東方珍来流   作:牙の道化師

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投稿しないと活動報告書に書いたな、あれは嘘だ。

まぁ思いついたので。


~チンクルの過去話と気になる事~

~博麗神社~

 

3人は境内に座っていた。

 

あの後、チンクルは文の取材に答える事になり今しがた取材を終えた。

 

「は~、経った1日で存在感をアピールしましたねぇ。」

 

「どっちかって言うと、顔面のアピールをしただけよね。」

 

チンクルとしては複雑な感情ではあるが、自分の顔が凶器なのは理解している。

 

複雑ではあるのだが(大事なことなので2回)

 

そんなチンクルを他所に、文はメモを確認する。

 

「顔はまぁ兎も角、人間性としては問題無いお人ですね。子供と女性に優しくて紳士的で緑のタイツを履いた……。」

 

「どう見ても不審者です本当にありがとうございます。」

 

チンクルも否定ができないので、スルーしている。

 

「あやや、しかし何でそんな服を着ているんでしょうかね?余り取材とは関係無さそうだったので尋ねませんでしたが。」

 

チンクルは着る服が無かったと説明する。

 

先祖が残していた遺産は都会の役所から受け取った物だ。

 

都会の役員が来なければ、チンクルは先祖と関わりがある事を死ぬまで知らなかっただろう。

 

その遺産を元に都会に赴いたのだが挫折し、有り金を叩いて住家を購入したので着る服は買えなかった。

 

「なかなか苦労したんですね。」

 

「そんなに難しいの?」

 

チンクルは頷く。

 

人間関係・状況・運、それ以外にも色々とあるが結果的には上手くいかなかった。

 

その頃のチンクルは、まだ都会に適応できてなかったのも原因と言えるが。

 

「まぁ暗い過去は置いておいて、今を楽しむ事が大事ですよ。」

 

「あんたはネタさえあれば毎日が楽しいでしょうが。」

 

「あやや、記者としては当たり前な事ですね!」

 

「駄目だこいつ…。」

 

そんな会話をしていると、遠くの空に影が見える。

 

「あら、魔理沙かしら?」

 

「みたいですね。」

 

そして魔理沙が境内に下りてきた。

 

「おはようさん。」

 

「おはよう。」

 

「おはようございます。」

 

チンクルも挨拶をする。

 

「文じゃないか。その様子だとオッサンに口説き落とされたか?」

 

「そうなんですよー、清く正しく美しい私をチンクルさんが口説き落としたくなるのも当然ですね。」

 

『ねーよ。』

 

「酷いっ!?」

 

茶番もそこそこに魔理沙が口を開く。

 

「と言う訳で、オッサンを借りてくぜ。」

 

「何がと言う訳なのよ、説明しなさいよ。」

 

「だからさ、オッサンの魔法の品を何とかする為にあいつの所に行くんだよ。」

 

「おやそうなのですか?」

 

チンクルは魔理沙が贈り物を何とかしてくれる人を紹介してくれる事を話す。

 

「なるどほ。確かにこの贈り物が無いと危険ですね。」

 

「強者の殆どが女性だからねぇ。」

 

チンクルとしては死にたくないので、早く行きたい様だ。

 

因みに余談なのだが、チンクルは霊夢や魔理沙が生身で空を飛ぶ事に驚いてなかった。

 

後で霊夢が聞いた所によると

 

「自分も風船で飛んでいるとは言え生身で飛んでるし、それ以上に非常識な事に巻き込まれたから今更なんでもないらしいわよ。」

 

と言っていたらしい。

 

そんな余談を置いておき、いざ風船を膨らませ出発しようとするチンクルを魔理沙が呼び止める。

 

「ああオッサン、その前にある場所に寄りたいからそっちを優先しても良いか?」

 

チンクルは首を傾げながらも承諾した。

 

「サンキュー。」

 

「……その方が良いかもね。」

 

「ん?どういう事ですか?」

 

「私も気になる事があってね。魔理沙の寄りたい所に用があるから、その時に説明するわ。」

 

「はぁ……?」

 

文は要領を得ない感じだが、何かを察した様で

 

「なら私も行きましょう!まだまだチンクルさんには秘密がありそうですし。」

 

「本当に遠慮が無いんだぜ。」

 

「おやおや~?図書館から本を遠慮なく盗んでいく魔理沙さんが言いますか?」

 

「盗んで無いぜ、借りてるんだぜ。」

 

「人、それを盗みと言う。」

 

チンクルは風船を使ってくるくる回っていた。

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