ソードアート・オンライン 爆炎の剣士達   作:アクセル138

5 / 15
また、間が空いてしまい申し訳ありません。
今回おまけを用意しているのでそちらの方もよろしくお願いします!


ボス攻略!

このデスゲームが始まり4週間がたった。

今日、初めてのボス攻略作戦が始まる。

作戦前の最後の会議として先日と同じ広場での話し合いが終わり、迷宮区に向かっている俺たち44人は雑談を交えながら歩いたり、無言のやつもいたりといった状況だ。

途中2度戦闘になったがディアベルの的確な指示のおかげで被害は最小限に抑えられている。

気がつけばボス部屋前となっていた。

自然と皆の表情が硬くなっていく。

当然だろう、このゲームは100層をクリアするまで出られない上に、1度死ねばナーヴギアによって脳を破壊され現実の肉体も死ぬのだ。

その上初めてのボス攻略ということで失敗できないというプレッシャーが全員にかかっているのだろう。

5分という短いようで長い休暇時間が終わり、ディアベルさんがボス部屋の扉の前に立つ。

そして振り向き、ボス戦前最後の激励の言葉を上げる。

「皆!俺から言えることはただ一つ!…勝とうぜ!!」

そう言ってディアベルは扉を開いた。

 

赤、青、黄、緑と様々な色のライトエフェクトを帯びたソードスキルがボス、イルファングザコボルドロードのHPバーを削っていく。

攻略隊がボス部屋に入り数10分たった。

最初は皆、20メートルもあるボス部屋と、ボスの2メートルを超える体躯、血に飢えた赤金色に爛々と光る隻眼、そしてボスが装備している無骨な斧とボスのサイズに合わせた盾、そして背中の差し渡し1メートル半はあろうかというタルワールに、今までと違う異質な気配に臆した様子だったが、やがてディアベルの指示により、闘志を復活させていた。

そして今、ついにボスのHPバーが残り1本へと変わった時、事件は起きた。

全員が部屋のドアの前に集まりボスの変化を見届けようとした時急にディアベルが一人で走り出した。

リーダーの大胆な行動にその場にいる殆どが棒立ちとなっている中謎の違和感と、そして、キリトの驚いている様な表情を見て、俺はディアベルを追って走り出した。

筋力型の俺と、おそらく敏捷型のディアベルとでは、少し走り出したのが遅れるだけでそれなりの差がつく。

それでも俺は全力で走り出した。

だが、少し遅くボスの攻撃の一撃目がディアベルに当たっていた。

そして、確信する。

ボスの武器は曲刀ではない。

ボスが再び攻撃のモーションへと移る。ディアベルへの距離はまだ遠いが、間に合う!

そして、ボスとディアベルの間に割り込むように入り込み、ボスの切り上げを右手に装備しているライトシールドで防ぐ。

この盾の特徴は、とても軽く、装備していても殆どが動きの邪魔にならないこと、だが、その代わりにとてつもなく耐久値が低く、ボスの攻撃を防げるかどうかというところだ。

一応念のために装備していたが、こんな形で使うとは思いもしなかった。

俺は盾でなんとか防ぎきりボスがバックステップで下がるのを確認して、盾でを見る。

盾の表面は大きく削れており、ボスの刀が当たった部分は暑さがほぼ無いに等しかった。

一回持ってくれただけでもマシだろう。

心の中で盾に感謝の言葉を述べながら取り外す。

振り返るとディアベルは未だに放心状態で座り込んでおり、動いていなかった。

「なにしてる!さっさと全員ボス部屋から撤退されろ!」

「わ、分かった。みんな!撤退だ!HPの余裕がある人達はできるだけ残って撤退中の人たちの援護を!」

俺の言葉で我に帰ったディアベルは全員に指示を出すと武器を構えた。

「お前もHP大分持ってかれてるだろ!俺にはまだ切り札がある!俺が殿を引き受けるからさっさと引け!!」

ディアベルが何か言いそうだったがそれはボスの攻撃によってかき消された。

やがて撤退を始めたプレイヤー達を背に、ボスと1対1で向き合うことになった。

ああは言っておきながら、正直怖い…

心臓の鼓動が高鳴り、足が震えそうになる。

そんな俺の背中を誰かが叩いた。

「落ち着け!俺たちもいる!」

そう言ってきたのはサトさんだった、いつの間にかナギさん、ぺぃさん、グミさんもいる。

全員武器構えてすでに攻撃態勢へと移っていた。

感謝の言葉を述べようにもボスの攻撃が飛んでくる。

狙いはさっき攻撃を弾いたことによって俺にヘイトがたまっていた俺に向けられる。

地面スレスレからの切り上げに対応しきれず体が地面から離れる。

だが、1.5メートルほど飛んだところで急にしたから引き戻されその後のボスの追撃を受けずに済む。

ナギさんの方を見ると軽槍を逆さに持っていた、その先には俺の腰のポーチにはまっており、これで俺を引き戻してくれたのだろう。

「しっかりして!ボスの攻撃はコンボ型が多いはずよ!グミちゃんも早く前に出て!」

下を巻くほどの技術力に驚いているとナギさんからの指示が飛ぶ。

その後の攻撃は重槍とタワーシールドを装備しているグミさんが全て防ぎ、その間にナギさんとぺぃさんが攻撃しているといった、カウンターよりの戦い方、だった。

そうしているうちに後ろに引っ張られ至近距離からサトさんに話しかけられる。

「アクセルさん、あなたがさっき言ってた切り札って何ですか!?このままじゃグミちゃんのHPが持たないから使ってくれ!」

「分かった。」

そう言ってサトさんに指示を出すと残りの3人にも作戦を伝える。

切り札の内容に4人全員が驚いていたようだが、それしか方法が無い以上やるしかない。

俺は取り外した盾を左手にもつと投擲スキルを起動させボスの顔めがけて投げる。

盾は途中で耐久値に限界がきたようで空中で二つに割れたもののボスの顔へあたり、役目を果たした。

そうして稼いだ時間で左手の剣を持つ手に力を込める。

「ウェポンスキルオン!」

そう叫ぶと左手に握った剣から炎が出てくる。

もちろんこれは魔法などではない。

スキル名、エフェクトプラスFの名のようにただのエフェクトでしか無い。

だが、特殊スキルということもあって僅かながら効果はある。

一つ目はスキルを使っている間継続的に相手のヘイトを貯められる、更に相手からのヘイト値の割合が多くなる。

二つ目は目くらまし、うまく炎を操り相手の視界を塞げば相手の視界を奪うことができる、ただしプレイヤーにも効果があるので気をつけなければならない。

そうして炎を纏った剣を握りボスへと突っ込んでいった。

 

その後は全員の撤退が終わり、俺達もボスの目を眩ませながら下がり撤退は成功した。

全員一言も発することなく会議をしていた広場へと戻っていく。

ボスの武器の変化、リーダーが死にかけた、最初の突入でいきなり失敗した…

そんなことがあったせいで攻略隊全員の顔が暗くなっていた。

そんな中皆を励ましたのはディアベルだった。

ディアベルの言葉で全員戦意を取り戻したようで、ますます彼のカリスマ性に、驚いているとその日は解散となった。

俺はサトさん達にお礼を言った後雑談を交えながらその場を5人で離れようとした時、ディアベルに呼び止められた。

「アクセルさん、あの時君が助けてくれなかったら俺は、死んでいただろう、本当に、ありがとう!」

そう言ってディアベルは深々と頭を下げる。

礼は良いといったがそれでも頭を下げ続けるディアベルに何故か申し訳なさを感じながらも、消費したポーションを俺たち5人分頼んで無理やりチャラにした。

 

宿屋に戻りベッドに転がるとボスの攻撃を思い返す。

あの攻撃は今までどのモンスターも使ってこなかった。

攻略本を見る限り、βテストの時とはボスの武器が違ったのだろう。

エクストラスキルの類なのかと考えてみるがさっぱり分からない。

アルゴに聞こうかと思いフレンドリストを開くとそこにアルゴ以外に知ってそうなやつがいることを思い出し、そいつの予定をメッセージで聞くと明日の会議の時間には空いているとのことだった。

 

 

翌日メッセージで呼び出した人物を近くに座られディアベルの話へと耳を傾ける。

だが、結局ボスの武器のことは誰もわからないようだった。

そんな中俺ともう一人は立ち上がりディアベルの前へと向かう。

呼び出した人物は視線が集まることに緊張しているのかガチガチになりながらついてくる。

キリトが心底驚いた様な顔をしてこちらを見ている。

そうしているうちにディアベルの横へ着きもう一人が横に来たのを確認してから口を開ける。

「あー、えっと、取り敢えずこいつの紹介からだな、こいつはコペル。始まりの街で初心者への武器の使い方などをレクチャーしている、いわば教官みたいな奴だ。」

キリトの方へ視線を向けると未だに驚きを隠せないようだった。

他のプレイヤー達はなんでそんなやつがここにきてるんだと言いたげな雰囲気だった。

これ以上勿体ぶっても怒りを買うだけなので続きを言う。

「こいつが初心者相手に曲刀の使い方をレクチャーしていた時のそうだ、熟練度が100へ来た時のボーナス選択の中に…〈エクストラスキル:刀〉が含まれていたそうだ」

しん、と静まり帰った後、おおー!と大きな歓声が上がる。

ここにいるプレイヤーの殆どがあれの武器は刀か何かだろうと予想していたようで、これでボス攻略への希望が見えたことに喜びを隠しきれないのだろう。

「それで、こいつがある程度刀スキルを上げているそうだ、だからこいつに刀スキルのソードスキルを叩き込んでもらおうと思っているが異論はないな!」

「よ、よろしくお願いします!」

ねーよ!などというほぼ叫びに近い返答を全員が返しておりそれから1日、コペルはソードスキルを使い続け、攻略隊の全員がソードスキルを覚えられたようだった。

 

そして、その次の日、二度目のボス攻略が始まりの、コペルに教えて貰った情報もあり、特に苦戦することなく攻略は、終わった。

そのまま終わればどれだけ良かったのだろうか…

 

「なぁあんた」

そうやって話しかけてきたのは同じc隊の曲刀使い、リンドだった。

その顔は何か嫌なものを見るような顔だった。

「あんた、βテスターじゃないのか?違うってんなら答えてくれよ。あの時、どうしてディアベルさんに向かっていくソードスキルを完璧に防げた?刀スキルがプレイヤーに取得出来るとどうして分かった?なぁ、答えろよ!あんたはただ、ディアベルさんを助けて英雄顔したかっただけのβテスターじゃないのか!?」

予想外の質問に硬直してしまう。

周りを見れば疑いの目は俺にいくつも向けられていた。

そういえばそうだな

でも攻略本はβの時のやつだろ?

それなら情報屋もクロだ!

そんな言葉が出始める。

さすがにエギルたちが黙っていられなくなったのか口を開く。

「おい!お前ら…」

「ふはははははは!」

そう言った言葉を遮ったのはキリトの笑い声だった。

キリトの方を向くと奴がボスから手に入れたらしいコートを装備して全てを見下すような顔をしている。

「そいつはβテスターじゃないぜ、そいつのはただの偶然さ、ボスの情報もβのままだ。なぜ分かるのかって?そんなの簡単さ、俺がβテスターだからさ!俺はβテスト時代に誰も来れなかった層まで一人で到達した。情報屋なんか、目じゃないほどにな!

いや、やっぱ俺を元テスターみたいな素人連中と一緒にしないでくれ!

あんな、レベリングのやり方もわからないような奴らなんかよりもあんたらの方がよっぽどマシさ!

俺の方は、そうだな…ビーターとでも読んでくれよ。

俺はこのまま次の層へと向かうが、ついてきたけりゃ所見のモブに殺される覚悟でこいよ!」

そう言ってキリトはボス部屋の奥の扉へと向かっていった。

その後はキリトの発言によって俺の疑いは晴れたもののなんとなく嫌な気分のまま街へ戻ることになった。

 

 

 

 

おまけ

アルゴの情報屋(主張版)

よウ!読者の皆!ここではこの二次小説の設定などをまとめて教えてやるゾ!

料金はそうだな…UAを増やしてくれるなら特別にタダにしてやル!あと、広めてくれるとおねーさん嬉しいナ!

取り敢えず始めるゾ!

 

アクセル(加賀 晶)

SAO開始時点で15歳。左利き

少し中央がツンツンとし髪型の痩せ型。

歯並びが悪くアバターなら歯並びが良いだろうと期待したがダメだった様子…

身長は160と低めで意外と気にしてる。

とある事情でSAOの真実を知る。

SAOに入ったきっかけは2人との約束を果たすため。

アバター

基本的に現実と変わらないが染料を使ったことで髪の先が少し赤くなっている。

メイン武器は片手剣

ステータスは筋力型

防具はキリトに近く、全体的に色は濃紺となっている。

防具の軽さで筋力型のステータスのバランスを取っている。

 

 

サト(佐藤 冬矢)

16歳 右利き

顔はかなりイケメンだがネット民

そのせいでコミュニケーション能力が低く残念な男

身長は170と少し高めでアクセルから身長寄越せとよく言われる。

ナギ、グミ、ぺぃ、とはネットゲームで知り合い意気投合する。

 

アバター

メイン武器は片手剣

ステータスは敏捷型

防具は軽めのものを選んで装備している。

 

 

ナギ(華宮 凪〕

16歳 右利き

落ち着いた雰囲気の女性とよく言われるが中身はサト達とよくバカやっているような人。

髪は腰まで届いており、伸ばしている理由が面倒だからというだけ。

これでもお金持ちの家のお嬢様らしい。

 

アバター

メイン武器は軽槍 場合によっては細剣も使う。

ステータスは敏捷型

防具は軽めのものを選んで装備しているが相手によっては少し重めのものも装備することがある。

 

グミ(栗石 拓也)

16歳 右利き

明るく、楽天的な考え方をするが頭の回転がいい。

意外と自分の考えや気持ちを抑えることが多い。

少し大人しそうな見た目をしている。

身長はアクセルよりも低くよく、それを嘆いている。

 

アバター

メイン武器は重槍 場合によっては両手剣、片手剣

ステータスは筋力極型

防具は重めのものを選んで装備している。

 

 

ぺぃ(五十嵐 鉄平)

16歳 両利き

顔立ちは良いものの誰がどう見てもバカそうな顔と言う。

細かいことが苦手な性格だがふざけ以外は何があっても仲間に手を上げない。

 

アバター

メイン武器は曲刀、刀 だが全ての武器を使える

ステータスはバランス型

防具は武器によって変えているので色々と装備している。

 

 

その他

 

最果ての…

全ての層の端にあり、レベルがその層のレベルの3〜10上となっている

その分レアアイテムが多い。

中でも注目なのが〈スキルスロット拡張権〉

最果てのダンジョンのモンスターからドロップするアイテムで使うと次、レベルが上がった時にスキルスロットが拡張される。

ドロップ率はその層の階層数÷2=ドロップ率となっており上に行けば行くほど取りやすくなっている

 

ウェポンスキル

武器に稀についていることがありついている武器をインゴットにして武器を作ると同じスキルを持つことがある。

 

 

最後に

なニ?この紙に書いてあることを読めばいいのカ?

この二次小説には生徒会役員共並、またはそれ以上の下ネタ発言が含まれます気をつけください。

って、これ最初に言えヨ!

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。