東方珍来流   作:牙の道化師

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~緑の変質者 人里に現る~

~チンクルハウス~

 

昼食を食べ終え、これからどうするのかを決める事となった。

 

「で?あんたはどうしたいのよ?」

 

霊夢はチンクルにそう尋ねる。

 

チンクルとしては別にこの家があれば生きていけるので問題は無かった。

 

しかし、霊夢が言いたいのはそうではない。

 

「様は、元居た世界に帰りたいのかと言う事よ。」

 

基本、チンクルの様に外から来た存在を外来人と呼ぶ。

 

幻想入りする基本は忘れ去られる事だが、ある人物によって連れて来られる事もある。

 

そんな存在に対し博麗の巫女は外に送り帰す役割も担っている。

 

「うーん、オッサンの家の物には興味があったんだがなぁ…。」

 

「えーもう遊べないのー?」

 

魔理沙とルーミアは残念そうな声を上げる。

 

しかし、チンクルは首を横に振った。

 

「あらどうして?家族とか居るんでしょう?」

 

チンクルは身の上の一部を話した。

 

彼は先祖の残した遺産を使い都会に出て一旗上げようとしたのだが顔が駄目で長続きしなかった。

 

元々孤児でもあったし、先祖の事も都会の役所から連絡があったのが切っ掛けでもあった。

 

「……悪いこと聞いたわね。」

 

チンクルは気にしていないらしく気にしなくて言いと霊夢を諭す。

 

そんな訳で彼には戻る場所などなかったのだ。

 

「んーと、じゃあさ。幻想郷に住むなら人里に行ってみないか?」

 

空気を変える為に話題を変えた魔理沙。

 

「そういえば最近けーね先生に会ってないのだー。」

 

「いやお前一応寺子屋に通ってるだろ……。」

 

「そーなのかー」

 

完全に人事口調のルーミアであった。

 

 

 

 

そんなこんなで人里に向かう一行。

 

チンクルは風船を使い空を行く。

 

「……何かシュールな光景だぜ。」

 

「わはー」

 

「もう慣れたわねそれ。」

 

三者三様であった。

 

そうして人里が見えたので着陸するチンクル

 

里の中に入ろうとすると、里の門人に止められる。

 

「あー……そこのお方。この先は人里、そのような……その……えーとっ……。」

 

チンクルの顔面を見て口ごもる門番。

 

「大丈夫よ。こんな顔と姿してるけどまともな人間だから。」

 

「人間なんですか!?」

 

「いやまぁ、言いたい事は解るが失礼だぜ?」

 

「あ……すいません。」

 

「でもこんな顔を里の女の人が見たらやばいと思うのだー。」

 

「それもそうね……ねぇチンクル。あんたその顔で村とか入った時はどうやってやり過ごしたの?」

 

チンクルは鞄を見せた。

 

「なるほど、賄賂を贈って対話可能なまでに持っていくのか。お前も中々の悪だぜ。」

 

「あんたが言うな。」

 

「そーなのだー」

 

本日のお前が言うなスレは個々ですか?

 

「ぐ……。」

 

そんな事もあってチンクルは準備運動をする。

 

これから向かうは人里であり戦場……駆け抜けるは顔面凶器

 

イザァ……出陣!




最後はネタで締める。
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