体に悪くないですか?」

 

「キチンとしたものをしっかり取れてるからいいんだ」

 

ウソは言ってない。これも本当のことだ。

 

「ロスティさん、辛いのが好きなんですか?」

 

「好きというより、刺激を感じるからだな」

 

それ意外に理由はない。

 

「あの、質問いいですか?」

 

「答えられる範囲ならな」

 

「ロスティさんは、ここに来る前はどこにいたんですか?」

 

いきなり答えづらいのがきたな。

 

「クロノ提督の元にいた。いろいろと世話になっているからな」

 

「管理局にはどのくらい勤めてるんですか?」

 

「なんでそんなこと聞くんだ?」

 

「いえ、私たちも最近この部隊に入ったんですけど、それまでロスティさんのことを聞いたことなくて。それに、純粋に同じ陸戦魔導師の上官ですから、いろいろ聞きたくて」

 

こいつ、オレのことを探ってんのか?……いや、確かにメンバーの中では一番頭脳派という点も含めても(・・・・)若すぎる。流石にこれは考えすぎだな。そもそもそういうの含めて、ここに配属されてるんだろうし。

 

「…一ヶ月半だ」

 

だから本当のことを伝える。クロノのところに以前いた期間とを計算すればこのくらいだ。と、四人の顔が変わる。

 

「い、一ヶ月半で、管理局の一等陸尉になったんですか!?」

 

ティアナは目を見開いて言う。まぁ、普通に考えたらありえないな。しかし、オレはウソはあまりつきたくない。

 

「運が良かっただけだ」

 

「でも、それだけの才能があるってことですよね!」

 

才能か。

 

「エリオ、それと他の三人にも言うが、オレに憧れとか羨ましいとか、そういったものを持つな。お前達の良さを潰す原因になりかねない」

 

「え、でも…」

 

「いいから、それより、この後訓練だろ?早いとこ飯食え」

 

そう言って止まっていた手を動かそうとすると

 

「しっかりコミュニケーションがとれてて、安心しました」

 

「キャロとエリオと仲良くなってくれてありがとうございます」

 

いつの間にか二人の隊長がいた。

 

「他の人たちともコミュニケーションとってください。シグナム副隊長やヴィータ副隊長も含めてあなたのことをよく思ってない局員はいますから」

 

「コミュニケーションはとりますよ高町一等空尉、ハラオウン執務官。けど、嫌う奴は勝手に嫌えばいいです。そいつらのご機嫌とりの為に俺はいるんじゃない」

 

「なのはでいいですよ。同じ陸と空と分かれていても階級同じですし」

 

「私もフェイトでいいですよ」

 

「………」

 

「どうかしましたか?」

 

「いえ、べつに。それより、なんであんた達はそう俺に構うんですか?普通は無視するところですけど?」

 

こんなにも考えていたことが上手くいかないなんて思っても見なかった。

 

「一人でいるのって辛いと思うんです」

 

「別に俺は…」

 

「その目はウソですね」

 

「なんで分かるんですか?」

 

「一人でいるさびしさは、少しは分かってるつもりです」

 

「それにさっきまでの様子を見ると、人付き合いが嫌いには見えませんよ」

 

やれやれ、この人達は

 

「………まぁ、勝手にそう思っていてください」

 

そう言って席を立つ。

 

「あの、この後の訓練に参加してください!見学でもいいので」

 

「俺が行きたいと思ったら行きますよ」

 

受け答えをしてこの場を離れる。できるだけ早く、気付かれないように。

 

「はぁーほんとやれやれ」

 

どうしてみんな、俺に構うんだか。

 

「さて、とりあえず届いたデバイスを見に行くか」

 

その時オレ自身も気が付かなかったが、瞳は泣いているような顔だった

 

 

【なのは】

 

 

ロスティさんの背中が見えなくなるまで見た後私はフォワードの皆に問いかける。

 

「 うーん、いろいろと疑問がありますけど、悪い人には見えませんでした。スバルやエリオに対しての気遣いをみた限りですけど」

 

「というより、独自行動の許可ってほんとうなんですか?」

 

エリオが疑問に思うも当然だろう。部隊に入るものとして、単独行動は常に自分の命も他の隊員の命もきけんにさらしかねない。

 

「そうみたい。書類はクロノ提督の名前が入ってたけど、実際はもっと上が容認してると思う」

 

フェイトちゃんの言う通り、クロノくんの権限だけここまで出来るとも思えない。

 

「でも、その権限があれば、べつにここにこなくてもやっていけたんじゃ…」

 

ティアナの意見も間違ってない。この権限を許可されたのと、機動六課に配属されたのも何かわけがあるに違いない。

 

「 あのー私も意見いいですか?」

 

スバルも言いたいことがあるのか手を上げる

 

「なんていうか、皆が黙ってたら自分で話し始めたのを見た後だと、無理して一人になりたがってるような気がするんですけど」

 

「たしかに、わたしが最初にあった時もそうでしたし」

 

いずれにせよ、謎が多い。けど、わたしが、私たちは、絶対に彼を一人にしてはいけないということだけは確かだろう。何か彼にはそこはかとなく不安を感じる。

 

(大丈夫だよ、なのは。わたしや、はやても協力するから)

 

わたしの不安が伝わったのか、フェイトちゃんが念話で声かけてくる。

 

大丈夫と返してわたしは考える。彼と共に戦えるかどうかを

 

 

【ロスティ】

 

 

デバイスルームについた。さてさていよいよオレのデバイスとやとご対面か。

 

「失礼する」

 

「あ、お待ちしてました」

 

「おまえは?」

 

「メカニックデザイナー件、機動六課通信主任の、シャリオ・フィニーノ一等陸士です。本局からとどいたロスティさんのデバイスをこちらでお預かりしています」

 

と言って彼女が手を向けた先には大きめの銀のアタッシュケースが置かれていた。

 

「鍵はお持ちですか?」

 

「あぁ、持ってる」

 

ここに来る前にクロノから渡された鍵を使いアタッシュケースを開ける。

 

「へぇーこれがオレの」

 

中には黒い螺旋が描かれたガントレットが両腕分入っていた。早速起動するとしよう。

 

「起動動作、スタート」

 

〈起動動作スタート。音声確認、マスターネーム、ロスティ・ゼロ確認。第一動作完了。第二動作に入ります。腕に装着して下さい〉

 

言われるまま、デバイスを腕につける。すると

 

〈装着確認、リンクを開始します〉

 

「!、なるほどな」

 

「どうかしましたか?」

 

なんでもないと答え、起動動作に集中することにした。

 

〈リンク完了、最終起動動作に入ります。セットアップして下さい〉

 

「かまわないか?」

 

「はい、どうぞ」

 

「なら、セットアップ」

 

小さな声だが、聞こえるようにつぶやく。すると、足元に魔法陣が出現し、服装がバリアジャケットに変化していく。

 

〈全システム、起動を確認、おはようございます。リンクデバイス、コード0、メメントモリです〉

 

「これが、オレのバリアジャケットか」

 

その姿は元々の形状は肘より少し短いサイズのガントレットが腕全体にいきわたり、手首から肘にかけて五角形状の盾が両腕のガントレットと合体しており、服装は通常の管理局の量産デバイスのバリアジャケットににているが上半身は白く、黒い線がX状に背中と前に入っている。下半身は黒い袴のような形状である。

 

「オレの戦い方にあった物か」

 

〈はい。あなたの戦闘スタイルデータは入っております。お役に立てれば〉

 

随分と気前だけはいい。が、

 

「悪いが、おまえは壊すつもりで扱うからな」

 

「さ、さすがにそれは酷いような…」

 

「フィニーノ…」

 

「シャーリーで構いません」

 

…いきなり愛称OKとは、この機動六課には人見知りする奴はいないらしい。

 

「ならシャーリー、こいつとオレはパートナーじゃない。ただの武器と主人の関係だ」

 

「そんな、デバイスはAIとはいえ、心があるんですよ」

 

「武器には変わらない」

 

〈ワタシも、その考えにのります。ワタシは、マスターの命令が全て。ロスティ様の戦いをサポートし、チェックしていくだけです〉

 

「ほう、殊勝な心がけなことだ。なら、遠慮はなしだ」

 

「…わかりました。あなた方の関係には口を出しません」

 

シャーリーには理解できないだろう。それでいい。知る必要もない。

 

「でも、それとは別に、個人的にお話があります」

 

「?」

 

「デバイスに、せめてデータ記録用のチップを入れさせて下さい」

 

なぜいきなりそんな話になる。

 

「あー、おまえは、俺の権限について聞いてないのか?」

 

「いえ、しってますよ。私と同じで、デバイスマイスターの資格を持ってることも」

 

「なら、必要ない。しつこいようだが、オレには独自行動の許可がある。他のメンバーと協力する気はない」

 

「やっぱりダメですか…メカニックデザイナーとしても、新型デバイス、リンク型について調べて見たかったんですけど」

 

なるほどな。

 

「どうやら、お前とは気が合いそうにもないな。今のうちに言うが、オレは科学者と薬を渡すだけで対策を教えない医者がこの世で一番嫌いなんだよ。分かったなら、そういう関係でオレには話しかけるな」

 

「うっ」

 

すこし言い過ぎただろうか。いや、ウソは言ってないし、これだけ言えばさすがに…

 

「いえ、貴方が拒絶しても、私は拒絶しませんよ!」

 

なんでだよ!?

 

「なんなんだお前らは。高町一等空尉も、ハラオウン執務官も、八神部隊長も、どいつもこいつも!オレにかまうなくらいなら、もっと他に時間をさくところがあるだろ!」

 

「その八神部隊長となのはさんとフェイトさんが、あなたを一人にしないようにと頼まれたんです。六課全員に言われたことではないんですけどね」

 

なんてことだ。あの部隊長と隊長二人はどういう頭してんだ?理解できない。

 

「はぁー。まぁ、オレは自分のすきなように生きるだけだ。無視しようが、どうしようが知ったことじゃないがな」

 

正直に言って調子が狂いっぱなしだ。なんでこんなことになるんだ?

 

「デバイスはオレの許可でも開示できないが、戦闘と訓練時のデータくらいはとっていいぞ。もちろん、デバイスの機能状況などのデータは見せられないから、映像のみだけどな」

 

「あ、ありがとうございます」

 

「ふん」

 

用事は済んだ。さっさと行くとするか。

 

 

【シャーリー】

 

 

どうしてあそこまであの人が他者を拒絶しようとするのかは分からないが、ハッキリしたこともある。彼は一人になろうとしてるだけで、寂しがりやなのだと。

 

「なのはさん達の言う通り。でも…」

 

なぞもやはり色々ある。あのデバイスについても、そして

 

「フェイトさんが言ってたことに関しては、全然だったな」

 

シャーリーはフェイトにロスティと自分の接点を探るようにも言われていたが、それに関しては話しに触れることもできなかった。

 

 

【ロスティ】

 

 

なんなんだ、なんなんだ、なんなんだ!ここに来てから自分の周りに呼んでもいないのに人が集まる。拒絶しているはずなのに!

 

「やれやれ。ほんとに…調子が狂う。シャワーでも浴びるか」

 

とにかくスッキリする為にシャワールームへ向かう

 

「あれ、ロスティさん!」

 

「ん、エリオか。何してるんだ?」

 

階段に座って誰かを待っているかのようしているエリオに話す。隣にはフリードもいる

 

「じつは、僕たちに新しいデバイスが支給されるそうなんです。あとは、皆さんが来るのを待っていて」

 

なるほど。女性の入浴とシャワーは長い。まぁ、これは仕方のないことだが。

 

「そういえば、そのガントレットは、もしかして…」

 

「あぁ。オレのデバイスだ」

 

「変わった待機状態ですね」

 

まぁ、それはそうだ。

 

「エリオくーん、ロスティさーん」

 

この声はキャロだろうと思い声がした方を見ると残りのフォワードメンバーがいた。

 

「もう今日の訓練は終わったのか?」

 

「いえ、新デバイスを頂いてから、また後で訓練です」

 

「そうか。…その訓練は俺も見てやる」

 

ポツリと言うと、四人は笑顔になり、

 

「本当ですか!」

 

「出来れば、僕達の訓練にも参加して鍛えて下さい!」

 

「色々と勉強させて下さい。ロスティさんみたいな才能に溢れた人が教えてくれれば、もっと強くなれますし」

 

「ティア、すごい積極的!でも私も気持ちは同じです!」

 

とそれぞれ言ってくる。なんでそこまで喜ぶんだ?

 

「気が向いたらな。とりあえず、見るだけだ。教えてもいいがオレが教えれるかは、高町一等空尉に確認を「いいですよ」とらな…ってそんなアッサリと決めていいんですか?高町一等空尉?」

 

「なのはでいいですって。それと、模擬戦なら教える人が変わってもいいですし、丁度新デバイスのテストにもなりますし」

 

この状況ではいまさら断れない。口は災いの元とはよく言ったもんだ。

 

「わかりました。とりあえず、シャワー浴びてからで。そちらもデバイスを取りにいく必要があるでしょうし」

 

「はい!また後で」

 

満面の笑顔で彼女は言っていた。

 

 

シャーという音が響く頭から温かい湯がかかり気分がリラックスする。

 

「何やってんだよ、オレは…」

 

この状況は、オレが引き寄せたとでもいうのか?一人でいよう思っていても心の奥底では人を求めてるのかオレは?

 

(なにを考えてる)

 

そうだ、こんなの求めちゃいけない

 

(人は皆同じだ。クロノでさえそうに…)

 

そうだ、あいつも…って

 

「なにありもしないこと自問自答してんだよオレは。二日目から色々ありすぎて思考が混沌化してきてるな」

 

訓練は見るだけ見て休もう。正直、今日は疲れた。精神的に。

 

「そうと決まれば、さっさと訓練を見て」

 

とそこにアラートがなり出した。

 

「出撃か。こりゃ、高みの見物ができそうだ」

 

そう思い悠々とシャワールームを出る。こういう時にこの許可が役に立つのだ。

 

 

【なのは】

 

 

初出動の令がでる。レリックを乗せている列車がガジェットに制御が奪われている。内部にもかなりの数、援軍の可能性もある。けど、放っておくわけにもいかない。急いでヘリに向かいながら念話でロスティさんにも呼びかけようとするも、なにもかえってこない。しかたがないか。ミッションに参加するのも彼が決めれるんだから。諦めて、次にヴァイス君に念話で連絡を取る。ヘリの準備を聞く為だ。

 

《ヴァイス君、ヘリは大丈夫?》

 

《あぁ、なのはさん。ちょうどよかった》

 

どうしたのだろう。ヴァイス君の様子がおかしい。

 

《ヘリはいつでも出れるんですけど…》

 

《けど、なに?》

 

質問すると同時にヘリに入ると

 

《助けてください》

 

という悲痛な言葉が入る。そしてそこには

 

「遅かったですね、高町一等空尉」

 

背もたれをし、腕を組んで、見るからに不機嫌そうなロスティさんがいた。

 

「ど、どうして?」

 

「その言葉、ここにいるヴァイスも言いましたけど?そんなに俺が居たらおかしいですか?ミッションには絶対出ないって言った覚えもないですが?」

 

確かにそうだけど…というか、こんな状況かの中で二人きりだとヴァイス君が助けを求めるのも当然だ。ものすごくホッとしているのがよくわかる。

 

「それとも、オレが参加しない方がいいんですか?」

 

「いえ、協力、ありがとうございます」

 

「…やれやれ。オレは空戦はあまり得意じゃないんで、列車の方に回ります」

 

「はい!新人の皆を頼みます」

 

「あなたが教えてるなら、このミッションくらいなら大丈夫でしょうけど…まぁ、余裕があったら手助けくらいはしますよ」

 

やっぱり、フォワードの皆が言ったとおり、いい人だ。私はミッションに集中することにした

 

心配だったけど、きっと、大丈夫。そう思いながら。

 

 

 

 

おまけ・なのは達が来る前

 

「よう、お前がヴァイス・グランセニック陸曹か」

 

「あ、はい」

 

「そうか」

 

不機嫌そうに足をコツコツと鳴らしている。

 

「あ、あの~」

 

「あ?」

 

ものすごい顔で睨まれ

 

「いえ、なんでもないです!」

 

その後、なのは達が来るまで視線で人を殺せそうな目をしたロスティと無言でいると

 

「おい、なんか喋れ」

 

と無茶振りをしてくる

 

(早く誰か来てくれー!!)

 

その後しばらくしてなのは達が来てことなきをえた。のちに彼は語る。今までのどの任務より怖かったと

 

 




名前 ロスティ・ゼロ(偽名)
   
   本名はあるが管理局内でその名前を知る人物は数えるほどである。

魔導士ランク 不明

   本人が明かさず、しかもサーチもできない。

性格 一匹狼………のふりをした寂しがり
  
   基本的に一人でいようとするが、他人といる時は沈黙に耐え切れず、いきなり変なことをしゃべりだす
   また、ウソが嫌いである。口癖は「やれやれ」

趣味 気になったことを調べて実行すること

調べ物がすきで色々と調べている。その知識で料理や政治、武術についてもある程度詳しい。


デバイス 盾形 名称メメントモリ 待機状態はクローブ
   
   両手のグローブに一体化している五角形の盾。基本的にそれで防いだりそのまま殴ったりする。
   いくつかの形状があるが詳しい能力は不明
   また、ロスティのスキルを使うためデバイス起動時は彼とリンクしているという
   
経歴 不明

   ある二つの事件を起こしているが片方は冤罪である。六課就任前はある施設で実験を受けていた
   しかし詳しい経歴は不明である

レアスキル ???
   
   本人曰く、あまり使いたくない。








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