ソードアート・オンライン 爆炎の剣士達   作:アクセル138

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こんにちは!アクセルです!
今回は短編集?となっております。
あと、皆様の感想を見せていただければ、アクセルはとても嬉しいです!
皆様の感想をお待ちしております!(オイオイ


短編集

サトside

 

今でも考えてしまう。

あの時の選択は間違っていたんじゃないかと。

 

 

俺はあの日数日並んでやっと手に入れたゲーム。ナーヴギアとソードアートオンラインを始めるための準備をしていた。

ナギさん達とも連絡を取り合い、ゲーム内で会うことを約束し、サービス開始を待っていた。

そして1時ジャスト。

「リンク・スタート」

俺の意識は牢獄となるゲームの中へ取り込まれた。

 

 

あれから3日たった。

最初のアナウンスを聞いてから皆んな元気が無い。

特にナギさんなどは取り乱し3人がかりで止めるのがやっとだった。

それから俺たちは少ない初期金額とアナウンスまでの時間に稼いだコルで宿屋に篭っていた。

元々稼いだコルは少なく、2日しか借りなかったのだがこうして宿屋に居られるのは何故だろう。

だが、そんな考えもまぁどうせそのうち死ぬんだろうと考えるとどうでもよくなった。

そうしてる内に時間が経ちドアをノックする音が聞こえる。

反射的に警戒態勢に入るが相手が少しでもレベルを上げていればこちらに勝ち目は無い。

「おーい!俺だ!サト、開けてくれ」

声の主はぺぃだった。

こいつは定時になるといつもパンを持ってきてくれる。

ぺぃ曰く配給がされているようだ。

パンを受け取るとぺぃは嬉しそうに部屋を出て行き、他のメンバーにも配りに行く。

気がつけばもう7時、やることもないので寝ることにした。

 

ぺぃside

悪魔のアナウンスが終わり俺たちはそれぞれ宿屋の部屋を借りそこに籠ることにした。

一人になると考えてしまう。

このまま死ぬのか?

いつ出られるのか?

誰が終わらせてくれるのか?

そして、今一番の問題。

コルはいつまでもつのか。

4人で宿屋代など考えれば1週間と持たない。

他の3人を見ればフィールドに出て戦闘など出来ないことは明白だった。

…なら、やることは一つ。

俺は右手の人差し指と中指を揃え振った。

 

もう4日たつ。

外からの助けは未だにない。

しかし、助けなど最初から期待していないのでどうということはない。

誰かがこのゲームを終わらせてくれるまで俺はここでモンスターを倒し、コル稼ぎをするだけだ。

 

いつもより離れた森で狩りをしている中、今まで狩ってきたネペントと少し違うネペントがいた。

頭の上に付いている赤い玉。

あれが弱点なのだろう。

そうと決まれば先手必勝、曲刀のソードスキルを起動させモンスターの頭の上赤い玉を狙う。

カァン!

曲刀が赤い玉にあたる直前に別のものに阻まれる。

確認すると、それは短剣だった。

それを持った少年はとても悪意があるようには見えず、何らかの意図があったのだろう。

「っと、危なかったな。こいつの赤い玉を狙うとまずかったぜ。」

そう言いながら彼は身を翻し単発ソードスキルでネペントにとどめを刺した。

 

あの時助けてくれたプレイヤー名前はキクカイ〈kikukai〉と言うらしい。

彼もあのトラップに引っかかりそうになった時に助けてもらったらしい。

俺はお礼を言うとそのまま食料を買い宿屋へ戻った。

いつも通りの2人に食料を渡しグミの部屋に入った時だった。

「ぺぃ、俺にも手伝わせてくれないか?」

「へ?な、なんのことだ?」

いきなりのグミの問いに不意を突かれ適当な返ししかできなかった。

「今、食料を配布しているとこなんてどこにもないだろ?それにぺぃがいつも門の方から帰ってきてるの知ってるんだぞ。」

「そっか…見られてたのか…」

「一人で背負うなよ!同じアドリビトムの仲間だろ!?」

声を荒げて話すグミの声に俺は気づけば涙を流していた。

それからは俺たち2人でモンスターを狩ることになった。

 

サトside

俺はただ驚くだけだった。

グミとぺぃ、2人でモンスターを狩る事で俺たちの分のコルを稼いでいたらしい。

発見したのはナギさんだった。

気まぐれで窓の外を見たときに武器屋から出てくる2人を見かけたらしい。

フィールドに出るなんてバカなことだと思う反面、俺は申し訳なさも感じていた…

「なぁ、2人もフィールドに出ようぜ、いつゲームがクリアされるかわかんねぇんだしさ。」

「馬鹿言うなよ、俺は戦えないよ」

「あら、そうなの?私は行くけど」

え!?とナギさんの方を向くと、今までの取り乱した表情ではなく、一つの覚悟を決めた、アドリビトムの創生者の時と同じ顔をしていた。

「ほら、サトも早く!」

そう言って俺は、ぺぃに引っ張られながらフィールドに出た。

 

キクカイside

彼は強かった。

ただ成り行きでデュエルしたのは良かったが、ただ無駄に時間を使っただけだった。

負けた俺はただ悔しくて無茶なレベル上げをしていた。

そんな時、ネペントの実を破ろうとしたのを止めてくれたのもまた、彼だった。

彼はボス攻略に参加するらしい。

追いつけなかった事にすこし悔いがあるものの、2層のボス攻略には参加してやる。

そう自分に言い聞かせて、剣を握った。

 

 

アクセルside 過去編

「兄さん、なにやってるの?」

「ゲームを作ってるんだ、晶」

俺には兄はいない、今兄と慕っているのは10歳年の離れたただのご近所さんだ。

ただそれでも、小さい頃からずっと一緒で、兄と呼ぶのは、癖のようなものだ。

中1の冬、兄の家に遊びに行くとゲームを作る作業のうち、家でもできることをしているらしい。

ゲームのタイトルほソードアートオンライン、最近話題のフルダイブゲームの新作らしい。

「そのゲーム、俺がクリアしてやる!」

「そりゃ作る側として滅茶苦茶むずかしくしないとなぁ」

そんな冗談が本当になるとは、片時も思っていなかった。

 

兄は殺された。

その衝撃に耐えられず、俺はずっと部屋に閉じこもり泣いていた。

そんな時、俺宛の兄の遺書が見つかったらしい。

すがるように未開封の封筒を開ける。

内容は、兄の死の次に衝撃的だった。

ソードアートオンライン、そのゲームの真実…

そして、それを知った兄は殺された。

それから丸1日泣き、そして、俺は…

兄の部屋からナーヴギアとソフトを持ち出した。

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