これは、ある35歳独身無職の男の物語である。
---イッチャン大陸---
一人の男がある廃家の前に立っていた。
名前はあるのだが、彼はチンクルと書かれた木札を会う人に見せるのでチンクルと呼ばれていた。
彼は半年前まで都会に住んで居た(正し立地は電車が通る橋の下の柱の家)
ある日の深夜、彼がテレビを見ていると突然モテモテになる本と言う番組が流れ即座に購入を決意、電話をしたその日に本が届いた。
チンクルがその本を開くと突然渦が出現し本の中に吸い込まれてしまった。
その世界はテレビで流れていた本の内容と同じ世界だった。
最初は戸惑うチンクルだったが、様々な出来事や死等そして仲間と共についに国の中心にたどり着く。
しかし、そのシティで彼は自分が生贄の為に呼ばれた事を知る。
それでも彼は仲間と共に魔女(マジヨ)を打ち倒し野望を阻止した。
だが、彼はこの世界から元の世界に帰ってしまう。
仲間達、そして彼に恋した女性達は大いに悲しんだ。
だかチンクルは、薄々気づいていたのだろう。
これは夢だと。
だからこそ彼は帰ると告げたのだ。
ダンスの相手にそっと、帰ると。
その後、彼は都会を出てある場所に向かった。
傷心旅行と言う訳では無いが、今のチンクルは何をするべきなのか解らなかった。
彼は何がしたいのか、それを探しに先祖が住んでいた大陸に着たのだった。
尚、彼には連れ添いが居た。
チンクルの飼い犬で名前はワンクル
薄茶色の犬だ。
そんな1人と1匹が目の前にある廃家に入っていく。
もっとも廃家と言えどただ単に草が覆っているだけで建物自体が劣化している訳ではない。
さらに驚く事に内部もまるで新品の様な内装だった。
チンクルはその事に驚きつつも中を調べる。
すると、1つの紙を見つけた。
内容は、先祖の妻の手記だった。
どうやらこの家は当時の妻が掛けた魔法により新品同様に保存されてるらしい。
おまけに材料も1日10個も備蓄されていくと言う優れものだそうだ。
ただこの備蓄魔法は住人が居なければ発動しないらしく、現在は10個しかない。
他には何か無いかと探していると、ある物を見つけた。
それは馴染み深い服だった。
緑のタイツ
あの世界で身に着けていた服だった。
そのタイツの上に日記が置かれていた。
先祖の書いた日記で、内容はある出来事が綴られていた。
それによると、先祖も騙されて生贄にされ掛けたらしい。
だけれど、妻の力を借りて打ち倒して億万長者になったらしい。
もっとも、貯蓄もしてなかったので財産は無い様だが。
かつての栄光を再確認した所で、建物が揺れ始めた。
チンクルはワンクルを抱え建物を出ようとしたが、揺れが激しすぎて旨く歩けない。
そして、建物事チンクル達はこの大陸から姿を消した。
気しくもその日、世界から忘れられた存在となったチンクル達。
彼等の新天地は、忘れ去られた者達が住む世界。
果たして彼に、どんな出来事が待っているのだろうか?
緑のタイツ チンクルでおなじみのタイツ 先祖の妻が掛けた魔法は無い